絶望組でも偏差値60の学校に合格する方法
模試の話、塾の話

【中学受験】塾の勉強合宿は行くべきか?効果を最大限に上げるには?

こんにちは。中学受験100%ウカルログ管理人ことハンドレッドの友です。

夏といえば多くの塾で開催する勉強合宿。中学受験がネガティブに語られる際、よくよく例に上がるのはこの勉強合宿か、ハチマキ巻いて勉強する小学生かと思いましょう。

後者においては某塾のプロモーションの失敗とイジワルメディアのイジワル編集がすべてですが、前者の勉強合宿は中学受験を選択した保護者の中でも意見は分かれがちです。迷いつつ、しかし、子を行かせた我が家はどうだったのか?今回はそれを綴りたく思いましょう。

勉強合宿は塾の営業ツール?けれど、娘は行きたがった

 

小4のころでしたか、中学受験について書かれた本の中にこのような一文がございました。

「勉強合宿など行かなくてよろしい。塾の営業の一環に過ぎません」

ああ、そうか。なるほど。子の通う塾には4年時の合宿はございませんでしたし、中学受験を始めたばかりの親は素直です。勉強合宿=塾の営業ツールという刷り込みがすっかりなされました。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
おいおい、知らないやつが書いた本を簡単に信じるなよ。自分の頭で考えろ。

 

まったくもってハンドレッドの言う通りでしょう。わたくしはこの後、自分の意見を連ねますが、あなたはそれをすっかり信じなくてよろしいのです。わかりましたか?

 

さて、5年夏を迎え、通う塾から「勉強合宿のお知らせ」が舞い込みました。聞けば、殆どの子が行くとのこと。なおかつ、定員は当時の塾生よりも若干少なく、ぎりぎりの申し込みだと行けない可能性もあるとのこと。

これは、これは、これは。聞きしに勝る営業トーク。不動産販売の手口と似たようなものではございませんか。正確な料金は忘れましたが確か6万ほどで3泊4日。安いか高いかはともあれ、当初行かせる気はございませんでした。

そもそも、わが子の塾は夏期講習中も単元が進みます。要は選択の余地なくそこは取らねばなりません。合宿で時間を取られると通常授業の復習はおざなりになりましょう。

が、親の考えに反し、子はとても行きたがりました。「行きたい、行きたい、行きたい、行きたい!!」

どうして、そんなに行きたいのか。泊まるのはバイキング付きのホテル。2人1部屋。お菓子制限なし。ゲームの持ち込みも自由。夜はテレビ見放題。友達もみんな行く。

行きたい理由に勉強のひと文字は出てきません。とはいえど、魅力を感じるその理由には合点がいきました。塾の合宿は管理され慣れた小学生に斬新なのです。

学校のように持ち物制限があるわけではない、起立・礼があったり、背の順に並ばされることもない、給食を食べ残して怒られることもない。親はいず夜に友といる非日常感、なおかつ、ガミガミいう大人もいまい。

いいえ、最低限のルールこそあれど塾というもの、特にわが子の通う塾というもの、勉強さえしていれば基本的には自由なのでした。

余談になりますが、「勉強は嫌いなくせに、塾は楽しい」という子どもたちが一定数存在する理由はこの辺りにあるように思うのです。

中学受験をしなければ、小学生が夜の電車に親なしで乗る、夜8時過ぎ、授業の合間に友とお菓子交換をする、などというシチュエーションは普通は発生しがたいでしょう。自由と非日常の、行ったり来たり。そして、その最たるイベントが夏合宿、夏の勉強合宿なのです。

 

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
でもさぁ、その自由は長時間勉強のもとの保証だろ。ゲーム・テレビ見放題っても物理的にムリじゃろよ。

 

まったくもってその通り。勉強合宿、行ったが最後、1日8時間やら10時間の勉強が待っています。まだ5年生、長時間勉強には慣れていない子どもです。勢いに気おされ、行かせることにはしたものの、「来年は絶対に行かない!」と、帰宅後にはそうなるじゃろうと思っていました、わたくしも。

合宿の非日常感は勉強のモチベーションになりやすい

 

が。その予想に反し。

帰宅した娘は「楽しかった!」と言ったのです。前年に行った民間のサマーキャンプはふてくされて帰ってきたというのに。まだ5年生、この年の夏は友人ファミリーと海に行ったり、北海道に家族で出かけたり、イベントは盛りだくさんでした。が、休みが終わる頃、娘が言ったのは「塾の合宿が一番楽しかった!」でした。

 

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
まさか「娘が楽しかったから行かせてよかった」で終わらせるつもりじゃないよな。

 

まさか、そんなつもりはございません。

楽しかった理由を尋ねますと、「夜、お友達と一緒にテレビを見たのが楽しかった」と小学生らしい、知的さに欠ける答えが返ってきたのですが、その合宿で成績は上がりました。

日中はずうっーと授業、ホテルでの夕食後も食堂を自習室として開放。先生が待機して質問教室を開いていたそうですが娘もそこへ行きました。食堂はほぼ満席だったとのこと。

なんと真面目な生徒たち!!!

と思うのですが、これこそ非日常感のなせる業でしょう。塾で勉強するのは慣れてしまった、家で勉強するのも慣れてしまった、どころか家でなど慣れるも何もやる気がしないのが普通でしょう。

翻って、夜のホテル、煌々と明かりの灯る夜の食堂、飲み放題のジュース自販機があったりする食堂。部屋着みたいな恰好で勉強している子がいて、いつもはスーツの塾の先生が宇宙人の絵が付いたTシャツを着て問題を解いていたりするのです。

部屋にこもってゲームをするより、そこに混じりたくなる子が多くても不思議ではありません。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
なるほどな。そもそもバス乗って勉強しに行くって非日常感たっぷりだもんな。

 

旅行なら旅行、勉強なら勉強!どっちかにしろ、そう思う保護者の意見は否定しません。けれど、合宿での非日常感は勉強しない子を勉強させる、一定の効果あるのではないかなと思ったりもするわけです。

勉強合宿で大切なのはコースの選び方

子が通っていた塾は季節講習でも単元がどんどん進むため、夏の勉強合宿は数少ない復習の機会でした。特に算数のまとめテキストはたいそう使いやすく、合宿後もこれを繰り返し基礎は強固なものとなりました。

5年秋以降、子の算数が伸びたのは思うにテキストと合宿のおかげでした。通常の授業より合宿の方が成績アップには役立った気がします。

 

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
伸びたのね、自慢なのね。じゃあ、中学受験は合宿だけでいいんじゃん。

 

いえいえ、4年、5年と塾の授業は新たな勉強を教えるところです。新しい単元の習得なくして、合宿での復習も何もありませんでしょう。

ただ、季節講習そのものが復習にあたる場合。かつ、季節講習と合宿とも受講が任意の場合。わたくしだったら、合宿の方を選ぶかもしれませんね。要するに、非日常効果のより高そうな方を選ぶ、ということ。

もう一つ、大切なこと、合宿を受ける受けないよりもさらに大切なことはコース選択の在り方でしょう。

子が通っていた塾の場合、合宿に限って受講レベルを選択できました。5年時に背伸びせず、標準クラスを選んだことは勝因となりました。わが子と通常同じクラスながら、合宿にて発展クラスを取った子の母は「失敗した・・・。消化しきれなかった」と悔やんでおりましたので。

さて、一年後、6年の夏合宿も当然、娘はウキウキと再び出掛けていきました。

「楽しかった」。帰宅後の声は変わらない。しかし、この時は算数のコース選びを失敗しました。昨年の教訓をもとに背伸びせず、さらに基礎を固めようと「標準クラス」を選んだことは敗因となりました。5年から6年にかけ、娘の算数はやや苦手からやや得意くらいまでは変化していました。基礎はすでに固まっており、合宿中に出された問題はあまり間違えることはありませんでした。つまり、その点においては時間のムダでした。「出来ない」が「出来る」に変わる体験が乏しかったのです。

念のため。言われる前にハンドレッド、自慢のつもりはございません。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
別に・・・、オレは何も言わないさ。

市販の問題集でもそうでしょうが、自力で7割程度解けるものがその子の適正レベルと申しましょう。9割解けるものは自信にこそつながりますが、底上げは望めません。

子の場合、合宿で発展コースを取ったのなら7割どころか、4割、5割がいいところだったでしょう。けれど、ここで鍛えられたのなら、過去問算数であれほど苦労することもなかったような気もするのです。すべては仮定の話に過ぎませんがね。

 

さて、勉強合宿の総論です。

言えるのは「子が行きたい」というのなら合宿は行かせた方がよろしい。

「子が行きたくない」といっても「親が行かせたい」と思うのなら行かせてもよろしい。

ただ、どのレベルのコースを取るのかは慎重にした方がよろしい。

あるいは受けるコースが決まっている場合、その中身は何なのか、塾にしっかり聞いた方がよろしい。

 

勉強合宿の内容が、子にちょうどよいレベルであった場合、それが成績の起爆剤になることもありえます。ありえます。本当ですよ。夏合宿は塾にとっての営業ツール、けだし、非日常の勉強促進効果は受験生にとってそれ以上のツールとなりうるのです。

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20XX年2月1日、受験終了組のマザー。 偏差値60台を目指してるのに「志望校の合格可能性20%」「何回やっても過去問が取れない」「何か月やっても理科の偏差値40台」という絶望組のあなたにこそ読んで欲しいブログです。相方のハンドレッド先生は受験について何も知りませんが合格パワーだけは送ってくれますよ。