こんにちは。中学受験100%ウカルログ管理人ことハンドレッドの友ですよ。要望も多かったワーキングマザーの中学受験について、2度に分けて書いていきます。今回は送迎やお弁当などの「物理的な問題」編です。
おっしゃる通りのハンドレッド。
中学受験にがっつりハマると、なかなかできない「クールダウン」もしやすいですからね。何よりお金のかかる中学受験。ダブルインカムであれば多少のムダにも目をつむりやすくなるというもの。
そりゃそうでしょう。
「あれ、やんなくてもよかったな」とか「成績まったく変わらないんだけど。もしかして受けたの、ムダだった?」なんてことが絶対出てくる中学受験。
家計簿、つけたくなくなりますよ。
その点、お金に余裕があるか、どんぶり勘定式の性格大ざっぱな人の方がやりやすいでしょう。
さて、私自身、ワーキングマザーでした。自営業ゆえ時間の融通は利きやすかったものの、慣れるまでは結構キツキツ。しかし、慣れてしまえばなんとかなるのは世の常ですね。
時間のないママたちがいかに効率よく受験を進め、合格を勝ち取るか? 物理的な問題から考えていきましょう。
そもそも一人で塾に行けるのか?送迎問題
さて、新四年生は時期的にイマサラ感が漂うものの、入塾当初は勉強以前に以下の悩みが発生しましょう。
その1、 親がいずとも、塾にちゃんと行ってくれるのか?
その2、 夜の迎えをどうするか
その3、 お弁当をどうするか
働く母は入塾しばらくハラハラし通しとなります。友達と遊んで、時間を忘れてそのまま塾に行かないとかね。行ったと思えば、電車で乗り過ごしてしまって泣きながら「電話を掛けてきた」りね。
今日はパパのお迎えのはずが、30分前になって「どうしても残業!ごめん」みたいな連絡がきたりね。
お弁当作って冷蔵庫に入れておいたのに子どもが忘れちゃったとかね。「友達からもらったガム食べた」とか言われたりね。
そういう「あっちゃー」なことは何度かあると思いますよ。
もちろん、その瞬間はパニックにもなりそうですが、過ぎてしまえば「あの時は参ったわー」で終了する類のトラブル。ある程度、物理的な予防策が可能です。
したがって、「やっても、やっても成績が伸びない!」恐怖に比べると、のちの記憶はぼんやりしてくるわけですよ。
初期はサポートサービスに送迎を頼む母も
まず、その1に関しては入塾当初、送迎などのサポートサービスを利用しているお母さんもいました。
シッター&家事代行のキッズラインですとか、地域のファミリーサポートあたりでもお願いできるかしれません。割高にはなるものの、キッズタクシーとかでもね。
どちらにせよ、子どもは意外と早く慣れます。数か月もしないうちに1人で来れるようになるでしょう。
行く少し前にお母さんが電話をしたりね。「友達と遊んでて、忘れてそのまま行かなかったり」は、直前電話などである程度は防げそうです。
それは、また別の問題になりますからね。別の時に考えましょう。
迎えは夜9時。仕事もできてむしろラッキー
その2の「塾の迎え」に関しては、1人っ子の場合や上が大きい場合はさほど問題ないでしょう。塾は夜8時とか9時とかに終わりますから、それまで悠々仕事ができるってわけです。
個人的には6時や7時までにお迎えに行く保育園や学童よりも、夜がゆったりしたわけで。
本当にね。
特に6年になると塾ばっかり、になります。
長期休みも朝から夜までずっと塾。子が帰るまで仕事をガンガン進めるなり、勉強計画立てるなり、思いのほか有効活用できますよ。下にチビッ子がいる場合はその限りではないでしょうが。
なお、わが子は電車を使っての通塾だったため、4年生の間は塾まで迎えに行きました。送りもしてそのまま近くのカフェにPC持ち込み、塾終了まで仕事していたこともありましたね。
5年以降は塾まで迎えに行くことも少なくなり、自宅近くの最寄り駅で待ち合わせをしました。
これは多くの家庭でも同様のようで。授業の終わり近くになると塾前は保護者で賑わうものですが、5年になるとその数もめっきり減ります。
弁当作るのメンド―派はグッズから入るに限る
一方で、心配だったのがお弁当です。
塾によっては6年の夏期講習で昼と夜とのお弁当が必要になるところもありますね。そうなると、夏の間中、常に仕込みのことを考えながら生き続ける運命となりそうです。
これは苦しい。確かに苦しい。
うちの塾は二度弁こそありませんでしたが、そもそも私は料理が嫌いでね。
中学受験の一番のサポートは「ママの愛情栄養弁当!」みたいな雑誌の記事を見ますと、イラっとするクチです。いえ、正しいのですよ。非常に正しいことだと思いますがね。
ともあれ、嫌いなことはグッズに頼るに限ります。お弁当が必要になった時、最初に行ったことは気分の上がりそうなランチボックスを買うことでした。
ちなみに、子全員を東大に送り込んだ佐藤ママはお弁当箱を50個近く持っていたそうです。目的は勉強する娘の気分を上げるため。お弁当箱が日替わりならば楽しいだろう、という意図でしたかね。
収納に困りそうな数ながら、弁当の中身ではなく外観で勝負する、その発想は好みでした。
話を戻しましょう。
結局、通っていた塾は割合みんなテキトーのようでした。気合の入った愛情栄養弁当を持ってきている子は総じて少なく、ほっとしました。
近くのスーパーで惣菜を買って食べている子もいたそうでね。こう聞くと、大人は「可哀想」と思いそうにもなりますが、当の子どもにはそっちの方が好評だったり。何故なら、自分の好きなものを選べるから!
おっしゃる通りのハンドレッド。
聞いたところでは、都立中高一貫向けのenaでは日曜特訓の時にお弁当が付いたとか。全ての講座ではないようなので、試験的にやってみただけなのかもしれません。
広がって欲しいけど、あまり広がらないのはアレですかね。
「小学生に遅くまで勉強させる」うえ、「お弁当もママの手作りではなく市販品ですかい」みたいなところがネックになっているのでしょうかね。
鬼っぽく聞こえるだけで鬼ではありませんよ。そもそも中受は親のやること、盛りだくさんなのです。塾とお弁当屋さんが提携すれば、多くの中受ワーママは気持ちにゆとりができることでしょう。
「お弁当がないからサピックス(※逆に言えば授業終了まで食事にありつけない)」を選ぶワーキングマザーもいるくらいですから、確実にビジネスチャンスがあると思うのですよ。
と思っていたらば……追記。
FCNという栄養士さんが立ち上げたお弁当屋さんが日能研と提携しているようですね。まさに中受ワーキングマザーの悩みに応えるべく、同社社長に直談判した模様。
HPを見る限り、日能研以外でも配達してもらえる可能性はありそうです(ただ、塾側との交渉が必要になる気配あり)。
で、他にもいくつか。
塾弁 市進学院や神奈川の啓明館ほかと提携。
すくすく弁当 子ども向けの宅配弁当。塾などにも1人分から配達してくれるらしいです。
おっしゃる通りのハンドレッド。情報を送って頂いたお母さま、有難うございます!
あとね、もう一つ追記するとこの弁当本がラクです。中学入った子どもが(たまに)自分で準備するほどのラク弁さ。ご参考までに。
後編は「ワーママはどこまで勉強を見るか?」成績アップ編をお送りします。
↓こういう本もありますね。