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元・中学受験生がチョイスした本嫌いな子も楽しめる読書ガイド【国語力UP】

こんばんは、中学受験100%ウカルログ管理人ことハンドレッドの友です。

わが子は本屋に行くと『グレッグのダメ日記』やマンガのサバイバルシリーズをねだるような、今どきの小学生でした。

『本は無理に読ませるものではない』『名作ばかり与えられると逆に本嫌いな子どもになる』は世界中のセオリーです。が、しかし、娘の選ぶラインナップを見て「トホホな気分」に陥っていたのも事実でしょう。

「読書しないと国語の成績は上がりませんか???」でも触れましたが、わたくしは策を練りグレッグ一辺倒になるのを人工的に防ぎました。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
要するに親の見栄ね??

 

なんとでも、おっしゃい。言わせて頂けば情報量の少ない子どもに、情報量の多い大人が情報を与えるのは至って自然なことでもありましょう。

というわけで。

「親がトホホな気分にならず」「娘も気に入った」小説ガイドをお送りしましょう。ただし、紹介する本の全てをわたくしは読んでおりません。ですので、ガイドと称したものの、詳細なレビューなどは書きようもありません。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
やけに上から目線だな。

 

まぁまぁ。今回の肝は小学生チョイスの読書ガイドということです。実際には親のチョイスですが、その本を気に入った子どもというもの、あたかも自分で探し出してきたような顔をするわけですからね。

※『アエラウィズキッズ』春号でも小学生本特集をやっています。中受時代は毎回買っていた気ような。ちなみに、娘はこの手の教育雑誌がとても好きでした。


AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2019年 春号 [雑誌]

低学年におすすめのブックガイド

『大きい1年生と小さな2年生』

レトロな表紙イラストは残念ながら小学生のウケはよくありません。しかし、読み始めたら一気呵成です。簡単にいえば、気弱な小1男子の冒険と成長の物語。子には最初だけ読み聞かせましたが、その後は先が気になり過ぎたのか勝手に読破してくれました。わたくしも先が気になり過ぎて読破いたしました。

古田足日は『おしいれのぼうけん』や『ロボット・カミィ』あたりも良いですが、本作は茂木健一郎氏が未だに所蔵しているという小説。うちも例外ではなく、かつてあった児童書がメルカリやブックオフに流される中、いまだ本棚にありましょう。

『旅のはじまり (黒ねこサンゴロウ 1)』

続編を合わせて全10冊。シリーズものは1作目が気に入れば芋づる式に読書量を増やせるお得さがありますね。その分、本代はバカになりませんが、カバーイラストにしろ、旅や宝さがしなどのキーワードにしろ、元文学少女だった親の心をくすぐるに十分。ベタ好きな娘も大好きなシリーズでした。字が大きいので未就学児から読めますよ。

『エルマーとりゅう』

お馴染みですね。3冊シリーズです。こちらも未就学児から読めます。なお、幼稚園~小3頃までは動物ものを好むお子さんは多いでしょう。しかし、高学年女子ともなると動物離れが進み、等身大の小学生の話を好むようになります。今のうちですよ。

 

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
いったい何が今のうちなんだ。

「親が子に読ませたい本」と「子が読みたい本」は年齢が上がるにつれ、離れていくということです。正直、子が小さいうちは親の意見も素直に聞くってこともあるのでしょうが。

なお、この章で紹介するものは、小学初期と未就学時代に読んだ(読んであげた)本がごっちゃになっております。その頃、親が気に入り、子も気に入った本といえば、ほかに

『きつねものがたり』

『いやいやえん』

『小さいおばけ』

あたりでしょうか。

 

『ふしぎなテレビのいじわる作戦』

上記とは毛色が変わりますが、小1の頃、娘が好きで読んでいた本。テレビにばっかり夢中になっている少年のちょっとブラックなお話(最後はハッピーエンドですがね)。

ゲームがやめられない子にもよいかも。字が大きいので小1なら一人で読めます。


ふしぎなテレビのいじわる作戦 (文研ブックランド)

 

もう一冊。忘れてはいけないのが。

『小さい“つ”が消えた日』

読んだのは小2か、小3か。当時はあまり深く考えずに購入したのですが、これは子どもに絶対読ませてほしい話。大人が読んでもほろりときますし、娘もこの本が大好きでした。

登場人物は日本語の50音。音それぞれにキャラクターがありまして、主人公は小さな「っ」。促音の「っ」って地味な存在ですから皆にバカにされて家出しちゃうのです。けれど、日本語から「っ」が消えてしまうとどれだけ困るか?

絵もストーリーも可愛いですが、言葉の大切さがよくわかる本。「ッ」と「ツ」の表記が雑だったりする小学生にも読んでもらいたいところ。著者は日本語を学んだドイツ人ですが、日本語の魅力を再発見した気分になります。

すみっこのイラストにも癒されます。

『マジックツリーハウス』

なお、年長から小1の頃、娘は『マジックツリーハウス』も好きでした。これは小学生の人気者シリーズですがね。

マンガっぽいイラストは親の好き嫌いが分かれるところでしょうが、歴史絡みのエピソードも多いので低学年コースにして中学受験向き。18年10月現在、シリーズは44冊あるようなので一旦気に入ったなら読書三昧コースは完成しましょう。

『100さつ読書日記』
以下は読書感想文ノートです。モチベーションアップのためと本の表紙のノートが可愛くて購入。小学校3年から高学年用もあります。

小3~小4生におすすめ読書ガイド

『デルトラ・クエスト』

小3の頃、男児っぽい趣味だった娘は当時ついていたキラキラカード欲しさに購入。7つの宝石を巡り、少年が旅に出るお話。海外ファンタジーですが、展開も早く読みやすい。周囲を見る限り、男子の方がハマっていましたがね。何にせよ、ハマった子はこれで大読書大会がスタートしますよ。確か、続編を併せて17冊くらいありました。

 

『ぼくらの七日間戦争』

小3から小4にかけ、子どもが大好きなシリーズでした。シリーズ全体を通し、多いのが「悪い大人を子どもたちがやっつける!」パターン。いつの世でも子どもたちが好む王道ストーリーテリングです。ただし、同シリーズの『天使ゲーム』には中学生の妊娠・中絶が結構な描写で登場しますので、購入を見送りました。それ以外は危険はなさそうです。

 

『びりっかすの神様』

岡田淳作品も小学生の王道ですね。この本の主人公も小学四年生。テストでも徒競走でもビリになると“びりっかすの神様”が現れるという話。うろ覚えですが、主人公、その神様を見たくてわざとビリになったりするわけですよ。順位付けの意味とか、手抜きをすること、本気で取り組むこと、連ねると説教臭くなりそうなテーマを絶妙にまとめています。

 

『願いがかなうふしぎな日記』

これはタイトルだけで引きがあるでしょう。娘の大好きな本になりました。「書けば願いがかなうよ」と亡き祖母にもらった日記帳にお願い事を綴ると、本当に叶った!!

とはいえ、マンガちっくに次々叶うというわけではないらしく、主人公の男の子がそのために頑張る姿も良いらしいですよ。

 

『宇宙人のいる教室』

服装もなんだかヘン、流行りのテレビもゲームも知らない(詳細はうろ覚えです)、普通の子と違い過ぎて「宇宙人なのでは?」と疑いたくなる転校生との友情物語。個性や多様性を認めること、そこから生まれる絆などテーマは深いものの、ひとまずそこは置いといて。男の子のズレっぷり、純粋っぷりが際立ち、面白いし、先が気になる。途中、大人でもほろりときましょう。

『じっぽ』

『ジジきみと歩いた』

これも『じっぽ』や『宇宙人~』が好きな子向け。つまり、ほとんどの小学生が気に入ると思います。

ジジとは「ジジむさい」顔の犬のこと。なんとなく情けない気分になるそんなノラ犬を子どもたちだけで買うことになったーー。

「子どもたちで!」というのは王道の入りですが、1人減り、2人減りで結局、主人公と友人の優等生しか世話をしなくなり、やがて優等生の悲しい境遇を知る。「目に見えていることがすべてじゃない」は『星の王子様』以来、児童文学の主要テーマですが、本書にもそれがリアルな例で取り込まれています。

 

『ホームレス中学生』

ひとまず、中学生でホームレスになることの是非はおいておきますよ。芸人さんが書いただけに語り口は軽妙、“一人で公園暮らし”、このシチュエーションに冒険心をくすぐられる子どもは多いでしょう。ウンコネタも随所にあり、本嫌いの小学男子にも文句なし、最後まで読める小説だと思います。

『つぎ、なにをよむ?』

こちらはブックガイドですが、全頁カラーで子どもが選びやすい。「1、2年生版」や「5、6年生版」もあり、うちでは重宝しました。

小6までには読みたい本ガイド

どうやって児童書から文庫本にシフトするか?

さて、中学受験を考えますと、徐々に子どもの読書を児童書から大人向け(というか、大人も読む本)へとシフトしていかなければなりません。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
新潮文庫、読むみたいな感じ?

イメージとしてはそうでしょう。

けれど、子どもが小4の頃はそう簡単にシフトできるのか、想像しがたくてですね。小学生にとって文庫本って普通にハードルが高いわけです。「字が小さくて表紙もなんか地味!」とかね。

しかし、小6になると読書している時間はほぼありませんから、小5の間中になんとかしなくばなるまい。どうしたものかと。

が、意外となんとかなりました。児童書を購入の際、1冊くらい文庫本を入れるとかね。薄かったり、字が大きめのものをね。それ以前から児童書でも長め、字小さめの本をプッシュするようにしたりね。

少々文学っぽい作品を読んだ後には、痛快コメディ的なものを入れたりね。硬軟かわるがわる、みたいな感じです。

そうそう、角川つばさ文庫や青い鳥文庫などから、中受で出るような小説が発刊されていたこともシフトしやすい土壌になりました。

で、以下は小4後半から小5くらいまでに娘が読んで面白かった本です。読んだけれど「つまらなかったもの」「読み飛ばしたと思われるもの」は抜いてあります。

なので、小学生向けの他のブックガイドよりも敷居は低いのではないかと思います。

高学年が読みやすい長編小説

小学生はドハマりの設定!『9月0日大冒険』

8月31日「ああ、夏休みが終わってしまう……」と嘆いていた主人公が、31日と9月1日の間にある、9月0日の世界にGO! そこには同じクラスの人気者の女子や、やんちゃ男子もいた。3人は不思議な冒険ワールドに足を踏み入れ、助け合い、成長していくーー。

これはもう、設定からして「勝ち」。間違いなく、小学生の引きがあるでしょう。そう思って子に渡すと、案の定、夢中になって読んでいました。

作者は『宇宙人のいる教室』のさとうまきこ。この2冊が気に入ったら、他の本も探してみましょうかね。

 

『窓ぎわのトットちゃん』

『悩み部の栄光と、その慢心。』

放り出してもある時また読み出す?『ハリー・ポッター』シリーズ

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
本にもその子の旬があるからな
そうですね。うちではさすがに時期的に全巻読破とはなりませんでしたが。小4くらいで全部読んじゃうくらいなら、その子はもう、この先どんな本だって読めそうです。
なお、昔ながらの大型本もありますがコンパクトな文庫本がおススメ。文字も結構大きいですよ。

小学6年生の夏休み。やんちゃした罰としてプール掃除をキライなクラスメイトと2人でやる羽目になった主人公。「やな奴」と思っていた相手が、実は「いい奴」というストーリー展開は定番ですが、読ませます。

文庫本でも薄く、字もやや大きめなので取っつきやすいはず。

 

『永遠の出口』

中学入試御用達の森絵都の小説ですね。こちらは若いころに読み、個人的に「なんと凄い青春小説か!」と感銘を受けたもの。

育った子どもがこれを読み、これまた感銘を受けたりし、森絵都には頭が上がらない次第です。ちなみに一人の少女の連作短編(子どもから、だんだん大人になっていく)で小学生なら最初の3編くらいまででもいいと思います。森絵都はクラスメイツ〈前期〉 (角川文庫)あたりもおすすめです。

『かがみの孤城』

これは娘が中学に入ってから読んだ小説ですね。ですが、上記のような本が読めるなら小5でも大丈夫。長い話ですが、非常に読みやすいです。

ある事件がきっかけで不登校になってしまった中学生が、現実と鏡の向こうにある世界とを行き来できる設定。けれど、ファンタジー色が強いのは最初だけ。鏡の向こうにも、学校に行けなくなってしまった中学生のリアルがあります。ティストは現代の少しほろ苦い青春小説です。

本屋大賞を取っただけのことはあり、大人も一気読み。辻村深月はモノによってはちょっと暗いですが、ツナグ (新潮文庫)あたりもおススメです。

『もものかんづめ』

まぁ、こちらも紹介するまでもない、中学入試の定番ですが。

今回のブックガイドをご覧いただければわかるかと思いますが、娘の読書は小説に偏っていました。だからこそ、説明文で苦労したわけですがそれはまた別の話ということで。

さくらももこはほとんど唯一、小説以外で読んでいた本のような。たいへん、読みやすいですし、エッセイですから空き時間にさっと読める。諸々重宝していた本でした。

中学入試のブックガイド

以降は元中学受験生チョイスではなく、あくまで親の参考として。
ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
入試に出た本の解説本ね。
意外と種類は少ないです。
『中学入試読解問題でねらわれる!定番作品120』
『中学入試に出る名作100』
2冊とも発行年月が若干古いのが何ですが、「現代小説」以外の定番を知る一冊にはなるのではないかと。『中学入試にでる名作100』の方は該当作品の解説と実際の入試問題、出題した学校名などが2~3Pでコンパクトにまとまっています。
もちろん、こちらから気に入った本を探すという使い方もできますよ。
『読み出したらとまらない中学入試の名作』
ハンドレッド先生
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どれか一冊あればブックガイドとしても使えそうだ

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燃えるハンドレッド先生の友
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20XX年2月1日、受験終了組のマザー。 偏差値60台を目指しているのに「志望校の合格可能性20%」「何回やっても過去問が取れない」「何か月やっても理科の偏差値40台」という絶望組のあなたにこそ読んで欲しいブログです。相方のハンドレッド先生は受験について何も知りませんが合格パワーだけは送ってくれますよ。