今回は、中高一貫生(中学生)のための「おすすめ英語問題集」を紹介します。
いろいろやって、平均レベルだった英語の成績はとりあえず得意といえるレベルには成長したので。
中高一貫校の場合、英語の教科書は『NEW TREASURE』とか『PROGRESS IN ENGLISH』あたりが多いでしょうが書店で売っている市販の問題集は私立向けは少なく高校受験用ばかり。
結論からいって中一、中二くらいなら高校受験を睨んだ問題集で大丈夫です。習う順番も大きくは変わりません。
以下、入学準備の英語問題集から中高一貫向けのハイレベルな問題集・参考書まで。
後半に行くにつれ、問題集のレベルは上がります。高校受験で上位を狙うお子さんの参考にもなると思いますよ。
たくや式中学英語ノート1 中1 be動詞の文 (現在形) (たくや式中学 英語ノートシリーズ) | 「be動詞」「不定詞」など単元ごとのテキスト。 ねちっこさは市販問題集では最強。苦手単元を集中してやるのもよし。 授業動画あり。本文を見る |
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最高水準問題集 中1英語 (シグマベスト) | 良問揃い。 難関高校受験向けのコンセプトで 中高一貫生の愛用者も多い。この一段階上の「特選」とセット使いで 盤石のテスト対策に。本文を見る |
パナソニック CD語学学習機 SL-ES1-W | あるとないのとでは成績上昇の深度が違う。 頭出し機能などリスニング学習の壁を 取っ払ってくれる。大学受験まで使えるので 一家に一台を推奨。本文を見る |
東進オンライン学校 中学部 | ネイティブのお笑い芸人による授業は 大人でも入り込んでしまう密度。英語嫌いを好きに変えるオンライン講座。本文を見る |
【中学生のための Z会の通信教育】 | Z会の英語は教科書が「ニュートレジャー」なら 特におすすめ。添削はタブレットになっても強し。子の成績を上げた立役者でもある。本文を見る |
英検4級でも安心できない。中学入学準備のための英語勉強法は?
英語は公文などでかじったことのある子と、中学で初めて習う子とがいますね。
それがそうでもないのです。うちは、幼児期にやらせた以外はほぼ未習でしたが、落ちこぼれてはいません。相手が帰国子女でもない限り、越せない壁ではありませんよ。
逆に、少しかじってきた子ほど要注意なのです。
「英検4級持ってるのに中一でいきなり補習って……」とか「幼児英語に始まり小5くらいまでやってたのに、初学者に負けてるし!!」みたいな話は本当によく聞きます。
中学受験で1年でも空けば文法も単語も彼方です。子どもたちはとっくのとうに忘れているのです。
私立中高一貫、入学前にやっておきたいこと
まず、中学に入るまでに最低限押さえておきたいのは大文字、小文字です。「そんなこと、できてるわい!」という方は次の見出しへGO!
「アルファベットから教えますから大丈夫ですよ」という学校も多いでしょうが、どの親もその程度はやらせているわけですね。
ですから、ここはクリアしておきたいところ。問題集ではなく英語ノートに練習するだけでもいいと思います。
Z会 グレードアップワーク アルファベットとやさしい単語 (グレードアップシリーズ)
自分の世代は筆記体一辺倒だったのですが、今は学校でもほとんど使いません。私立の場合は筆記体をやるところも多いようですが、さらっと触れるか、夏休みなんかの課題に別途出される程度。
そうして、その後使うこともなし。
予習としてはブロック体が書ければ十分だと思います。
続いて、先取り系。紹介しておいてなんですがアルファベット同様、どれを買っても大差はない気がします。とはいえ、下記のようにCD付きの方が良い気はします。
初学者向けですが、一度習った子が「一気に復習する」用途にも最適。本来はそういう子が使った方がバリュー感はある気が。
というのも、この手のドリルは中一前半くらいまでの文法がギュッと詰まっていますが、量が少なく終わるのも早い。
あくまで立ち位置は「英語慣れ」目的ですから、やり終えた途端、「右から左へスルーする」可能性も高いです。
まぁまぁ。少なくとも中一最初の授業でついていけなくなる不安は消せますよ。「定期テストもバッチリだ!」とまではいかないというだけ。
ドリルを終えた後にノートに再度書き写す付属のCDを繰り返し聴くなどをすれば、一歩進んだ勉強になるとは思いますが。
なお、この先の問題集には星をつけていますが、上記はいずれも★★★くらいかな。
中学生の先取りと反復に使った英語問題集
「たくや式中学英語ノート」繰り返しやればトップ層は間違いなし!★★★★★
今思うに、先取り向けではなかったかもしれませんが、以下のシリーズの『be動詞』編は中一になる前に子どもが使っていましたね。
こちらはPCやスマホから解説動画が見られます。解説はかなりわかりやすく、初学者の子どもでもサポートなしでイケます。
動画で重要なのはその語り部だったりしますね。YouTubeに慣れた子どもは動画の解説者にイチャモンをつけたがります。
少なくともわが子はそういう面倒なタイプだったのですが、この著者のたくやには好意的でした。
ただし、1回分の動画は40分~1時間と長め。少しづつ区切ってやるのでもいいと思います。
1回の内容が「単語」や「文法」の解説に続き、練習問題として「穴埋め」「並べ替え」「疑問文への書き換え」「英作文」などがっつり系です。
特に「英作文」についてはこれほど豊富な市販の問題集はないですね。
こちらのシリーズ、中一だけで「be動詞」「一般動詞の文」「疑問詞」「現在進行形・助動詞・一般動詞の文(過去形)」と4冊あります。「WHATの用法が苦手」だとか各々の単元克服にも適しています。(※中3まであり)
ただ、難点というのか、人によっては利点というのか。最初の「be動詞」くらいはかわいいものですが、巻が進むにつれ難しくなります。
いや、難しすぎる。
中一の後半くらいになると以下のような英作文が登場します。
「私は野球の練習の後で母に電話をする必要があるのですが、電話を持っていないのです。―私のを使いますか?」
省略し過ぎです。
この後に紹介しますが、難度の高いとされる最高水準特進問題集
使い方次第ですね。
うちでは、最初は予習として使っていたものの、3冊目くらいからやり方を変えました。
「穴埋め」と「並べ替え」だけやるとかね。「英作文」はどんどんたまっていきました。
正直に申し上げますと中一の秋くらいから授業の進度も早くなり、ほぼ同時進行くらいになりましたよ。
ともあれ、易しい問題から難度の高い問題までを豊富に扱っているので、長く使えるシリーズであることは間違いないです。
ちなみに、うちは難度と量の多さにギブアップして一旦ここから離れたのですが、中二の頃だったか、娘の希望によりシリーズ復活いたしました。
娘「たくやの説明はわかりやすい。あの頃はメンドくさくて動画飛ばしたり、答え見たりもしてたけど」
中学受験の時もそうでしたからね(怒)。だから、中一の成績は並みだったわけですよ。今となっては自覚的になってきたことをよしとするしかないですが。
「くもんの中学基礎がため」&「英文法パターンドリル」予習にも落ちこぼれ脱出にも ★★★
続いて、もう少し易しめの、予習にも使える問題集を紹介しましょう。
タイトルそのままですね。くもんのこのシリーズは教科を問わず、基礎固めにおススメです。
特に英語と数学は入学前にこの問題集で予習する中高一貫生も少なくないよう。
ただし、初学の場合は親のサポートは必要かと。易しめですが、問題量は多いです。
もちろん、授業の復習にも使えます。英語は文法編のほか、単語・読解編もあります。
こちらもタイトル通り、お決まりの文法のパターン問題が続きます。
穴埋めとか並べ替えとかね。英作文も出てきますが、そのページを順に沿ってやっていけば出来るような構成になっています。
易しめかつ、シンプルな構成なので1冊終えるのもさほど時間は掛かりません。
英語につまづいた時もこの単純さが助けになりそうなドリルでもあります。
なお、中高一貫校の英語は進度が早いだけに「えっ!そんなとこ、引っかかるの・・・」みたいな落とし穴もありましてね。
Be動詞と一般動詞の現在形が混戦状態とかね。難関中学の子が平気で「I am play the guitar.」みたいな文を書いたりとかね。
これ、まったく珍しいことじゃないようですよ。
正直に言いますと、似たような現象を起こしましたよ。特に中一時にありがちなのは「応用が解けても基礎が解けない」とか……。
そういう大人には理解しがたい英語のつまづき時にもこのパターン問題は重宝するかと思います。
耳から入る予習編ー「99パターンでわかる中学英語文系の総整理」★★★
おっしゃる通りのハンドレッド。
書く系の問題集ばかり紹介してきましたが、英語は聴く&音読が大事ですね。
基礎英語をやらせる学校は多いですし、しっかりやればそれだけでも成績は上がるでしょう。うちはできませんでしたがね。
そんな向きには、中学の最重要構文がコンパクトにまとまっている一冊を。
中学で習う99パターンがまとまった1冊。CD付き。耳から入る学習になります。ある生徒は中一初期でこればっかり聞き、音読を繰り返し、英語がすっかり得意になったとか。
英語シャワーとまでいかなくとも毎日ちょっとずつ聴くだけでそれなりの効果はありそうですね。
学校の課題で忙しいとか、はたまた受験終わったばかりなのに予習をがっつりやらせたくない人にも向きます。
中高一貫生が授業と並行した英語問題集&参考書
続いて、うちが中一の授業と併用していたものです。
といっても、前述の「たくや式」も予習用というより、中途からはすっかり授業の類題練習用と化したわけですが。
「最高水準問題集&最高水準特進問題集」中高一貫生に間違いのない選択 ★★★★★
英語問題集の本命といえばこの2冊。ほどよい難度で中高一貫生にも愛用者は多いシリーズです。
同じように気に入っていた「たくや式」はより英語の実践向きという気がしますが、テスト対策ならこちらに軍配が上がりそうですね。
特に「最高水準特進問題集」は学校のテストや模試などにいかにも「出そう」な問題揃い。「発音」「イントネーション」「穴埋め」「並べ替え」「疑問文に対する答えを選ぶ問題」、バリエーションも豊富です。
昔ながらの地味さですよね。といっても2012年の刊行ですからそこまで古くはないのですが。(23年現在、新しくなっています。上記画像参照)
少し前はこんな表紙でした↓
難度に関しては、問題によっては「たくや式」の方が難しいです。
「最高水準特進問題集」は「最高水準」の上に「特進」なだけに、簡単なわけではない。けれど、手に負えないほど難しいわけではありません。まさに中高一貫生向けの絶妙な難度だと思います。
ただ、残念なことは版型が小さく、書き込みをしづらいということ。
割と1ページにびっしり問題が詰まっているタイプなので拡大コピーしてもそのままではやりにくい。うちでは結局、ノートに書いていました。
一方、「最高水準問題集」(写真左)はよくある問題集サイズで書く欄も大きいです。
基礎的な問題が半分以上なので子どもも取り組みやすいはず。といっても、このレベルでも意外とボロボロ落としたりしますが。
「最高水準」で基礎を固め、「最高水準特進」でさらに上を目指す、といった使い方でしょうか。
「中高一貫ハイステージ英語」開成中学の先生による参考書 ★★★★
これまた地味な見た目です。でもって、今回紹介する英語本の中で唯一の中高一貫生向き。
開成中学・高校の英語経論によるものですしね。Amazon見ても楽天見ても絶賛の嵐なわけです。
私自身、中学入学前にその情報はゲットしており、本屋に行ってチェックしたところ微に入り細を穿つ詳しさ!
ここまで詳しい文法の参考書はないはず。教科書の文法説明ってあっさりし過ぎですからね。
単語チェックもしっかりあるし、巻末に問題集もある。CDもついている。
が、娘に見せたところ……。
「うーん……」
そういうことらしいです。ぱっと開いたところ活字ばっか。私の世代の高校の参考書っぽいというか。要はそのレベルでも読み込めるタイプの子向き。
逆に偏差値60程度の中高一貫校ならそこまで詳しくなくともいいかなと。
が。それから1年後。娘が言いました。
「やっぱり、あれ欲しい。買ってもいい?」
そういうことです。要はその子に合ったタイミングがあるのだと思います。
「ハイステージ英語」は中一初っ端から取り組むには「ちょっとヤになる」細かさですが、学習が進むにつれ、授業そのものが「ちょっとヤになる」細かさになるのが中高一貫校です。
文法の細かい用法を親に聞いてきたりね。わかるわけないのにね。
そんな時にそっと渡すとよい参考書かと思います。
長文苦手な中学生に「中学英語長文」★★★★
さて、この後は分野別というのか。
娘は長文がどうにも苦手でした。長文っていっても中一、中二レベルなら目を見張るほどではないのですがそのレベルで苦手とは先が思いやられます。
そんな時に買ったのがコレ。娘が東進ハイスクールの安河内哲也ファンということもあり。
表紙、中身とも先の「ハイステージ英語」と比べるとユルすぎるほどの取っ付きやすさ。英語長文のあとに設問2つ、3つ程度。
大変よいコンセプトです。娘は多分、ダラダラとやっていましたが半分くらい終える頃には「長文の苦手意識が少し薄れた」と言ってましたね。
長文問題の後に同じ内容の穴埋めがあったり、音読があったり(CD付き)するのもいい感じ。
で、こちらは「中学英語長文 1(超基礎からはじめる編)」と上記の「入試長文がすらすら読める編」の2冊あります。
娘が購入したのは後者で中二の秋から冬にかけての使用。
適度な難易度だったらしいですが、超基礎編も「公立高校の優しめの入試レベル」らしいです。
なので、中一前期くらいだとちょっと難しいかもしれませんが、英語長文のつまづき対策にはおススメですよ。
リスニングにも効果大!英検テキスト★★★★
もう一つ。わが子はリスニングも苦手でした。
それでも「評価:並み」から「評価:優」くらいには成長したので、いろいろやった甲斐はあったのかと。
中学受験とは異なりだんだん親は何もしない、というか、したくなくなりますから、あくまでやったのは子どもですが。
ともあれ、リスニング問題集の中で娘が「これ、よかった」「点取れるようになってきた」と言っていたのは意外にも英検対策用のものでした。
英検には時間を掛けたくなかったので「7日間完成」ドリルを選びましたが、本番に近いレイアウト(要は余白も多く、びっちりって感じではない)で解きやすかった模様。
英語を得意にしたいなら、パナソニックの語学学習機は絶対買い!!★★★★★★
さて、ここまでご紹介した英語問題集。かなり気に入っているものもありますが、やはり英語の基本は教科書なわけです。
それは英語を3年近く勉強した娘の結論でもあります。「とにかく音読!」は前述問題集の安河内哲也氏が口酸っぱく言ってきたことでもありますが。
こういうおじさんが表紙になっている書物というもの、中学生女子は嫌がります。
娘も最初は気持ち悪がっていたのですが、読んですっかり安河内ファンに。やる気でますよ。
で、今どきの教科書、問題集というのは大概がCDつきです。教科書の場合なんかは封も開けずにそのままメルカリみたいなケースも散見されますが。
音読をするにあたり、本家の発音は大事ですからね。
でもって、当初はよくあるCDプレーヤーを使っていたわけです。
しかし、これが無茶苦茶使いにくい。英語CDというもの、トラック数が60とか120とかまであったりします。
聞きたい項目がトラック55とかだったりすると55回ボタンを押し続ける羽目になったり。
これではリスニング欲、音読欲がそがれます。そもそもそんな欲など初めからないとあって「英語を聴かず、読まず」でスルーする中学生が大量発生するわけです。
うちもしかり。どうにかしたく探し当てたのがパナソニックの語学プレーヤー!
大学受験まで(場合によってはその後も)余裕で使えますから費用対効果は悪くないです。結構、雑な扱いをしているにも汚れにくいのもありがたい。
英語に不安を感じている方は特におすすめの学習機材です。
東進オンライン中学英語:番組として成立しそうな面白さ★★★★★
さて、聴く・話す・読むと三方向から「攻めててるじゃん!」と思ったのが東進オンライン学校 中学部 の英語です。
コロナ禍での無料講座も話題になりましたが、現在は科目数が増えチャレンジの低学年並みの費用は発生します。何しろオンライン授業のクオリティがかなり高い。
ネイティブスピーカーと日本人の2人による進行で完全に「見せる授業」を意識してます。学習っぽい単調さがないんですね。
30分~45分とがっつり授業的な長さがありながらこの演出力はすごい。
率直な感想としては「耳が鍛えられる中学英語」って感じ。文法的な学びももちろんですが、これ1年間続ければリスニングや発音もかなり鍛えられるんじゃないですかね。
なおかつネタ的な話というか、記憶に残るエピソードも多いし。
「アメリカ人はBBQを『バーベキュー』ともいうし『ビービキュー』ともいうよ」みたいな現地ネタがあったり。
不定詞の名詞的用法(「I want to like to~」とか「I want to hope to~ 」)は「(likeやhopeやtryなど)前向きな動詞が入ることが多い」とか。
同じオンライン講座ではスタディサプリあたりが「ポイント解説ド直球型」(こちらもわかりやすいですが)なのに対し、東進オンラインは「途中で脱落させない」授業をかなり意識している気がする。
そんなお子さんのお眼鏡にもかなうんじゃないでしょうかね、これは。塾の授業をテレビ番組っぽくブラッシュアップしたというか。
東進オンライン中学の英語は、飛び級出来ないらしくて、初めから3年生で登録した(これはOKらしい)
今日、初回を受講してるのをのぞき見すると、先生方がすごいハイテンションで、明るい!楽しい!わかり易い!
本人も「面白かった」と好感触だった。— san-go (@oliveramandapig) April 5, 2021
今は中学3年分見放題になっています。やったね!テキストもすべてダウンロードできます。
東進オンライン学校 中学部
※14日間タダで試せる!資料請求でお得情報も
「速読聴英語トレーニング」で問題を解くスピードを最速で!★★★★
リスニング強化にもなりそうなのが、Z-netの「速読聴英語トレーニング」です。YouTubeを見ていっぺんで興味が湧きました。
通常スピードのリスニングでも「最初は何、言ってんのかわかんね!」
ですが、2倍速リスニングの後に通常バージョンを聴くとあら不思議。
「脳の可塑性(かそせい)」とやらを利用した英語学習らしい。高速道路なんかで景色びゅんびゅんの後、一般道路に戻ると景色がゆっくり見えるのと同じ。脳の特性を生かしたトレーニングを繰り返すことで、効率的な習得につなげると。
非常に直裁的な質問ですね。東京中心に展開しているZ -NET SCHOOLという学習塾の講座の一つです。主にアプリを使った学習でリアルもオンラインもあります。
Z -NET自体は小中向けの個別塾かな、HPを見る限り高校受験向けのような気もしますが、この「速読聴英語 脳科学トレーニング」講座は中高一貫生がやってもかなり面白いことになりそう。
おっしゃる通りのハンドレッド 。英語読解はもちろん、単語力の強化トレーニング、語彙や発音、先の2倍速リスニング、速く読むのに欠かせないスラッシュリーディングの習得方法も学べます。
速読聴英語では、意味の固まりごとに前から読み進める“スラッシュリーディング”の読み方を訓練し、読む時間の短縮を目指します。
速く読む力を身につけると、余裕をもって問題を解くことができ、さらに見直しをする時間も確保できます。
受講料は税込み月8580円。安いか高いかは人それぞれでしょうが、英語嫌い&英語苦手になりそうな子にはオンラインのお試し体験でも効果がありそう。
というのも、「わかるかもしんない!」の引き出しを広げてくれそうだから。
Z会の通信教育「中高一貫コース」英語(テキスト版:旧VS新バージョン)★★★★★
さて、中高一貫といえば、Z会の通信教育を思い出す方も多いでしょう。うちもやっていました。最初はニュートレジャー目的というのか。
進研ゼミの中高一貫コースの資料を見たけど、やっぱりZ会のプライム数学やニュートレジャーには対応してないね。やっぱりZ会一択かな。
— Sumi-Ruuun2026リトルくらぶ挫折したのでWに入塾します (@SuuMi_RUnn) February 23, 2022
娘の学校の指定教科書はZ会の『NEW TREASURE』です。こちらに沿った市販の問題集はありません。唯一対応しているのがZ会の通信教育。で、中一の夏前にスタート。
うむ。そうなのですよ。
新バージョンについては以下の記事の方がわかりやすいかもしれん。
うむ。うちが中学生の間に教材のコンセプトが変わり、その後、「3年分いつでも先取りOK、どこやってもOK」という大幅なバージョンアップとなり、今に至るわけですが。
わしの頃は毎月教材は届くけど先取りなんかできなかった時代。学ぶ順序は入れ替えられるけどいちいち電話しなきゃならんかった。
今はなきZ会の英語テキスト教材はどうだったのか
で、以下はわしの時代の話ですよ。毎月教材配達型なので、思い出せば、初回はいろいろ届きました。
文法参考書とかそれに沿った問題集とか、中一の頃は単語帳のスタンダード『中学版 速読英単語』も届きましたし。
初回ではなかったと思いますが、実技四教科の問題集ももらえたような。←これは今も届きます。
で、Z会の肝と言えば添削。←これも今のタブレット版にあります。
当初はほぼ添削しかないみたいな教材だったんですよ。
印象としてはほぼ「添削テスト教材」。あとうっすーい解説冊子みたいなのも入ってましたが。
まぁね、添削はめちゃくちゃ助かった。「中学受験は親が見ましょう」くらいのことを別記事でさんざ書いてきた私ですが、中学の勉強はほとんど子ども任せになってしまった。
となると、一番大事な「何ができて」「何ができないか」のフィードバックが心もとない。しかし、Z会はこの添削が細かくてね。注意ポイントに沿って学習すれば効率もいい。
やがて、リニューアルして添削は月に一度になりましたが、毎月の問題集兼参考書がこれまた良かった。親の子もこっちのバージョンのが断然気に行ってました。文法解説めちゃ詳しいし。
今はテキスト形式になってますが、レベルは現在のタブレット版にも引き継がれています。
映像素材も充実し、先取りOK、あとはネイティブ講師と月一回オンラインで話せる。メニューとしては今の方がボリュームはあるわな。
そう。ちゃんと順位の出るやつですね。子どもの学校では定期テストの順位が出ないのでこちらも参考になりましたよ。
いきなり使わない話ですかい。主に大学受験向けですが、サピや浜学園など中学受験塾のテキストも結構いい値で売れますよ。
モチベーションアカデミア 留学もできる塾?
塾になっちゃいますがモチベーションアカデミア
英語の授業では間違えてもすぐに指摘せず、本人が気づくように徹底的に誘導する。授業風景見ましたがロジカルですよ、ほんとに。
モチアカって、中受難関校御用達のSS-1と同系列といえば指導力の高さは想像できるでしょう。
でも、それだけじゃなく本当の意味で頭のいい子、もっと言えば就職にまで勝てそうな教育をモットーにしている。
IT講座あり、ディスカッション講座あり、短期留学ありみたいな。通常の個別も集団授業も両方ありますが、長期に学力を育てる中高一貫校の子はより向くのではないか。
で、ここの強みは「モチサポ」という独自の自習室ですね。自習時に常に隣に講師がいる。
集中力落ち気味の子に声をかけ、学習サポートし、改善点を指摘してくれレポートにまとめてくれたり。一人勉が苦手な子の最後の砦(?)みたいなシステムがあるのが嬉しい。
講師と生徒、生徒と生徒の距離が近い。あと一か月続けて「なんか違うぞ」って場合は返金制度がある。そんな塾、聞いたことないわなぁ。