中学生の勉強と生活

中学生の行動範囲はヤバいです。私立の小遣い問題にも「キィー!」となります

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こんにちは、ハンドレッドの友です。今回は中学受験番外編、中学に入ったら子どもの生活はどう変わるか? 「中学生の親離れ(行動範囲の拡大)とお小遣い編」をお送りしましょう。

さようなら。かわいかった子ども時代。

おっしゃる通りのハンドレッド。
「小学生」と「中学生」の日常は地続きではございません。

細胞が違うような気すらします。子どもの性格にもよりましょうが、個人的には一足とびで生活が変わった印象でした。

親が世界の中心だった時代は終わりを告げ、その中心は友達や先輩へと取って代わります。

行動範囲が広がり、遊び方が変わり、お金の使い方を覚えます。反抗期も本格的に始まるわで親にとっては報われにくい時期でもあります。

というわけで、
前回の「学校生活編」同様、新・中一生の保護者はもちろん、数年後にそれを迎える親御さんのご参考になれば、これ幸い。

【中高一貫校の生活編】毎週土曜日は学校です。意外と知らない人が多いその実態についてこんにちは、ハンドレッドの友です。今日は中学受験番外編、中学に入った後、子どもの生活はどう変わるかを前後編で見ていきます。 ...

中学受験の真っ最中でキリキリしているお母さんは「小学生の素直さ、扱いやすさ」を実感することができるはずですよ?

小学時代には想像できない行動範囲。中学生だけで原宿だって?

娘が小学生だった時、塾を除き子どもだけで電車に乗ってどこかに出かけるということはありませんでした。

友達と原宿に行きたいといえば、その親込みのグループで行くとかね。

友達と映画を見たいといえば、親が映画館まで連れてってね。その後、ママ同士でお茶しながら終映時刻を待っていたりね。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
なんか過保護な感じ。

自分の子ども時代を思えば確かにそうでしょうが、今では珍しくもないでしょう。

一方で、こうした暮らしが慣れっこであると想像がつかないわけです。中学に入った途端、「子どもだけでどこかに出かける」ということが。

小4か小5の頃でしたか、中一の兄を持つママ友からこんな話を聞きました。「休みの日はクラスの子とお台場行ってパスタとか食べてくるのよ。男同士だけどね」と。

その場にいたママたちは驚きました。驚いたというより、少しショックだったのだと思います。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
男がパスタ食って何が悪い。

いえいえ、私だって中学の頃はクラスメイトと街(※街=地方出身者にとって市内一の繁華街のこと)に出かけたりしていたわけです。

けれど、親というのは今の今、目の前にいる子どもを軸に考えるわけでね。成長した姿というもの、なかなか想像はつきません。

特に小5男子なんて、まだまだエンピツみたいな感じでしょう。

『妖怪ウォッチ』(※当時)に夢中だったイガグリ頭が数年後「お台場」に行ったり「パスタ」食べに行ったりするのは何かが違うような気がしました。

いやいや、うちの子がそんなチャラ男になるはずはない、みな内心でそう思ったことでしょう。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
パスタ食ったくらいでチャラ男扱いするなよ。

おっしゃる通りのハンドレッド。
うちは娘でしたが『妖怪ウォッチ』が好きだった一年後にはチャラチャラし始めましたよ。

小学校を卒業した春休み、「クラスの友達と原宿に行きたい」と言い出してね。子どもたちだけでね。

この時は却下しましたが、いつそれを許可するのか、その時はわかりませんでした。他のお母さんたちがどうしているのかも、よくわからないままにその日を迎えたわけです。

中一の6月頃だったか。娘は友達とふた駅先のイオンに出かけました。部活で使うポーチ買って、フードコートでお昼を食べてくる、とね。

家族で何度か行ったことはありますが、子どもだけで行くのは初めて。「こうやって段階を踏んで行動範囲が広がっていくのだな」と思ったものです。

が。

帰宅後。娘が持っていたのは『レピピ アルマリオ』のショッピングバッグでした。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
なんじゃ、そりゃ?

ティーン向けの洋服のブランドですよ。「ポーチ、買ってきた」みたいなことを邪気なく口にしていましてね。

が、この母をあなどってはなりません。母は知っているのです、『レピピ アルマリオ』がイオンにはないことを。この店があるのは都心部では「原宿か、池袋のみ」(当時)だということを。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
きゃー。

一緒に出かけた子のママに連絡しました。そのママもイオンに行くと聞いていたそうでね。ですが、娘に問うと、あっさりと白状しました。「だって、原宿行くっていったら反対したでしょ」と。

もちろん、叱りましたよ。
この時、子どもたちは「ウソをついた」ために双方の親に叱られたものの「どうして、ふた駅先のイオンはよくて原宿はダメなのか」はわからなかったはずです。

母たちにしても「イオンより原宿の方が危険が多そう」くらいな理由であり、ツッコミどころ満載なわけです。

「イオンのフードコート」はいいけど「お台場のパスタ」はチャラい、みたいな感覚的な問題でもあったわけです。

ああ、親離れ。中学生にとって母は壁紙か?

結論から言って、その後、「子どもだけの原宿」は解禁になりました。

中高一貫校の場合、生徒は方々から通っています。休みの日に合流するとなれば、どうしても繁華街方面にならざるを得ないという事情もありましてね。

さらに、夏休みになると「子どもだけのディズニーランド」も解禁しました。冬には「子どもだけの幕張メッセ」も解禁。

その間に「子どもだけの外食」はもちろん、「子どもだけの映画」も解禁、校則で禁じられていない「子どもだけのカラオケ」も解禁。

門限こそありますが、中一の間に日帰りならほぼどこへでも行ける自由を手にしたわけです。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
一年前はすべてダメだったのに。

まったくね。
結局、「他の子も行くから」という理由、「だから、今どきの親はダメなんだ」と言われるような理由で許可したわけです。

が、許可しておきながら、子の変わりようについていけないのは親の方。去年までは母同伴がデフォルトだったのに。

新しい人間関係が生まれ、同時に行動範囲が広がると、どういうことが起こるのか。

帰りが心配? それはもちろん。けれど、多分だいたい帰ってきます。子どもはスマホを駆使し、交通網には出不精の親よりずっと詳しくなったりするわけです。

大人に頼らず動ける自由と裁量を手にした彼らはどんどん親から離れていきます。反抗期も手伝ってね。

たとえば、ある時、母が言います。

母「日曜日、ママと原宿にでも行こうか?」
子「うーん、今回はいいや」

別の日に、母はまた言います。

母「次の日曜日、久しぶりにママとどっか行こうか?」
子「どっちでもいい」
母「用ないんでしょ。洋服でも見に行こうか」
子「うーん……、わかった」

しかし、土曜日になって言うのです。

子「明日、友だちと出かけるから」
母「えっ!ママと約束したじゃない」
子「そうだっけ? でも、明日は出かけるから」
母「何それ!ウソつき!ひどい、ひどい」

明日は子どもと「どこ行こうか」とウキウキ計画立てていたというのに、この理不尽に気持ちのやり場もなくなるわけです。

怒るほどに情けなく、みすぼらしい状態でしょう。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
気の毒にな。中受ではあれだけ並走したのにな。

ともあれ、小6まで母べったりでも、中一になった途端、「友だちが一番!」になります。
言葉は悪いですが母は時として壁紙ほどの存在になります。

その地位の暴落ぶりを考えないように、中受ブログ(なんだかんだべったりだった時代の思い出)を綴りたくなる母も出てくるかもしれませんよ!?

私立のお小遣いは? お金遣いが荒くなるはホントか

子どもの行動範囲の広がりにつき、もう一つ問題が生じます。お金の使い方が荒くなることです。

小学生の頃、遊び場は誰かの家か近くの公園でした。そこに金銭が介在する余地はございません。

しかし、中学に入り、休みごとに遠方の友と集えば、その度に交通費や食事代が掛かってきます。ディズニーなんて万単位です。

いったい全体祝い事でもあるまいに、彼らはどういうつもりなのか。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
私立ってやっぱり金持ちの子が多いのか。

そうでしょうね。

ディズニーあたりは年間フリーパス所有者もちらほら。「原宿でショッピング」なんて時に1万円札ポンと子に渡す親もいたな。

これ見よがしな「カネ、カネ、カネ」みたいな人はむしろいませんが「これ、高い!」「あれも高い!」「もっと安く!」「さらに安く!」みたいな話題はなんとなくしづらい気がしましょう。

ともあれ、わが家の場合、中二以降はディズニーなどの大枚かかるイベントはお小遣いを貯める、または、お年玉の範囲内で行ってもらうことにしました。

お小遣いに関しては中一の時は3000円、中二の時は4000円。周囲を見回すとだいたい平均的な額でしたね。

その他のバージョンでは月7000円だけどその中で全部やりくりしなさい、みたいなね。あとは、お小遣い制ではなく「その都度」お金を渡したりね。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
3000円だと月に1、2回出掛けたらなくなるよな。

おっしゃる通りのハンドレッド。

友達と遊ぶ時はお昼代を別途渡したりもしますが、すぐに足りなくなります。使用用途は交友費だけではないからです。親にとってはイライラしがちな趣味にハマるのもこの頃でしょう。

アイドルが好きでショボい推しメンタオル買ってみたり、握手会に行くためのCDを何枚を欲しがる子がいたりね。

女子の場合、「見た目第一」にもなってきてね、どう考えても必要ないのにプチプラコスメを買いあさる子がいたりね。

服やカバン、文房具みたらすぐ欲しくなる子がいたり、マンガも読みたい、二コラも買いたい、たまに学校帰りに肉まん食べたい、なんてことをやっていると幾らあっても足りません。

これらの例を挙げますと「お台場」「パスタ」以上に頭の悪そうな印象を受けますが、いずれも難関校に通っている子どもたちのお話です。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
難関校に行った意味……。

それを言ってはダメなのですよ。

前向きなことを少しだけ書きますと「荒すぎ!」のピークは中一の夏~冬です。

彼女たちはそう、この時期、何もかもが生まれて初めて人間なわけです。子ども原宿も子どもディズニーも子どもカラオケも初めて。

初めての人たちは、たがが外れやすいものですからね。

その過程で親とひと悶着あったり、現実的に持ち金がゼロになって困ることもあるでしょう。そこから、徐々にお金の使い方を学んだりね。

もちろん、中一初めは入学祝いなどで「にわかお金持ち」になる子どもが出てくるでしょう。その際にお金について話し合っておくのもいいと思います。

14歳からのお金の話

 

ともあれど。
子は成長していきます。原宿やお台場どころか、3年後にはどこかの国に交換留学していたり、6年後には家を出て一人暮らしを始めていたりするかもしれません。

「すっかり、大人になっちゃって……」思いつつ切ない気分になりましょう。

でも、今はまだその手前です。

毎朝お弁当作ってるのに壁紙扱いされたりね、「大人はわかってくれない」みたいな反抗期にイライラもしたりね、けれど、それを含めて噛み締めましょう。子どもと本当に一緒にいられるのはそう長くはないのでね。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
成長は少し切ない。

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