絶望組でも偏差値60の学校に合格する方法
受かりたいけど絶望系

【中受・できない子の特徴】「二度間違えた問題を永遠に間違える現象」はこう解決する!

子どもの勉強を見るとムカムカしてくる話でも触れましたが、わが子は「二度間違えた問題を永遠に間違え続ける現象」をたびたび起こしました。それが、あまりにもひどいので学習障害を疑いたくもなりましたでしょう。

中学受験・子どもの勉強を見るとムカムカしてくる話前回、前々回、「親が勉強を見る必要はないは本当か」&「成績が上がり、合不の距離もつかめる、親の関わり方とは?」をアップしました。 ...

しかし、どうやら、この手の子どもはそう珍しくもないらしいのです。親のムカムカの直因ともなる同現象について、考えてみることにしました。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
永遠か……。オレの好きな言葉だ。

エビングハウスの忘却曲線はウソだと思います

エビングハウスの忘却曲線というもの、塾などから聞いたことがある方は多かろうと思います。

覚えたことを人間がいかにさっさと忘れてしまうものか、時間の経過と忘却とをグラフ化したものですね。

これをベースとした復習方法は単純な暗記モノに留まらず、近年、教育業界の定石となっていますね。

覚えたことを忘れないためにはまず、「今日のうちに復習する」。そうして、「翌日にもう一度復習する」。「その一週間後にまた復習する」。そうして、「一か月後にまた復習する」

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
さすれば、短期記憶は長期記憶となり己の成績は必ずや上がることであろう。

おっしゃる通りのハンドレッド先生。しかし、おっしゃる通りとは言えないエビングハウスの忘却曲線。いえ、正確にはその復習方法を提唱した人でしょうか。

期間や回数に諸説あり、また、それ以上の頻度で反復しても意味はないとの説もありますが、どちらにしても現場の声を無視している気がしてなりません。

百歩譲って漢字や都道府県名産物20個分くらいならイケルかもしれませんよ。

けだし、例えば、「速さと比」。

例えば、「立体の切断と表面積」。例えば、「場合の数」。

月に4度の反復で速さが定着する子なんているのでしょうか?? それだけで塾のテストで上位取れるのでしょうか?

その子は1回の反復に10時間くらい掛けているのですか?? わたくしは疑問だらけですよ。

昨日できた問題が今日になったらまたできない

6年の春以降、子どもの塾では早々に入試演習に入りました。

そこには第一志望である吉祥女子の問題もありましてね。確か通過算とか速さの問題だったと思います。

一部とはいえ、志望校の過去問を塾でやってしまったことに渋い気持ちになりましたが、さらに渋い気持ちにさせられたのは、全問不正解であったこと。

秋に過去問を解いたなら「この問題の分は点数から引こう」、そう考えてしっかり直しをすることにしました。

エビングハウスに則って、その日にうちに復習し、翌日もう一度解かせました。昨日の今日ですので、もちろん解けます。

 

その次は一週間後と言わず、5日後に解きました。一週間では間が空き過ぎると思ったためですが、初回と同じ、1問しか解けませんでした。直しをしました。

その2日後にもう一度解きました。この時は全問正解です。さすがに答えを覚えていたのかもしれませんがね。

それから1週間して再チャレンジしました。1問しか解けませんでした。直しをしました。

3日ほどしてまた解きました。今度は合っていました。

翌日、また解きました。また、一問しか解けませんでした。

ここでは私がいかにムカムカしていたか、どんなにか地獄の使者気分だったかは省きましょう。

その後も数週間に一回くらいの頻度で同じ問題を解き続けました。

「わかった!わかってきた!」

非常にいまさら感のある言葉を子どもが口にしたのは夏の終わりのことでしたでしょうか。

 

で、6年10月。いよいよ、その問題の入った過去問を解く日がやってきました。既に十何回と繰り返していますから正解は当然。その大問は丸々点数を引くつもりでしたよ。

が。

 

 

またしても1問しか解けませんでした。

 

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
…………。
ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
……………。
ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
……1週間後の復習を5日後にやったのがまずかったとか?

そんなに融通の利かない法則などいりませんよ。とにかく、わが子はその程度の反復では足りませんでした。

正確にいいますと、3度の反復で足りるものはそもそも1度の反復で足りるのです。

ひるがえって、初回、2回目と続けて間違えた問題は4回どころか40回やっても間違えるのです。

こういうことはエビングハウス好きな塾の先生にはなかなか理解しがたいのでしょう。

「やっても、やっても点が取れない」保護者の悩みとどんどん乖離も生じるでしょう。

しまいには「繰り返し練習しましょう」なんてアドバイスを受けて家路につく羽目になるわけです。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
永遠に繰り返し練習しましょう。

ハンドレッド先生のおっしゃる通りでしょう。

永遠に間違い続ける現象の、その要因は今もってわかりかねます。しかし、愚痴だけで終わってはウカルにつなげられません。当時を振り返り、問題点を考えていきたいと思います。

「常に解けない」より「解けたり、解けなかったり」の方がなお悪い!?

子の勉強を見るとムカムカの項でも書きましたが、4年生の頃、還元算(逆算)を11か月くらい解き続けたことがありました。

計算ですからそれほど時間はかかりません。多い日は一日10問、少ない日は1、2問。第一志望の吉祥女子では頻出ゆえ、早めに仕上げてしまおうと考えたわけです。

しかし、娘はよく間違えました。正答率は4問中2問、悪い時は1問とか。

逆算のルールが定着していないのでしょう。ホワイトボードで何度も何度も説明し、自前の逆算ルールカードを作成しました。

もし、ルールを忘れたら小さな数で試しなさい、繰り返し言い4年の夏には整数の還元算、小数の還元算は取れるようになっていました。

が、分数の還元算はいつまで経ってもできません。

 

進学塾では4年で習う分数の割り算ですが、多くの小学生の鬼門となりましょう。割り算なのにひっくり返して掛け算をする。

一方の還元算、移項すると割り算は掛け算となります。掛け算にはなりますが分数をひっくり返してはいけません。子はやがて、混乱するでしょう。書いている私も混乱し、読んでいるあなたも混乱するでしょう。それは当然でしょう。

まずは分数の割り算を完璧にすること。導き出されたのは素人でもわかる判断です。しかし、完璧にしたところで還元算になるとまた間違える。ひっくり返す必要のないところで分数をひっくり返したりするのです。

しかも、常にではないのです。

気まぐれにひっくり返したり、ひっくり返さなかったりするのです。

算数の成績が芳しくない子というのは、このように気まぐれに問題を解くのです。

そこにセオリーはないのです。

気まぐれが合っていてたまには満点も取ります。

ある時は塾の模試で成績優秀者一覧に乗りました。正答率20%程度の還元算が解けていたおかげでした。

が、この正答こそたちが悪い。

みんなが解けない問題を解けた!「当然クリアー!自分ジーニアス!」と思うはずです。

未だ苦手と誰が想像するのでしょうか。

子の方も「わたし天才」くらいな顔をして、そうこうするうち事態はどんどん悪化する。満点取ったと思えば、ある日の点数は半分以下。

気まぐれなルールで問題を解く者はどれだけ量をこなそうと本質的な力などつかないのです。

あまりの出来なさに還元算を放置した母、その結果は……!?

ルールを整理してから定着させる、そのプロセスが足りないのでは!? あなたはそう思うでしょう。私もそう思ったわけです。

40行くらい前にも書きましたが、ホワイトボードで板書を取らせ、自前のカードを作成し、ルールを忘れたら小さな数で試しなさい、何度も何度も繰り返しました。

しかし、定着しないのです。それ以前に授業で習っているはずなのす。いったい全体何が起こっているのでしょう?

 

考えても答えは出ませんので、すべてを一旦ナシ!にして心新た、また説明し直します。

「怒り爆発→一旦リセット」の繰り返し。11か月間で10回くらいは定着を試みました。この回数がエビングハウス的にはどうなのかは知る由もございません。

さて、結論から言いますとその後、還元算とは手を切りました。5年のGWくらいでしたでしょうか。私の方がイヤになってしまったのです。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
で、どうなったよ? 永遠に間違えるからには今も解けないんだろうな。

こればかりはタイトルに偽りありでしょう。

あれほど手こずっていた還元算の割り算も5年の終わりには普通に解けるようになっていました。

アホにはアホなりの「腑落ち」のセオリーがある

さて、ハンドレッド先生。ここから導き出される真理は何でしょうか。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
アホにはアホの頭なりのセオリーがあるんだよ。無理にやり続けなくてもさ。

ハンドレッド先生のおっしゃる通り。たまにはいいこと言うではありませんか。他人の「腑落ち」タイミングなど親にだって測りかねます。

わが子の還元算のようにどこかわからない未来の中で突如理解することもある。

別の単元を学習する中で何かヒントを見つけたのかもしれないし、学習のステージが上がることで簡単になったのかもしれません。

 

あまりに自然に理解して、できなかったことすら忘れている可能性もありましょう。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
件の過去問も自然に理解したのか?

それは何とも言えません。

できるようになったのか、結局できないままだったのか、結局のところ、わからないものもあるわけです。

中学受験からとうに離れた今となってはまた1問しか解けないような気がします。

「わからないものをわからないままにしておく」という勇断

さて、わたくしの出した結論です。

塾の授業中、あるいは最初の復習で理解したもの、出来たものならば反復することで長期記憶となりましょう。

しかし、今日できず、明日できて、明後日には忘れて、その後も出来たり、出来なかったりの繰り返し。

これはおそらく反復のムダです。もうやらなくても結構でしょう。

ただし、ここに母にとって最大の難局が隠れています。

「わからないものは、わからないままにしておく」。勉強の鉄則とはまったく逆のことを言っているわけです。

だからこそ、私は11か月も還元算をやらせ続けたのです。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
できない子に11か月もやらせ続けた母。いかにも児童虐待っぽいな。

別の項では「聞いてるだけでムカムカする」といったハンドレッドのくせに、なんとまぁ日和見主義な。しかし、当たらずとも遠からずですね。

「二度間違えた問題を永遠に間違える現象」で一番厄介なのは親自身にほかなりません。

私が言うのですから間違いはありません。「子の勉強を教える親」の最大のデメリットは今すぐなんとかしたくなること。

今日の今日、できないからこそ怒りも沸く。理解を待つことが出来ないのです。

けれど、画面の前のあなた。パソコンかスマホかタブレッドの前のあなた。私は出来なかったけれど、あなたならきっと出来ましょう。

「何度やっても子の理解が乏しい」のは、塾の授業が悪いのでもない。あなたの子どもが悪いのでもない。ましてや、あなたの説明が悪いのでもない。

ただ、このタイミングではないのです。

ですから、別のことに勉強時間を費やしましょう。すでに「腑落ち」したものを絶対に忘れないようにすること、そちらの方がよほど大事です。

 

もう6年、間に合わなかったらどうするか??そんな声も聞こえますね。

大丈夫、わが子も出来たかどうかはわからないまま、しかし、受験には合格しています。

それでも不安でたまらないならスーパー家庭教師にでもいっそ頼んでみましょうか?

私だって、いつかの日、「還元算のため」だけに個別指導をつけようかどうか、真剣に迷ったことがございました。結局、やりませんでしたがね。

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20XX年2月1日、受験終了組のマザー。 偏差値60台を目指してるのに「志望校の合格可能性20%」「何回やっても過去問が取れない」「何か月やっても理科の偏差値40台」という絶望組のあなたにこそ読んで欲しいブログです。相方のハンドレッド先生は受験について何も知りませんが合格パワーだけは送ってくれますよ。