こんにちは。中学受験100%ウカルログの管理人ことハンドレッドの友です。
最近、6年生向けの記事ばかりアップしておりましたので、この辺で気分転換を。今回は4年生向けのお話をお送りしましょう。
まぁまぁまぁ。4年生は6年生になればわかります。6年生なら既にわかっていることでしょうし、こう思いもするでしょう。4年生に戻れるなら、ああするのに、こうするのに、こうできるのに!!と。
いいですか、4年生の皆さん。現在、子どもの成績がどうであれ、上級生から見れば羨ましいポジションにいるわけです。2年後にわが身とわが子を振り返った時、同じように思うはず。というわけで、今回は「4年生で何をすべきか?」を6年母に直撃します。
ただし、現実の6年母にインタビューなど受けているヒマはございません。
ですので、相手は架空の人物です。大丈夫、架空とはいえ、わたくしが知る人々の現実世界のミックスです。信ぴょう性はありますよ。それでは、ハンドレッド先生、よろしくお願いしますね。
出来なかった子が突然出来るようになる秘訣は!?フィクション6年母を独占取材!!
フィクション6年母さん:戻りたいかどうかといえば、微妙ですね。成績が上ったり下がったりで大変でしたから。塾代も一から掛かりますし。
フィクション6年母さん:戻れたとしたら・・・?そうですねぇ。算数にもっと時間を掛けたいですね。うちは公文をやっていたので計算はよくできたんです。
だから、4年の最初の頃は塾でも上位の方でした。その分、理科とか社会とか暗記モノに時間を掛けることができましたし。
でも、今思うとそれが失敗でした。最初は放っておいても出来たから「中学受験といってもこんなもんか」と。
だけど、「速さ」とか「割合」が出てきたあたりでつまづき始めて。これはマズいなと思って、応用問題とか難しい問題も解かせるようにしたんですけど、それも失敗でした。
4年前半は塾の上位にいたのに、後半になると平均点すら超えないようになってきて。
フィクション6年母さん:大手の塾だったんですけど、小さな校舎だったので2クラスしかなかったんです。
塾の方針も「できるだけクラスを変えない」ということでギリギリ上のクラスには在籍してました。
でも、逆にそれが良くなかったのかもしれません。4年の夏以降は中だるみ?っぽくなり、成績は下がる、でも、クラスは変わらないし、ってことで危機感もなく。
フィクション6年母さん:見たり、見なかったりですよね。それもよくなかったと思うんですけど。親が見るなら継続してチェックしないと意味はなかったと思います。
フィクション6年母さん:どうでしょう? よくなかったと思うことを改めて考えると
「計算ができることで算数力を過信し過ぎた」「算数がダメになってきたら慌てて難しい問題を解かせた」「理科や社会の暗記モノで総合点を稼いだ」「クラス落ちしないのをいいことに中だるみした」「親の方も子の勉強をマメにチェックしなかった」
あたりなのかな。今の4年生で当てはまる人が注意が必要かもしれません。
5年生になって少し成績は上がったんですが、ただ、これらをなんとかしたから、というわけでもないんですね。
算数は個別の先生に見てもらったのでその影響はあったと思いますけど、それ以上に子どもがやる気になるきっかけがあって。
小学校で同じクラスの子が4年後半で追い上げてきたんですよ。入塾当初は2つあるうちの下のクラスだったのに。
フィクション6年母さん:その子がそもそも出来ない子だったかどうかはわかりませんけど、ある時、急に名前が出てきたって感じですかね。成績優秀者にいきなり名前が載ったみたいな。
最初は理科か何か一科目だけだったんですよ。うちの子の3点くらい下に載っていて覚えてたんですね。それが秋くらいで5年になる頃には総合でも、その子、名前が載るようになって。
うちの子がダメだったので、私は成績一覧を見なくなってたんですけど、子どもがいちいち教えてくれたんですね(笑)。
フィクション6年母さん:小学校では「自分の方が通知表もずっと良かったのに!」って子どもは悔しそうではありましたね。
追い上げ人間の勉強法は詳しくはわかりませんが、下のクラスにいた時、算数の先生が基礎をみっちりやらせてたらしいんですね。
下のクラスは授業で応用問題を扱わないらしいんですが、5年生になる時、ほかにも何人か上位クラスに上がってましたね。うちは大丈夫でしたが、下位クラスに落ちた子もやっぱり何人かいたらしいです。
フィクション6年母さん:うーん。どうなんでしょう。サピックスみたいな塾なら別かもしれませんけど。
そもそも4年生のうちは応用ってそんなに必要ないですよね??必要なかったなと6年の今、思うわけですけど。
フィクション6年母さん:失敗・・・うーん、そうですね。あの時期にやらせる必要はなかったと思います。
応用なんて5年でもやるし、6年になるとものすごい量を解くことになります。逆に基礎基本を固め直す時間は6年になると、もう取れません。
4年5年のテキストにある応用って、要は入試問題基本編くらいの感覚なんですね。基本だから入試前には解けるようになる必要がありますけど、4年でやる必要はないと思います。
塾のカリキュラムってスパイラル学習っていうじゃないですか。4年テキストの応用は5年でもまた習うし、6年でもやります。
だから、4年生でできなくても問題ないんです。4年の時にもっと基礎を固めておけばよかったと皆言ってますよ。皆っていっても私の知り合いだけですが(笑)。
フィクション6年母さん:うちは1クラス15人~20人くらいずつだったと思うんですけど、半分が総入れ替えみたいなことはなかったですよ。
でも、4年から5年前半くらいまでに4、5人は上のクラスに来たんじゃないでしょうか。これが5年後半から6年になると、ぐっと少なくなりますね。例年1人いるか、2人いるかみたいな感じ。
フィクション6年母さん:まだ誰も合格していないので、それはなんとも(笑)。4年生から6年生まで偏差値帯がほぼ変わらない子は正直、多いと思います。でも、さっき話したように何人かは突然「出来る」側に入ってくる印象です。
変わらない子にしても、成績はまったく固定ではないと思いますね。むしろ乱高下はほとんどの子にあると思いますよ。
うちも「上位→下位→真ん中→上位→真ん中→上位」で現在引き続き昇降継続中ですから。
フィクション6年母さん:追い上げ人間のママや他のママとも話したことがあるのですが、急に伸びる子といっても突然全てができるようになったというより、何か一つができて、その次にこれができて、次の次にこれもできて・・・という流れの気がします。
一科目でも得意があると伸びやすいんでしょうね。
算数であれば、より合格に直結しやすいとは思いますが、他の科目でもいい。「自分は頭がいいんだ!」と思わせるのが一番なんじゃないでしょうか。
うちは最初、それが親の油断につながってしまったんですが、親は油断せず、子どもには自信を持たせる、それが伸びる秘訣だと思います。
「クラスが変わらない」といっても、科目ごとの乱高下はどの子もあると思うんですよ。1科目でも上がった時に、上昇のシッポを捕まえて全科目追い上げに転じるってこともできるんじゃないかなって。
フィクション6年母さん:同じ第一志望を目指し、うちの子と追い上げあっています。
もちろん、十分ですよ。ハンドレッド先生。