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もっと親が調べてみた吉祥算数【出題傾向まとめ】

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こんにちは。100%ウカルログ管理人ことハンドレッドの友です。

親からすると、吉祥算数は今見ても「なんじゃこりゃ!?」としか思えません。けれど、入試問題としては「標準レベル」と言われています。

合格者平均点は7割越えが普通ですから、まぁそうなのでしょう。

偏差値60前後の学校なら「頌栄女子」や「立教女学院」の方が難しいと思われます。頌栄の合格者平均点は4割前後、立教は同5、6割ですが過去には合格者最低点8点!という年すらありましたしね。

そもそもが男子校に比べれば何て事はないはず。

解けない自分が言うのもなんですが、吉祥の国語と同様で「見た目は難しそう、しかし、解き始めたらそれほどでもないのでは???」と想像できましょうよ。

ある時、最後の大問5を解いた娘が「前半は超カンタン。これはみんな解けるよ」と言っていたこともありました。

吉祥算数の場合、100点中0点や10点や20点などなど極端な点数を取るのは逆に難しいのかもしれません。

以下に、吉祥算数の傾向を改めてまとめてみました。

目次

枝問の前半は易しく、けれど、配点は低い

大問1は一行小問が7問、(1)~(5)が各4点、(6)(7)が各5点の計30点。

(1)(2)は計算問題(毎年還元算です)ですが、子の正答率を見る限りレベル的には(2)の方が難しい???単にうちだけの問題かもしれませんが。(3)から(7)は平均や売買損益、年齢算や食塩水、和差算、倍数算などの文章問題、図形や数の性質などよくある一行小問です。

わが家は古い年度の一行小問のみ解くという練習をしていましたが、塾や市販のその手の問題集でも代用できるでしょう。

とはいえ、完答はなかなかむつかしいです。

7問中6問正答なら御の字。大問2から大問5の前半の方がレベル的に易しいものも多いので、ここで手こずって時間を使いすぎないようにしたいところ。なお、子の過去問を見ると(5)、(7)あたりにミスが目立っていました。

大問2~大問5 前述の通り、見た目は「なんじゃこりゃ!?」でも(1)(2)、あるいは(3)あたりまでは解きやすい問題も多いようです。

しかーし!! これは個人的に吉祥算数のもっともキライなところだったのですが、均一配点ではありません。

枝問の番号が大きくなるにつれ、点数は高くなります。簡単な(1)(2)は2点や3点なのに(5)や(6)は4点とか5点とかね。

ハンドレッド先生
マルの数の割に点数が低いってこともありうる 

ハンドレッド先生のおっしゃる通りでしょう。

あとは、28年度より途中式や考え方を書かせる記述問題が2つ入ってきています。

ここは記述部分のみでも5点、6点と配点も高いので、普段から途中式のチェックをやっておくに越したことはありません。

あとは素人判断ではありますが、吉祥算数はどちらかといえばニッチな問題を好む傾向がある気がします。

一つに塾や問題集でも手薄になりがちな「N進法」とか「約束記号」が時々出てきます。

一つに速さや規則性の問題でも踏切だったり、信号が好きです。テレビゲームの規則に見立てた問題とかね。これら問題を見た私は「男子校っぽい女子校なのだなー」と思いました。余談ながら、入ってみて確かにそのような気配は感じます。

一つに図形問題には見た瞬間に士気をそがれるようなものも多いです。

大問1(一行問題)での図形はテキストなどで見かけたことがあるタイプが多いのに対し、大問2以降での図形はオーソドックスな形でまず出てこないと思った方がよい。斜めったり、ぐるぐるしたり、どうにも足場が不安定というか、形状として中途半端。ここで士気をそがれた子から落ちていくであろう仕組み

 が。

「初見」と見せかけて、(1)(2)あたりには塾でなんべんも練習していたような問題が紛れこんでいたりします。

これは速さなどでも同様。

くれぐれも見た目の複雑さに惑わされないように!!

ハンドレッド先生
オレのように、惑わされるなよ!!

吉祥算数の過去問は遡る意味がある!!

「過去問をどこまでさかのぼるか?」という話になりますが、10年、20年とさかのぼった経験からいいますと吉祥算数の傾向値は今と大きく変わりません。

親が調べてみた吉祥算数 ムダ1にも書きましたが、ずいぶんと古い年度の問題が5年、10年後にアレンジされて出てくることもあります。

前述の通り、6年前半は主に古い年度の一行小問中心にやらせていたのですが、過去問演習スタート後も大問1は比較的取れていたことを思うと、多少の効果はあったのではないでしょうか。

というわけで、あるならあるだけやった方がいい吉祥算数過去問ですが、5年から10年さかのぼる場合の相違点を少し。

 

今むかし、吉祥算数・過去問傾向の違い

1、平成20年代初期まで計算は4問。還元算のほかに現在ではほぼ出ない(多分)時間絡みの計算がありました。

2、平成27年以前は途中式を書かせる問題はない。

3、点数配分も現在と異なる。(たとえば、平成20年度では、大問1(計算)&大問2(一行小問)は均一配点。現在は大問前半と後半は点数が違う)

4、年度にもよるが、合格者平均点が今より低い。19年第一回9点、第二回64.1点、20年第一回68.4点、第二回62点など。一方、近年は合格者平均点が70点台も珍しくない。

以上を踏まえつつ、鍛錬を続けていきましょう。

なお、最後の合格者平均点ですが、これは問題のレベルなのか受験層の違いなのかは、私にはわかりかねます・・・。

https://100ukaru.com/hey-school/

https://100ukaru.com/kaku-interview/

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