中学受験・親が9割はホントか?

【中学受験は親が9割はホントか?】「親が勉強見ないで合格した人たち」の妄想対談

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こんばんは。中学受験100%ウカルログ管理人ことハンドレッドの友です。

当ブログでは「親が子の勉強を見ること」を推奨しております。とはいえど、「親が子の勉強を見るか、見ないか」は「親が子と野外キャンプをするか、しないか」程度には趣味の問題でありましょう。

野外キャンプは子の知見を広めるためにした方がよさそうです。それがわかっていても、わたくしは家で寝る方が好きなのです。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
オレもそうだな。虫刺されとかイヤだしね。

脱線したくはないので特にツッコミませんよ。

さて、親が書いた中学受験本を読むと、みなびっくりするほど子の勉強を見ています。それに対し、「自分はここまでできない・・・」と情けなく思ったりしてはおりませんか? しかし、その必要はありません。本当のところ、彼らは好きでやっているのですから。

このような中学受験ブログを書いている人間も、その多くが好きで子の勉強を見ているのです。

「何度やっても理解せん!」「面倒くさい」「嫌だ嫌だ」ときりきりするのも事実ですが、その反面、どこか胸の奥の方で楽しいような気持もある。

「虫刺されがイヤだ」「テントがうまく張れない」「帰宅後の片づけがたいそう面倒」ときりきりしつつ、野外キャンプを楽しんでいる人たちとおんなじで、夢中になってる自分もいる。知っていましたか??違いますか?わたくしだけですか?

親による受験本も受験ブログもその書き手といえば「好きで子の勉強を見て合格した人たち(または落ちた人たち)」ばかりです。逆に言えば、

「子の勉強を見ず、だけど合格した人たち(または落ちた人たち)」はブログなど書きません。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
絶対数からして後者の方が多い気もするけどな。

おっしゃる通りのハンドレッド。わたくしは「子の勉強を見た方がよい」立場ですが、それはその方法で合格したからこそ。「勉強を見ないで合格した人たち」も世の中には当然、存在するわけです。

というわけで、今回は特に「子の勉強を見ず、だけど合格した人たち」に焦点を当ててみることにしました。そのような知人たちによる妄想対談もお送りしましょう。

子の勉強を見たくない人たち、必見の回ですよ!?

偏差値20から80まで!乱高下の末に合格した子ども

では、さっそく。「親が見ないで合格例」を紹介いたしましょう。

その1.麻布に合格。6年夏まで野球を続けていた。文武両道、諸々要領よし。両親とも高学歴で「勉強は自分でやらないと伸びないから」とほぼ見なかった模様。

その2、豊島岡に合格。3年間を通じ子どもの方が親に見られることを嫌がった。問題のコピーなども自分でやっていた。コツコツまじめな頑張り屋さん。苦手な算数は6年夏より家庭教師が補佐。

その3、小石川に合格。母は元来教育熱心ではあったが塾通いが始まったころ、仕事が忙しくなりサポートが不可能に。都立中の模試で偏差値20から80まで乱高下したある種、天才肌の女子であった。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
オレ、その1キライ。「ああ、遺伝」でスルーしたくなるよ。

この親子は嫌われるでしょう。何もしていないのに嫌われるとは理不尽な話ですが、何もしていないから嫌われるのです。合格に免じ、多少の不人気はがまんしてくださいね。

その2の子は勉強が好きなタイプの子でしょう。

「家庭教師がいるなら親が見る必要ないじゃん!」という声も聞こえる一方、ついていたのは比較的短い期間です。3例の中ではもっとも現実的な路線ですね。

この子の場合、4年時から確か3~4時間は勉強していたはず。時間の管理やプリント整理は親がしていたように思います。

その3の子は本番1週間前に偏差値20をマークするも親には見せず(!)、しらっと受験し、しらっと合格いたしました。

塾講師もその「何か持ってる感じ」を見抜いていたのか、彼女ばかりを徹底指導。と聞けばラッキーとも思いましょうが「居残り、やり直し、怒られる」の連続で当人はイヤでイヤで仕方がなかった模様。

小さい頃からピアノを習い、コンクールにもたびたび出ていただけに、本番に(逆境にも?)強いタイプだったのは間違いありません。

合格を信じるがキモ!?「勉強を見なかった母たちの合格座談会」

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
遺伝か、勉強家か、「何か持ってる感じ」か。あんまり参考になんないぞ。

確かに。仕方がないので「勉強を見ないで合格した親たち」に対談をしてもらいましょう。ただし、この母たちはウカルログのことを知りません。

というわけで、妄想対談でお送りいたします。当人たちには何の了承も取っていませんので訴えたりしないように。ハンドレッド、進行役を頼みますよ。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
へいへい。
ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
では、皆さん、中学受験で子の勉強を見なかったのは何故ですか?

 

麻布母  うーん、親が見なきゃならない・・・ものなんですかね。受験するのは子どもですし、むしろ見ない方がいいと思います。わからないことは塾で聞いてきましたし、宿題の管理も本人任せ。中学受験って勉強のやり方を子どもが学ぶチャンスでもあると思うので。

 

豊島岡母 うちでも勉強は見ませんでしたね。4年生の頃は主人が見ていたこともありましたがすぐに喧嘩になり、子どもの方が「もう自分でやるからいい」って。

 

小石川母 わが家の場合、受験の途中から仕事が忙しくなり、ほとんど見ることは出来なくなりました。5年の頃はやったり、やらなかったり。「これはまずい!」と思い、親がチェックして、だけど、しばらくするとまた本人任せになり。結局、たまのチェックだとかえってイライラするんです。

 

麻布母わかります。子どものやり方って大人からみるとずっと効率悪いから。見るんだったら徹底的に見た方がいいのかも。

 

豊島岡母 ただ、6年になると親の方がわからない(笑)。最後まで勉強を見ている親はすごいと思います。完全に「本人任せ」も怖い気はするけど。

 

小石川母  5年時の中だるみはすごかったですよ。「2時間勉強した」というけれどノートを見たら1ページしか進んでないとか。どう見ても、20分くらいしか掛かっていない内容で。

 

麻布母 うちだって、マル付けがいい加減だったり、わからない問題をそのままにしてたこともあったと思う。だけど、それで成績が下がるなら本人の責任だしね。それを繰り返していくうちに、効率のいいやり方とか、自分なりに探し当てる気がするんだけど。

 

小石川母 それは子どもを選ぶような気もする(笑)。最終的に合格したから良かったものの、途中経過はなんだかなぁって感じでした。もし、これで失敗していたら「自分がちゃんと見なかったせい?」って思ったかもしれない。

 

豊島岡母 二人の意見それぞれに同意しますね。長女は6年の夏に家庭教師をつけてその後、成績が上がりました。もちろん、教師の方の力量もあるでしょうが、それまで本人がさんざん考え抜いた土台があったからじゃないかと。というか、思いたい(笑)。一方、うちには弟もいるのですが、姉と同じようには行かない予感がしてます…。放っておいたら、どこまでも下がっていきそうで。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
「親が見ないで受験に成功する」
ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
「親が見ないで受験に失敗する」、その分かれ目はどこ?

 

小石川母 難しい質問ですね。親が見る、見ないに関わらず、ずっとA判定なのに落ちてしまう子もいて、やっぱり運とか縁のようなものもある気がする。うちの場合で言えば「絶対受かる」と信じていたということはあったのかな。受検の前に通学路を調べて「この路線なら10分早く着くよね」みたいな話を家族でして。その時に「これは受かるな」とハッとしたんですね。

 

豊島岡母 いいなぁ。正直、私は確信が持てませんでした。チャレンジみたいなところがあったので第二志望でもいいかなと。ただ、娘の方は最後まで信じていましたね。親から見ても「どうしてそこまでの自信が?」と思うくらい。

 

麻布母 私自身は「ちょっとまずいかも」と思うこともあったんですよ。だけど、息子にはそういうことを一切言いませんでした。主人は主人で「当然受かるだろう」みたいな雰囲気を醸し出していましたし、当の子どもは負けず嫌いですからダメかも、みたいな弱音をこぼすこともなかった。もしかしたら、三者三様、内心「まずいかも」と思った瞬間はあったかもしれないけれど、誰もそれを表に出しませんでしたね(笑)。

 

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
つまり、気持ちの問題?

 

小石川母 気持ちっていうと軽い感じがするけど、実際そうだと思います。強がりだろうと、思い込みだろうと、「受かる」って決めてしまう。信じられなくても信じるみたいなポーズは必要なのかもしれないですね。それが本当に勝ちを呼ぶというのか。あとは、中学受験って「勉強は見ない」としても親のフォローは絶対に必要じゃないですか。

 

豊島岡母 それはそう思います。プリントをたくさん配布する塾だったのでファイル整理はものすごく大変でした(笑)。答案用紙もファイリングして面談の時に見せたり。宿題で手こずっているものがあれば、塾に電話で聞いたり。

 

麻布母 みんな、結構やってるじゃない(笑)。うちも6年になってからは模試だとか、演習で出来なかったものに、インデックスを貼って復習しやすいようにはしたかな。男子なのでプリントとかもらうともうグチャグチャ。そういう整理はしてましたね。あとは料理。頭の巡りがよくなるようにDHAとか意識して取らせました(笑)。

 

小石川母 すごい。お弁当作りが私は一番つらかったかも(笑)。中学受験の場合、後方支援は絶対的に必要かな。それが「誉めたり、励ましたり」って部分だったり、お弁当だったり、ファイル整理だったり、弱点を見つけて塾の先生に伝えることだったり、関わり方は人それぞれだと思うんですけど。

 

麻布母難関校を目指す子で勉強を見ない親はいると思うけれど、勉強サポートをまったくしない親というのはいない気がします。どの親もやっている分、「これをしたから合格」というのは言い難いんですけど。

 

豊島岡母 うーん、うちは送迎だけでも結構大変でしたからね。塾まで車の往復で1時半くらい掛ったし。結局、勉強を見ても見なくても中学受験で子のサポートは必須ですよね。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
だってさ。親は何もしないでラクラク合格ってわけにはいかないんだ。

 

小学生ですからね。勉強は見ていないというけれど、掘り下げていくと別のところできっちり見ています。

あとはやっぱり肝は「合格を信じること」なんでしょうかね。話を聞いていますと、信じられなくても無理にでも信じた方がいいようです。

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ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
自分で書いた妄想対談を解説するなよ。その通りだろうがな。

 

妄想対談により、「中学受験は親が9割」はいかにも本当らしい気もしました。

同名タイトルであるこちらの本にも「親が勉強を見なさい」とは書かれておりません。同書だったか、同じシリーズの【学年・科目別編】の方だったか、フォローできるのは4年生まで、とあったほどです。勉強を見ずに済むとして、かなりの親の労力は伺えましたがね・・・。

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