中学受験を全勝した親として、一つ言えることは「もし、手帳をつけていなかったらこううまくはいかなかったんじゃないか?」ということ。
すみませんね。
自分で言うしかないのでね。全勝と打った時、「全焼」と出てきましたからね。Wordにも戒められました。
それはともあれ、本心はあなたの役に立ちたい一心なわけです。手帳というもの、書けば結構な確率で子どもの成績は好転します。これ本当に。
ノート型の薄型手帳はなんだかんだいちばん便利!
最近は中学受験向けの手帳もいくつか出ていますね。
アナログママの受験手帳とか、きょうこ先生の受験手帳とか、詳しくは後述しますが、自分がその世界の住人でなくなった途端、その世界向けの商品が充実するのはどういうわけか?
ともあれ、自分の時はそういう選択肢がほぼなくて普通の手帳ノートを使っていました。
自分の中のルールというかこだわりとしては
「仕事とは別で。勉強・受験専用手帳にする」
「日付のコマはたくさん書き込めるよう、大きいものが望ましい」
「自由ページが多い」
「手帳サイズはA5かA4」
自分で言うのもなんですが、私は子どもの勉強をがっつり見るタイプの親でした。
勉強を教えるという意味ではないですよ。
塾のテストを分析して「正答率30%以上なのに出来ていないものをチェックする」とか普段の学習の理解度から「塾のテキストをどの範囲まで復習するか?」とか「できないをできるに変えるため」市販の問題集から「類題を探してやらせる」とかそういうこと。
しかし、子どもというのは常にできない問題だらけです。
手帳というもの、できなささを整理し、パニックになりそうな心を幾分か落ち着かせる最強の相棒でした。
半分が多いか少ないかは人によるでしょうが、課題点を意識づけをすることでやるべきことも集中しやすくなりますからね。
子が中学生になり、まったく見なくなった今は「よくやったな~」と他人事のように感心してしまうわけですが。
そういうわけで、自分の場合、手帳はとにかく書き込みの自由度がある方が使いやすかったのです。年度途中に余白が足りなくなり、買い替えたなんてことも何度かありましたっけ。
ちなみに写真の書き込んだ手帳は上がコクヨキャンパスダイアリー。よくある大学ノートくらいの大きさのセミB5サイズ。
書き込み手帳の下の写真はナカバヤシ ロジカルダイアリー見開き2週間タイプ。
見開き2週間のスケジューリングができるノートはあるようでない。
1ページの半分が1週間のスケジュールコマ、もう半分が余白になっています。一週間スパンで考えたい予定リスト(例えば、「速さの塾テキストの〇ページまで今週中に終わらす!」とか)を書き込むのに便利でした。
両者とも、薄いのがありがたい。年度途中だけど「買い変えてもいいや」と思える安さも魅力でした。
『ypad』、中学受験の手帳としても最強説
さて、受験終了後に使ったのですが、最強だと思ったのがプランナー御用達の『ypad』。
まったくです。
日付を自分で入れる方式なので年度の途中からも後ろ髪引かれる(?)ことなく使えますよ。
見開きの片側がいわゆるバーチカルというの、時間を区切った2週間のスケジュール表。
で、片側がタスク表。
これがメチャクチャ使いでがあるんです。
「いつまでに終わらせるか?」って予定的な使い方はもちろんですが、子どもの勉強計画なんて多くの場合、後ろにずれ込んでいく。
「漢字」とか「一行題」とか「メモチェ復習」とか毎日のやることリストをチェックしていく使い方もできます。
もう一つ、素晴らしいのが見開きがっつりの余白スペース!
サイズとしてはB5ノート(いわゆる大学ノートくらいの大きさ)をタテに2冊つなげた感じ。パッと開けばパーッとわかる。って『ypad』の帯コピーにもありましたが。
学習計画を一覧でぱっーとみたくてA3用紙にばっーと書き連ねていたことがあるんです。
こうした一覧で見たいものも『ypad』なら可能。しかし、よく書いたよな、自分……。
なお、この手帳は巻末にまとまって自由ページがあるのではなく、スケジュール&タスク表→自由ページ→スケジュール&タスク表の順繰りです。個人的にはこっちの方が使いやすい。
『ypad』を受験手帳に使用している人はあまりいないと思いますが、かなりおススメです。PDCAとまでいかないにしても親が勉強の進捗状態をがっつり管理したい人向けではありますがね。
ママの声を反映した中学受験ダイアリー
一方で、中学受験に特化した手帳の方が気分がアガるという方もいるでしょう。
中学受験に特化した『アナログママの受験スケジュール帳』
たとえば、こちら。受験手帳としてAmazonの売れ筋どころですね。
受験生ママの「こういう手帳があったらいいね!」を反映したものです。
もちろん、勉強スケジュールの記入にも使えますが、受験情報って膨大なわけですよ。
学校見学のスケジュール一つとっても説明会や文化祭、オープンキャンパス、いろいろあるでしょう。また、入試の受験科目や配点だったり、年間学費はいくらかかるのか?とか通学しやすいかどうか等々。
『アナログママの受験手帳』にはママが整理したい情報を書き込むページもたくさんあるわけです。
A5サイズですから持ち運びもしやすいですね。
特に「受験料の振り込み(願書申込締め切り」→「合否発表」→「入学金をいつまでに入れるか」等々を見開き2ページ(12校分)で把握できるのはかなり助かる。入試期間ってやること、考えることが多すぎてバッタバタなんでね。
なお、ダイアリーとしてはその年の1月から翌年4月までの16か月間分です。入学式まで(入学準備用のページもあり)使用できるのもよいですね。
きょうこ先生監修 中学受験合格手帳
中学受験の押しも押されぬ売れっ子先生です。
勝手ながら駆け出しの頃から覚えてますよ。最初の出会いは表紙は地味めな(失礼)『きょうこ先生のはじめまして受験算数』。
その前後か、電子書籍で算数の勉強法の本を出し、紙はないのねと思っていたら『中学受験 6年生からの大逆転メソッド』を出版。
「がっつり中身のあることを書く人だな」と思っていたらば、あれよあれよという間に売れっ子に。
まぁまぁ。
きょうこ先生監修の『中学受験合格手帳』は新学年に合わせ2月はじまり、翌年4月までのダイアリーです。
月間スケジュールのほか、「6年生親子の年間スケジュール」「4教科主要項目チェック表」「学校見学メモ」「出願スケジュール」などこちらも中学受験のコンテンツが満載。模試の偏差値を書く欄もありますよ。
きょうこ先生シリーズには書き込み式の受験ノートもあります。
こちらは手帳というより本に近いですが、ラスト100日のダイアリーがついてくる。学習環境・時間管理・勉強法・志望校選び・メンタル管理の5項目について徹底分析していく仕様です。
長期休みやラストスパートに!子どもと共有する勉強手帳
探してみたら今どきはよさそうな製品がありますね。「To Do リスト」タイプのもので使いやすそうなものが。
1日1ページ分。バーチカルタイプ(時間割り)の予定表と、その隣にやることリスト。ワーママだったりの場合、リストを作って子ども自身にチェックさせるという使い方もできる。これ結構いいじゃんね。
ちょうど3か月分なので、夏休みやラストスパートの勉強計画に役立ちそうです。
こちらは1週間分のスケジュール。1枚ずつべりっと剥がせるので机に貼っておくのにもよさそうです。
見つけた時、悔しかった製品です。こんな日めくりが欲しかった。自分の時代にはなかったのでカウントダウンカレンダーをわざわざ印刷屋に頼んだんだなぁ。
はてさて、言うまでもなく中学受験は時間との勝負です。
現在の課題点、今日(今週・今月)の勉強スケジュール、3か月単位の目標等々、手帳をつけていれば家庭学習の濃度は上がります。これは本当に。
「書くだけで成績があがる受験手帳!」なんでことは言いませんが書かないよりは確実に上がる。それが子どもの成績であっても。自然、PDCAのサイクルに入れるからでしょうかね。ぜひ、手帳を使って合格を勝ち取ってください!