玉井式「図形の極(きわみ)」は中学受験の時に一番やりたかった算数教材です。
「それ何よ?」っていうと、そろばんのようにレベルが上がる図形専門講座でね。
玉井式をやっておけば、つまづきがちな回転図形も、過去問にありがちな奇妙な形の立体図形にも、動じない子になったんじゃないかと今でも本気で思っている。
テキストとWebコンテンツのセット教材ですが、円の移動なんかはアニメーションで見せられれば秒で理解できちゃうわけですよ。
勉強時間の圧倒的短縮になる上、図形の苦手解消、どころか中学受験の得点源まで持っていけること請け合いでしょ!
当時は一部の塾でしか取り扱いがなかったのです。うちから一番近い場所は別の県にあり物理的に厳しかった……。
が、今はなんと!オンライン対応の通信講座があるのです!さっそく体験してみました。
80ページのお試しテキストからしてすごかった体験記行きます!
>>タダでもらえる!玉井式「図形の極」
※簡単1分!勧誘電話は来なかったよ!
玉井式「図形の極」は中学受験に効果ありか?
図形に特化した無学年式の算数教材です。
10級から1級まであり、そろばんのように級が上がっていく。扱うのは平面図形、展開図、垂直と並行、動く図形(来ました!中学受験の鬼門)、立体図形、角度、比など。
もう、とにかく図形を得意にする子のためのカリキュラムという感じ。
10級のスタートは目安としては小1相応、3級以上は中学受験レベルになっていきます。
おっしゃる通りのハンドレッド。
テキストとwebコンテンツで学習を進め、オンラインで個別に指導してもらったり、先生に質問や相談ができる講座です。
図形の極!!!! pic.twitter.com/6Y29xHNmgr
— ミナミのどん (@dontonbori) November 6, 2020
資料請求で「図形の極」をお試し体験をしてみた!
というわけで、当ブログでも教材取り寄せ&無料体験してみました。玉井式「図形の極」って、かなり本格的な体験版テキストが送られてくるんですよ。
体験用といっても全80ページ(!)もありますから。
紙質も厚みもしっかり、A4サイズ。いかにも塾で使われてきたテキストって感じです。
そんなせっかちさんのために、先に「体験版教材請求」のご案内。玉井式HPの右上からいけます。
資料請求をクリックした先のフォーマットはこんな感じ(23年現在は少し項目が増えている)。
でね、あらかじめ「体験授業」にチェックが入ってるんですよ。私はここで迷った。
見本教材は体験授業じゃないよな?資料請求でいいのかね?迷った挙句に「資料請求」だけにチェックを入れました。
住所を書き込む欄の下に「ご質問など」というスペースがあります。
この後、ご丁寧なメールが届きまして。
資料そのものはメールでの送付でしたが、「見本教材をご希望の方はご連絡ください」と記されていまして。そこからお願いしました。
>>無料テキストがもらえる「図形の極」公式HPはこちら!
※簡単1分!勧誘電話来ませんでした!
無料教材は7級~10級のダイジェスト
ちなみに、体験教材の到着は申し込みから1週間弱です。
入っていた資料はこんな感じ。
テキストの内容は10級から7級までを抜粋したダイジェスト版でした。
前述しましたが玉井式「図形の極」では7分野を扱います。
①平面図形
②立体図形
③展開図
④角度
⑤垂直と並行
⑥比
⑦動く図形
「図形の極み」のレベル感は?
体験テキストにはこのうち「立体図形」と「展開図」に特化してます。
たとえば、立体図形では「積み木の数」や「さいころの目」、「投影図」などが10級から出てくる。これらは9級、8級、7級にも出てくる。要は段階的に難しくなっていくわけです。
10級の「積み木の数」は目視で数えられるようなパターンから始まりますが、9級になると隠れた部分も数えなきゃいけないパターンが出てくる。
前から見た場合と後ろから見た場合の数を書かせる問題とか。上から見た時にどんな形になるかとか。
9級からは回転体も登場してる。
さまざまな形の図形をくるっと上下、左右に一回転するとどんな形になるか?とか。
8級になると回転後の立体図形のほか、その展開図を選べ、みたいな問題が出てきます。この辺、手こずる子もいるだろうなぁ。
ちなみに、ぱっと見でも10~8級と7級は難度の違いがわかります。7級は早い子なら小3くらいかなぁ。
8級までは1ページあたりの問題数も少なくその分、図形も大きい。見た目のハードルは低くちびっこには取り組みやすい。
これが7級になると問題数が増え、図も小さくなり、説明の文章量も増えてくる。進級した感があります。10~8級までに勉強したことを用いるような、複合問題も多くなるし。
4つ重なったさいころの見えない面の「目の数」を合わせるといくつ?みたいな、いま書いててわけがわからなくなりそうな問題も出てくるし。
そうですね。
「図形の極」は著作権をしっかり管理しているのでここで問題を載せられないわけです。
なので、ぜひぜひ資料で確認してくださいな。
中学受験レベルになるのは3級から
無学年式なのではっきりとした明記はないのですが、10級は小1スタートくらいを意識している感じ。
受付に確認すると、中学受験レベルの内容になってくるのは3級あたりからだそうです。
問題のレベルは、たとえば10級は小1教科書レベルと比較すると「図形の極」の方が難しい(投影図なんかもあるからね)。ですが、市販の算数パズル的な問題を解きなれた子どもならさくっと終わりそうな感じ。
何歳から?幼児版あり。小1で7級も可能
自分の記憶ではきらめき算数脳 小学1・2年生 (サピックスブックス)
図形が得意な子なら小1で7級レベル到達も十分可能なんじゃないでしょうか。
小1以降のお子さんなら「10級~7級」までのダイジェスト版が送られてくるようです。
中学受験志望の小5生なら5級スタートで
玉井式「図形の極」は高学年からのスタートもできますが、残念ながら体験版はないようですね。
すでに高学年、中学受験生だったり、あるいは算数パズルをやり慣れている低学年には7級レベルでも物足りないかもしれません。
中受の入試レベルに入るのは3級からだそうですが、4、5、6級あたりはどの程度の難度なのか?
運営会社のイングに問い合わせてみたわけです。
たとえば、「新小5生」で「図形そこそこ得意の子ども」が始めるとしたら何級からがおすすめなのか?と。
「できれば6級、時間のない場合は5級からをおススメしますね。5級には初めて出てくる解き方、考え方もあるのでそこは飛ばさない方がいいと思います」
とのことでした。
一見さん(?)の電話にも受付の方はてきぱきと親切に答えてくれ、印象アップ↑
実際はその子の状況であったり、1日にどれくらい取り組めるかなどで設定は変わってくるようで、スタートの級は個別に相談しながら決めていく模様。
もちろん、小4や小5で始めるお子さんもいます。ただ、小6受験生になると取り組んでいる時間はないかもだなぁ。やるならば、早めのスタートがおすすめです。
「図形の極」の口コミや費用は?
中学受験の図形力アップを目的とするなら玉井式「図形の極」はなるべく早いうちに1級まで取ってしまいたいところではあります。
図形の極オンライン、こちらの皆さんのお陰でその存在を知り、受けさせてみることに。とりあえず、図形嫌いが直ったら良いなぁ。。
— くるり@2021中受済と@2025中受予定 (@hanu_pan) December 4, 2021
図形の極、無事次の7級に。うちはゆっくりな進度だけど、得意なお子さんならサクサク進められそう😉これは1〜2年生で出会いたかった🤣たぶん量が多くなってくる&難しくなってくるから1級まではやりきれなさそうだけれど、4年のうちに比が出てくる3級くらいまで進められたらなあ…😇 pic.twitter.com/eT7Mbhqxm0
— am2025 (@am20212025) January 25, 2022
昔見かけた口コミでは1級持ちとなると難関校の図形問題もすらすら解けるようになるのだそうな。
「2級受かるまで3回くらい落ちた……」みたいな書き込みもあったしね。
玉井式に問い合わせてみる
ただ、先の問い合わせ時に聞いてみたところ、級が上がるほど時間がかかるものでもないらしいですよ、実際は。
「進級速度は勉強時間に比例します。たくさんやればやった分、進みは早くなりますね」
1級進む、おおよその目安として
「1日30分」「週3日」やれば
「3か月くらい」で1級進む
らしいです。これは級に関係なく、です。
「1日30分」を「週3日」でなく「毎日」やれば進級速度はもっと速くなるってことらしい。
ただ、中学受験をする場合、5年後半くらいから勉強時間が急激に多くなる。
6年になるとにっちもさっちもいかなくなり1日30分を塾以外の勉強に割けるかどうかってことです。
となると、おそろしく進みが悪くなる→そのまま中断みたいなことになりかねない。
級が上がると進級ペースが遅くなっていく理由はここにありそうです。
なので、小1とか早い段階で始めるか、小4、小5で集中的に図形を極め、6年になるかならないかって頃合いで1級まで取っちゃうか。
無料体験では図形アニメの視聴もできます
おっしゃる通りのハンドレッド。
紙のテキストのほか、デジタル教材があります。
これらをやりつつ、オンラインで先生に時々進捗状態をチェックしてもらう進み方でし。
わたし、個人的には「子どもの勉強はデジタルよりテキスト!」ってタイプでしたが、図形だけは別でしょう。
展開図の開きっぷりや図形の回転はアニメーションで見せる以上にわかりやすいものはないと思ってます。
冒頭で触れましたが、「図形の極」
今回の資料請求では紙の教材とともに、オンラインにアクセスできる体験パスワードも届きました。
ちなみに、ウェブ教材で何ができるかというと
① テキストの問題のヒント映像を見る
② テキストにはない問題がある
③ 進級テストを受ける
ですね。
紙のテキストと連動し、ヒントが映像で出るようになっています。全問題ではないようですが、実際に見ると感動的なわかりやすさ。
「側面に対角線の入った直方体」がある。
↓
展開図にしたとき、対角線はどの面を通ってる?
といった問題がありました。
これ、図形の苦手な子は一瞬迷う、あるいは聞かれた途端、ふてくされたくなる手合いです。私も正直好きではない。
ですが、アニメーションでゆっくーり直方体が開いていく様を見ると、答えはくっきり。なんだ、そうだったのかとあっさり。
バカみたいな物言いですが、こういう動画ってホントにバカになりません。
繰り返し見ていると苦手な子でも図形のイメージ力が培われそう。それこそ後天的にない才能を伸ばす!みたいな。大人の自分でもぐんぐん伸びていくイメージが湧きますもん。
月額はいくら?
さて、長々と書いてきましたが、一番気になるのはお値段でしょう。
もともと塾で扱っていた教材(今も、ですが)だからなのか、集団と個別で費用が異なります。
集団講座 月額4950円
個別講座 月額7790円
通信教材として考えると割高なわけですが、オンラインで直接、先生のサポートを受けられると考えると、逆に割安って気もする。
進級クラスによっての月額差もないですし、進みが早い方がお得感は絶対ある。
1年で4級上がるのと、2年で4級上がるのでは費用対効果が違います。進みが遅いとそれだけ長く(?)月会費を払うことになりますから。
なお、進級して新しいテキストに変わる場合はテキスト代2200円と送料500円(※それぞれ1冊あたり)が別途かかります。
テキストの進捗状態を管理
さて、集団、個別の講座内容ですが、送られてきた資料をそのまま抜粋すると。
集団講座:
・専用教材使い放題(テキストwebコンテンツKIWAMI AAA+)
・〔テキストcheck〕zoom参加し放題
・集団zoom質問・相談コーナー参加し放題(1回10分)
個別講座:
・専用教材使い放題(テキストwebコンテンツKIWAMI AAA+)
・個別zoomスクリーニング 月1回45分
送付資料が少々わかりづらいのが唯一の難点かも……。
「テキストwebコンテンツKIWAMI AAA+」の表記が特に「?」でしたが、「KIWAMI AAA+」は「図形の極」のオンライン版のネーミングだと思われます。
トリプルエーみたいな芸能グループいたよな、とかまったく関係ないことを思ってしまいました。
要するに、テキストとオンライン教材の2つを使って学習を進めていくと。
お得なのは集団講座?マンツーマンになることも
集団講座にある〔テキストcheck〕も当初意味がわかりませんでしたが、進級の際、テキストのチェックがあるらしいんですね。
それをオンラインでやると。同様に、オンラインで問題の質問や相談コーナーもある。
Zoomでの「テキストcheck」&「質問相談コーナー」は月平均5日ほどの開講のようですが、これはいつ参戦してもOKだそうです。その日程表も資料に入っています。
集団講座とはいえ「できるだけ人数が少ない時に参加したい」という相談も対応してくれるそうですよ。
そうなのです!
個別は月1回のみで45分。
集団講座の質問は1回10分と縛りはありますが、マンツーマンになることも少なくない。かつ何度参加してもOK(日程を考えるに、月最大5回くらいな気はしますが)です。
受付の方も「集団講座、お得ですよ~」とおっしゃっていました。
集団講座でも初回(入会月か翌日)はマンツーマンのzoom相談を実施してくれるようです。
5000円切るお値段で、先生に直接相談できる教材は他にはありません!
※23年7月からは「LINEでの質問受付」と「月1勉強会」も始まりました。
「LINEでの質問受付」はわからない問題を送ると詳しい解説が送られてくる。「月1勉強会」はzoomに集って全国の生徒みんなで勉強しようという主旨ですね。
途中で休会もOKという神対応!
そうだ、そこも重要なポイントですね。
塾のクラス分け対策に来月は集中したい!みたいな時はあらかじめ伝えておけば、対応してくれるらしい。
テキストを進められないのに月会費だけ払うのはかなり損した気分ですもん(´;ω;`)
親心を理解した対応だと思います。
以上、長々と書いてしまいましたが「図形の極」は中学受験まで対応できる通信教材です。なおかつ稀少な図形特化。
ご興味を持たれた方、百聞は一見に如かず。まずは体験テキストをもらっちゃいましょう!
>>玉井式「図形の極」公式
※資料請求は1分で完了!勧誘ナシ
玉井式には「数の極み」↓というシリーズもあり、セットで入会すると結構な割り引きがありますよ。
ちなみに、資料請求でお得感があるシリーズ(笑)としては
●「ブンブンどりむ」
作文教材。全学年分のお試し教材が届く。(小1~小6向け)
●Z会の通信教育 中学受験コース
そのまんま。40ページ分のお試し教材が届く。(小3~小6向け)
●WonderBox
地頭伸ばす系教材。アートや工作キットが届く。(幼児~小4向け)
●「モコモコゼミ」
知育OR幼児さんすう教材。こぐま会×サピックスのコラボ。1か月分のテキスト無料。(幼児向け)
があります。
「ブンブンどりむ」