待ち焦がれていたオンライン講座・玉井式「魔法の国語」が24年4月、ついにスタートしました。
国語学習を起点に、小学生の「知りたい気持ち」「チャレンジしたい気持ち」を四方八方へと拡げていく魔法のような教材です。
当ブログがオンライン講座を先行体験してみました。
結論からいえば、中学受験の土台になりそう、かつ中受しなくとも自分の意見が言える子になりそう!かなりお得感のある講座でした。
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【玉井式】魔法の国語
玉井式「魔法の国語」ってどんな教材よ?
体験談の前に。
「魔法の国語」って一体何よ?そもそも玉井式って何よ?って思う方もいるでしょう。まずはざっくり説明するとですね。
公式の丸暗記ではない玉井式
玉井式は玉井満代氏の考案した学習法です。小中学生層を中心にオモシロ教材を複数出しています。
共通するのは公式の丸暗記ではない、問題の意味や内容を考えさせるスタイルですね。本質的な勉強法ってことですが、教材がまぁ、すべからく見事。
当ブログの最強推しでもある「図形の極」も玉井式!
さて、新しくスタートした「魔法の国語」です。待ち望んでいた層も少なくない。
来春開講の玉井式の「魔法の国語」が気になる👀来年小2になる息子にどうだろうか👀
算数はとりあえず算盤やってるから国語的算数にはあまり興味ないのよね(そりゃ両立できればいいけど)。息子もできれば中受させたいけどな〜低学年から準備したら下地は整うものなのかな〜でも絶対⚽一途になりそう🙄— azukiii🌸N2026 (@aaazzuukkii) October 19, 2023
授業とアプリと紙テキストのハイブリッド講座
その名の通りの国語教材で対象は小1~小6生。年間3冊のテキストとオンライン授業、漢字学習、アプリでの読解問題で進んでいく。
講座の流れとしては
1、動画やテキストで漢字を予習
2、読解問題のオンライン授業(※今回の体験会・参)
3、読解問題のトレーニング
4、進級テスト
を繰り返す感じでしょうか。
「紙のテキスト」+「アプリ」+「オンライン授業」のハイブリッド形式ですね。
アニメーション学習にも定評のある玉井式ですからね。
体験会を受講した身として「魔法の国語」の特徴はこんな感じ。
1.長文に強くなる
2.読解に慣れる
3.子どもの科学や社会の関心を引き出す
4.「リスニング読解」で聞く力が養われる
5.アニメーションの「漢字学習法」で漢字の意味まで身に付く
6.中学受験の土台となる文法にも強くなる
レベル分けは3段階。各一年間のコースです。
オンラインで個別授業ではなく全国の生徒と一緒に授業を受けるスタイルですね。ここに家庭学習としての漢字やアプリ読解が加わる。
さらに別口で、調べ学習やプレゼンのコースもあるんですね。公立中高一貫の適性検査にも役立ちそうな感じ。
というわけで、以下では体験会をレポートしていきます。
玉井式「魔法の国語」を体験してみた!
当ウカルログが体験したのは「スタンダード学習コース」です。オリジナル教材を用い、オンラインで先生が読解授業を進めていきます。
おっしゃる通りのハンドレッド。
そこの見極めも含めての体験授業だったわけですが。
結論から言えば、めちゃくちゃ面白かった!
以下に体験会で説明されたポイント、授業を受けて気づいたポイント、個人的な推しのポイント(笑)をまとめます。
ポイント1:国語苦手な子も楽しめる
【玉井式】魔法の国語
私が参加した日は全国の小1から小4までの子どもたち10人弱くらいはいたんじゃなかろうか。
ZOOMだから皆が勉強している顔が見えるんですよ。学校の授業参観の類って後ろ姿しか見えないじゃないですか。オンライン授業なら顔が見える!
これ、結構なメリットかも!
子どもたちが真剣に考えたり、悩んだり、正答して大喜びしてたりのイキイキが伝わるのなんの。更年期迎えた母には良い滋養強壮剤になりましたよ。
相変わらず失礼な物言いですが、まぁ、言わんとする意味もわからないではないです。
玉井式自体は「〇ャレンジ」や「〇マイルゼミ」のような皆が知る学習サービスではない。かつ新規教材と来ますから保護者は教育熱心、子どもはバリバリの国語マスター、そんなイメージが沸く気持ちもわかる。
国語苦手なわが子が参加したら味噌っかすになるんじゃないか!!!
とかね。
が、結論から言えば杞憂でした。
「国語大好き」「国語大得意!」みたいな子は意外と少なかった。
むしろ「長文読むのはあまり好きじゃない」みたいな子もちらほらいそうな雰囲気でした。そんな子たちが15分後、イキイキ発言しまくるんですから『魔法の国語』の魔法ときや、なんとまぁ。
先を続けます。
ポイント2:コースは3つのレベルがある
『魔法の国語』のスタンダード学習コースって3つのレベルに分かれるていんですよ。
・GRADE2(小2相当)
・GRADE3(小3相当)
・GRADE4(小4相当)
それぞれ対応テキストがあるのですが、体験会の授業では全てのgradeを各1題ずつ解いていきました。
実際の講座では得意な子が1学年上のレベルをやったり、ちょい苦手な子は自分の学年よりもグレードを下げての受講もできるのね。
一方、体験会といえど、小1の子がGRADE4とかの授業を受けるのキツイんじゃね?とお思いのあなた。
そこは講師の腕がスコブルつき。
小1、小2くらいの子でもGRADE4でも答えやすいように誘導してくれる。当日の参加者層に応じて臨機応変に対応してくれる感じ。
ポイント3:小学生が発言したくなる授業
当てられ恐怖症の子も中にはいることでしょう。
いやしかし、何しろスコブル付きの講師です。子どもをノせるのがうまいんですって!
たとえ間違っても「ナイスファイト!」とほめたたえてくれる。正解したら拍手喝采。
講師のムード作りで「ぼくも、わたしも!」と答えたくなるというのか。
この雰囲気、むしろ答えずにいられる子どもがいるのだろうか、いや、いまい。
現に、最初は居心地悪そうに黙りこくっていたお子さんも、授業の後半には手を挙げ始めた!
さすがは「魔法の国語」です。こういうマジックは自分の子でなくとも見ていて嬉しいものですね。ちなみに、私が参観した体験会は参加者全員が発言していました。
ポイント4:読解力も聞き取り力もアップ
「魔法の国語」の授業でもう一つ面白いなと思ったのが、聞く力にも焦点をあてていること。
体験会では「読む」よりも先に「聞く」を実施していた。
最初は手元のテキストは開きません。先生が本文を読み上げ、子どもたちは耳から得た情報だけで内容を咀嚼する。口頭質問に子どもたちが答える。
これ、中年母である自分は結構取りこぼしました(笑)。テキスト見ないと答えられなかったりする。
とはいえ、「指示を聞いて、取りこぼさない力」って小学生にはめちゃくちゃ大事だと思うんですよ。
脱線しますが、かつてお受験の先生が「聞く力」は子どものサバイバル力につながるって話をしていたんですね。
極端な例ですが、それこそ電車通学するような子は、災害が起こったら自分で非常出口を探さなきゃいけない事態に遭遇するかもしらん。
その時に、「突き当りの階段を上がって右に曲がり、10メートル先の自動販売機の左側が非常出口」みたいなことを言われて、パッと理解できるか?
そういう子がお受験にウカルみたいな話を聞いたのね。
書いてる私もわからなくなってきましたよ。
でも、お受験に限らず、小学生くらいって聞く力がないと本当にきついと思うんですよ。
大人になれば人の話を聞けなくとも本からだったり自学自習で勉強ってできるものですが、小学生の場合、最初は耳から入るパターン。
この力があるとないのとでは中学受験なんかの伸び率もぜんぜん違ってくると思うのです。先生の話を聞けるか聞けないかはかなり重要。
うむ。「魔法の国語」にはアプリ学習もあって、こちらも「リスニング読解」ができます。聞いて解くことの重要性を全体からも踏まえた教材だと思います。
ポイント5:「問われそうなところ」を予測する力がつく
もう一つ、面白いなと思った点。
授業を聞くうち「読解問題で問われそうなポイント」が体感として身に付きそうなところ。
①「読解問題を先生が読み上げる」
→②「問題に沿った内容を質問する」
→③「生徒が答える」
①「読解問題を先生が読み上げる」
→②「問題に沿った内容を質問する」
→③「生徒が答える」
を繰り返すうち
①の段階で「あ、ここ問いに出そう!」「ここ、重要!」みたいな閃きがあったりする。何が大事なのか、何がテーマなのかを自発的に考える力がつきそうに思えたんですね。
ポイント6:中学受験の国語の土台作りに
玉井式「魔法の国語」は中学受験を謳ったものではありません。
が、低学年でやっておけば中受の力に繋がりそうだな~と感じた次第。実際、「魔法の国語」は中学受験向けの進学塾でも扱っているところがありますし。
クラスレベルが小4までというのも(もちろん、小6生でも小1生でも受講できますが)「その後は中受へ」といった段階を想像しやすいですね。
前述の通り、読解の胆をつかむトレーニングに最適なんです。
「実は、指示語の問題の場所って決まってるねん」と関西弁でこっそり教えてくれたりね。「問題文で『どういうこと?』と聞かれたら必ず『~こと』で聞かれること!」とかね。
ポイント7:中学受験で出る!文法問題のトレーニング
「魔法の国語」は文法の問題もしっかりやります。文法は小学校ではほとんど習わない。でも、一部の中学受験では必須。
低学年のうちに身につけておけば楽ですね。玉井式では文法はスパイラル学習方式。すべてのレベルで段階を追って登場するから定着しやすいですよ。
ポイント8:理科や社会に興味広がる魔法のようなテキスト
冒頭でちらっと触れましたが、「他分野への興味付けに繋がる」魔法のような教材なんだな。
オンライン授業の先生の質もかなり高いですが、そもそも長文テキストがよく出来ている。全て玉井式オリジナル教材なんですよ。
扱う文章は物語あり、説明文ありですが、説明文の内容は「新型コロナウィルス」「iPS細胞」「人間・動物・植物」「国際宇宙ステーション」など時事トレンドを抑えたもの。
これまた公立適性検査や私立の中学受験の土台になりそうな話題ばかり。
体験会のコースとは別ですが、調べ学習&プレゼントレーニングの「アドバンスコース」というものもある。
これは惹かれる親御さんも多いのではないか。玉井式ならという気がしますね。
ポイント9:漢字学習はアニメーションで深ーく理解
さて、「魔法の国語」にはもれなく漢字学習もついてきます。別途、動画アプリがありまして「見る」「聞く」「読む」「書く」で学習を深めていく。
新出漢字すべてをストーリー仕立てのアニメーションで表現しています。こちらもお試しで見ましたが、漢字が使われている場面をアニメで視聴できるからインプットしやすいのね。
単純反復にならない学習が嬉しい。
なお、漢字は基本、オンライン授業の前に予習する方式らしいです。
ポイント10:親の参観いつでもOK
体験会はお母さん同伴の方も多かったです。
いつでも参観OKなのはオンラインならですね。
習い事や対面式の塾の場合、子どもに「今日何やったの?」と聞いても「なんか猫の話とか」などだいたい要領を得ない……。
子の勉強に積極的に関わりたい人はむしろオンラインの方がいいのではないかと思うほど。
ともあれ、1時間ちょいの体験会はあっという間に終了。先生の活舌も良く聞き取りやすいのも有難かった。
「魔法の国語」のコースや費用は?
さて、「魔法の国語」のコースや費用についてまとめましょう。
現在、3つの講座があります。
プレゼン力がつくコースも
まず、体験会で見てきた「スタンダード学習コース」ですね。
①スタンダード学習コース
・漢字学習
・授業で長文読解と文法を学ぶ(オンライン授業 月平均三回各50分)
・読解問題の練習
・進級テスト
授業料は月3300円、このほか学習支援費として2420円(玉井アプリ利用料含む)かかります。
なお、テキスト代は別です(1冊2860円。年3冊使います。送料は国内一律550円)。
2つめ。
先ほど触れたプレゼン講座こと「アドバンス学習コース」ですね。
②アドバンス学習コース(プレゼン学習のコース)
・漢字学習
・授業で長文読解と文法を学ぶ(授業の録画)
・プレゼン勉強会 (月4回各30分)
・個別対応プレゼンタイム (月50分)
自分の考えを「まとめる」、そして自分の考えを「伝える」ことのトレーニングができる講座です。上記「スタンダードコース」の読解授業も録画で視聴できます。
テストに必要な読解力を上げ、本質的な頭の良さであったり考える力をプレゼンで伸ばします。
読解問題を解くだけに終わらせないのですね。
テキストに出てきた「ドーナツ」について調べてみようとか「鳥の目の仕組み」について調べてみようとか、もっと高度になると「iPS細胞」について調べてみようかとか。
繰り返しになりますが、「魔法の国語」のオリジナルテキストは問題文自体が発見の宝庫なのですね。子どもの好奇心刺激型というのか、「これについてもっと知りたい」の芽が出てきそうな構成です。
テーマ決めやプレゼンの準備などは先生がサポートしてくれるそう。そうして、最後に50分のプレゼンタイムがある。
気になる料金ですがアドバンス学習コースの授業料は月3850円、このほか学習支援費として3300円(玉井アプリ利用料含む)、テキスト代がかかります。
とはいえ、個別対応の時間もあるのでお得なコースとはいえる。
「魔法の国語」にはもう一つ。
スタンダードコースとアドバンスコースの両輪セットの「魔法の国語完成コースもあります。
・漢字学習
・授業で長文読解と文法を学ぶ(オンライン授業)
・読解問題の練習
・進級テスト
・プレゼン勉強会(月4回各30分)
・個別対応プレゼンタイム (月50分)
こちらは授業料は月6710円、このほか学習支援費として2420円(玉井アプリ利用料含む)とテキスト代がかかります。
「魔法の国語」のレベル感は?
「魔法の国語」のレベルのおさらいですが、前述の通り3つのステージがあります。
・GRADE2(小2相当)
・GRADE3(小3相当)
・GRADE4(小4相当)
対象学年はあくまで相当です。
小2でも国語が得意な子ならGRADE4レベルも可能だそうです。
体験会の時は小1~小4の子が混在していましたが、先生のフォローもあって難易度の差も皆それなりに楽しんでいた様子。
ちなみに、テキスト自体はシンプルでイラストや漫画がたくさん入るというものではありません。その分、「読む」ことにしっかり向き合えそうです。
問題文の長さに関してはレベルが上がるごとに当然長くなる。GRADE2を1とするとGRADE3が2、GRADE4が2・5くらいの感じ。内容に関してもより専門度が高くなる。
今なら資料請求でテキストが届きます。体験会に参加すれば各グレードのレベル感を把握できると思います。
「魔法の国語」に向く子は? デメリットはある?
向く子といえば、今現在「国語が得意」であろうと「国語が苦手」であろうと、それ自体は問題はなさそう。
発表までするアドバンスは調べる準備とか、そういうのが楽しいと思える子の方が向いてはいそうですね。
こちら小1のお子さんでも不可能ではないようですが、グレード2相当(小二相当)の文章読み取りレベルはあった方がいいようです。
一方、「魔法の国語」について思いつくデメリットとしては「オンラインに抵抗がある人もいるかも」とか「低学年の習い事にしては高いかも」ってことですが。
まず、前者。親も参観できる、子どもがイキイキ勉強している様子を見られるという強みは「なんとなく対面の方がいい」ってデメリットを凌駕するのではなかろうか。
受講料に関しては、なんで「授業料と学習支援費」がわざわざ分かれてるのって疑問は出てしまう。
ただ、金額に関しては「質の高い授業も受けられて」「専用学習アプリもついて」「小学校の漢字までマスター」できると思えば妥当かなとは思う。むしろプレゼン学習付きのコースはお得感がありますね。
最後、主観ながら「魔法の国語」で出そうな効果をまとめてみます。
・長文への苦手意識がなくなる
・聞く力がつく
・国語以外の他分野への興味が広がる
・自分の言葉で考える力が身に付く
・生きた漢字を身につけられる
・発言に物怖じしなくなる
・中学受験につながる読解力・文法力が身に付く
・(参観できるから)子どもの成長を間近で見られる
・(アドバンスの場合)調べる力がつく
・(同)自分の意見をまとめる力がつく
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