絶望組でも偏差値60の学校に合格する方法
100 %合格スぺ

過去問はいつから?早くやるメリット

中学受験のよくある賛否両論として「過去問はいつから取り組むか?」がありましょう。

これは、塾によって主張が異なる命題です。

娘の通っていた塾では6年の夏休みに3回分の過去問(むろん、全教科)を課されました。一方、日能研のように夏の間は赤本買っても子には見せるな!というところもあるらしいですし、算数カウンセラーの安浪京子先生は「算数に関しては殆どの子が11月以降にならないとOKを出せない」と著作に書いていましたね。

はやーく取り組んだ立場でいうと、正直どちらの言い分もメリット、デメリットがあると思いました。

早い時期に解くメリットとデメリット

 

その1、過去問分析がしやすくなります。

その2、上記に関連しますが、苦手を掘り起こしやすい。また、志望校に出ない問題を以降は避けて通ることができるため、パフォーマンスが上がりましょう。

その3、早くから着手する分、多くの回数、年度分を解くことができます。

その4、一方で、点数が悲惨なことになりやすい。100点満点中15点とかだったら親も子もたいへん不快な気持ちになるでしょう。モチベーションが下がる層もいることでしょう。

その5、上記と関連しますが、あまりに解けない場合、解く時間のムダ。間違い直しも膨大すぎ直したところでやはり、わからん。だったら、基本問題がっつり固めた方が早道になりましょう。(→多くの塾が早めの過去問対策をNGとする理由はここにあると思われます)

その6、入試が一回しかない学校だと、直前期に解くものがなくなってしまう危険性をはらみます。

問題を解けない親に分析はできるのか?

早く解く最たるメリットは最初の1、2に集約されます。

「子にやらせる前に、親が早めにチェックして分析すればいい話では??」という声も聞こえてきそうです。が、結論から言えば、桜井信一氏並みのスタンスでないとむつかしいと思われます。

絶版になっているようですが、「中学受験 塾に頼らなくても合格できる」という書籍があります。本書にはこれでもか!というほど親ができる過去問分析について触れられており、受験中、たいそう愛読いたしました。

この本には「実際に親が解きなさい」などということは書いていません。

解説をベースに傾向をチェックする方法、過去問の目の付け所が記されており、これなら解かなくてもなんとかなりそうな気になります。

けれど、どうも傾向を一覧にしても「ヤッタネ!」感が生まれないわけです。

赤本の最初の方にある、出題分野分析表に変わるような、いや、ほとんど変わらんような。

考えてもみてください。

その問題を解けない人間がその傾向をチェックするというのはかなり高度なテクニックを要します。

そもそも、入試問題は見ているだけで気分が悪くなりますでしょう。

例えば、算数の速さ。

基本的なところで、どれが旅人算で、どれが流水算で、どれが通過算かは中学受験経験者でもなければパッとはわからないでしょう。

言い方を変えましょう。

「〇〇中学は速さが出やすい」という分析は普通です。

速さなんかどこでも出ます。出ない学校の方が少ないでしょう。

そうではなくて、「速さの中でも、差に注目すると解ける問題を好んで出す」みたいな分析があると「ヤッタネ!」感が生まれるわけです。

しかし、速さの問題を見て差に注目すると解ける問題であるとか、比を使って解くと簡単になる問題であるとか、解いてもいないのにどうやったらわかるのでしょうか???

この問題は「電車がトンネルに隠れている時間の問題であるな」とか、「人と出会いと電車と追い越しであるな」とか、これは「エスカレーターの段数がわからない問題であるな」とか長たらしい問題文を読みこまないことには先に進まないわけです。

「解説・解答を読めばいい」そんな声が聞こえてきそうです。

自らが、中学受験経験者かつ算数が得意だったのならそれで事足りるかもしれません。

しかし、流水算という概念を中年になって初めて耳にする者にとり、解答を見たところで

「ユリイカ!!そう来たか!」とはなりません。

ただ、苦しいだけです。

子が解いた後に本当の対策が始まる

 

図形問題ならまだラクなのです。

これは角度の問題であり、あれは立体図形の問題であるな、くらいの判断はつきますね。

しかし、不自然に斜めった円柱に三角のくりぬきがあり、その体積がどうたら、くりぬきに1分間あたり6リットルの水を流し込んだら水位がどうたらウダウダやられてしまうと

「なぜ、親がこれ分析する? なぜ、塾行ってる子どもがしない??」

だんだんと怒りに変わってくるわけです。

私の場合、子に先んじて過去問をチェックしてはいたけれど、しかも、一応単元別にファイリングしてみたりもしたけれど、その費用対効果は少なかったのです。過去問分析っぽいことができるようになったのは子が過去問を解き始めてからでした。

子が過去問を解いた後、ポイントは間違えた問題です。

子の点数が100点満点中35点で合格者最低点が68点なら、あと33点分をチェックするのです。

ここで、あと55点分を上乗せしようと考える必要はまったくありません。

あと33点でいい。

これは子にとってばかりでなく分析しようとする親にも楽です。

白紙の100点分、分析しなくてはと考えるから親は息が苦しくなるのです。

だからといって、自分が解くなんてことはようようとできませんよ。チェックポイントは解けそうな問題はないか、解けた方がいい問題はないか、だけです。

この判断は比較的カンタンです。学校にもよりますが問題を読まなくてすらいい場合が多い。

算数であれば、最初の一行小問を間違えていないか、大問の(1)(2)(は比較的易しいケースが多い)を落としていないか。

それ以外は塾の先生に聞く、が鉄則ですが、「聞く、聞く言うくせに、子がいっこうに聞いてこない」とか「勝手にやったとバレるとまずい」とか、個々の状況もあるでしょう。

塾は頼ったもの勝ちですが、頼れるのは100のうち60くらいだと思います。頼れなかった40はユーウツでも親がなんとかするしかないのです。

おそらく1、2時間格闘すれば解けるようになっているはずです、最低1問くらいは。

何度も同じところを間違えるわが子

さて、塾からは過去問ノートの作成が義務づけられていましたが、算数などはノートだけでは直しが収まらないこともあり、独自の直しも進めていました。誰でも思い付くことです。

間違えた問題をコピーして解き直す。

先の例でいえば、全てではなく33点分の直しですね。

けれど、数日経つと、またできなくなる問題がある。

できたと思ったら暗記してだけで、しばらく経つとまたできなくなる問題がある。

なので、またコピーする。

受験生の時間節約のため、このコピー取りは親がやります。

うちは過去問対策をスタートした6年7月から受験期にかけ、毎週500枚ペースでA4コピー用紙を消耗しました。1日のうち1時間くらいコピー機の前で過ごした日もありました。

まぁ、その多くは過去問の長文国語と長文社会に費やされたわけですが、毎日、毎日コピー取りとは本当によくやったと思います。

「何度も、何度も、同じところを間違えやがって!!!!」

とムカムカするわけですが、思った先からまた間違える。

やがて、親の方のイライラが「子を待つ忍耐」をはるか越え、結局、解くことになるんですよ、この私が。

ええ、解いている最中、思いますよ。

「なぜ、親がこれを解いている? なぜ、受験する本人がこれを解かない???」と。

しかし、ルサンチマン・パワーにまかせて解説を精読し、類題をネットや問題集で探し、ということをやっていると、わが子の「まちがい動線」のようなものが透けて見えてくる瞬間がある。

そうして、既に解いた過去問と見比べると何やら相関関係が浮かび上がってくる。

……浮かび上がらない時もある。

算数の場合、その方がずっと多いのですが、同じ不成功でも程度の差はあるというものでしょう。

繰り返して掴んだ肌感覚こそ合格のカギ

早い段階で過去問を解く、最たるメリットは肌感覚に尽きます。

子に解かせてみて、思いのほか、むつかしそうな問題が解けていたり、一方で基本的な間違いにイラついたり、どころか基本も応用もまったくダメ、もはやこれまで気分に陥ったり。

しかし、「もはやこれまで」と絶望しようとも、受験させると決めた親は結局なんとかするでしょう。

親が赤本を単元ごとにファイリングするのも、過去問の出題分野をロジカルに並べるのもいいのですが(「親が調べてみた吉祥算数」に書きましたが超おススメ!のわけではありません)、実際に解かせて、解いて、「なんとなく」つかめる肌感覚のようなもの、本番で力になるのはこの部分です。

多分にそれは出題分野表からは読み取りづらく、過去問を一回繰り返しただけでは体得しにくい。

この意味で過去問は早く取り組んだ者勝ちという気がします。

なお、過去問論争のなかに「繰り返すべきか、否か」問題もありますが、一回解いたものをもう一度解いて「合格者最低点、取った!!」というのはむろん、まったく意味がありません。上がって当たり前じゃろ!!って話です。

しかし、間違えた問題を繰り返すのは大いに意味があります。

というか、それが第一志望ならば繰り返さない意味がわかりません。

大いに繰り返してください。

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20XX年、受験終了組のマザー。 「志望校の合格可能性20%」「何回やっても過去問が取れない」「何か月やっても理科の偏差値40台」という絶望組のあなたにこそ読んで欲しいブログです。相方のハンドレッド先生は受験について何も知りませんが合格パワーだけは送ってくれますよ。