中学受験の学校選び

「後悔しない学校選び」は5年秋で決まる?【学校訪問の学年別目的】

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みなさん、こんにちは、ハンドレッドの友です。

算数苦手編算数以外も苦手編につづく【中学受験・5年秋にやっておきたい】シリーズの第三弾「学校訪問」です。5年秋と名打ちましたが、今の今が4年生というあなたも、今の今が5年春、今の今が6年春というあなたもどうぞ!

「学校選び」は受験終了まで続く不朽のテーマです。

学校訪問の目的は学年によって変わります

本題に入る前に、ここで一つまとめましょうか。

学校説明会には親一人で行くことが多いでしょうが、「チャレンジ的な位置づけの学校にもどんどん行く」(4年~5年)から「気に入った学校に再び足を運ぶ(入試情報の取得)&『まさかのまさか』の時のための併願校も見る」(6年)など徐々に掘り下げ型、リスクヘッジ型へとシフトしていきます。

4年から6年までの学校訪問はテーマが微妙に異なるのですよ。

学年別「学校訪問のテーマ」

4年生「偏差値は高くレンジは広く、中学受験を知るための学校訪問」

5年生「子どもと見るなら5年秋!モチベーションを高めるための学校訪問」

6年生「リスクヘッジを考える、親のための学校訪問」

よいですか? で、今回はどまん中、「5年秋の子連れ学校訪問」が主題となります。一年後の6年秋に後悔しないためにやっておきたいこと、それが「子連れ学校訪問」なのです。

何もない日に子どもとふらり、学校の外回りを見るだけでもよし

さて。小4、小5を通し、子どもを連れて計5校の文化祭を訪れました。うち2校はママ友らと遊びがてら、冷やかしがてら。その他の1校は子が気に入らず、もう1校も結局受けることはありませんでした。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
5校-4校=1校。残ったのは第1志望の1校のみ。
ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
その1校も6年秋に子の熱が冷めかけて母ひとりアワアワする。

おっしゃる通りのハンドレッド。

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↑上に記しましたが、この時ばかりは5年秋の過ごし方をなんと後悔したことでしょうか。6年後期に子どもが学校を見ているヒマはありません。子が学校を見られるのはギリギリで6年前期まで。

一方で、四十路の母に文化祭巡りはたいへん疲労が大きいのです。ためにママ友と出かけるなどレジャー色を入れたわけですが、もっと現実的なラインナップにすべきでした。

知人の中には午前、午後と別の学校の文化祭を巡った人もいましたね。けれど、自らに「それができるか?」と問いかけると今にしても「ムリ!」と思うわけです。

ただし、考えてみれば、子連れ訪問は何も文化祭に限らなくてもよいわけで。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
文化祭は祭りムードでカサ上げされやすい
ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
普段の学校を見ろ、という人もいる

 

おっしゃる通りのハンドレッド。

学校のグラウンドを見る、校門を見る、建物を見る、学校の周辺を見る、学校までの道のりを確かめる、通学途中の生徒を見る。

本当のところ、子に直感を期待するならその程度の情報で十分だったのですよ。

進学実績、カリキュラム、部活動、行事云々の詳細は親が知っていればよいことです。

それよりも、その学校に何かを感じるか?

好き嫌いを建物に入る前に下す子も多いでしょう。

少なくとも「なんとなくイヤだ」の直感は見た途端に感じるものです。

実際、わが子が校門に入るなり「ここはイヤだ」と言った学校がありました。母はとても気に入っていたのですがね。

なお、普通の日でもアポを入れれば案内をしてくれる学校もあるようです。2007年発行と若干データは古いものの「中学受験で子供と遊ぼう」(高橋秀樹・牧島博子著)ではアポなしで学校に行き、殆どの学校から「(授業見学はご遠慮願いたいが)外回りならご自由にご覧ください」と対応された旨があります。

このように、何もない日に「子どもとふらっと学校巡り」をする。

これは「5年のうちにやっておけばよかったこと」の一つでした。

中学校開催の模試、受験生のカラーはその学校に似てくる?

 

繰り返しになりますが、6年秋以降、子の学校訪問は難しくなります。できたとしても第一志望の文化祭や入試問題説明会で手一杯。

ならば、チャンスは5年秋、遅くとも6年春です。4年生でもいいのですが、小学生のロングロングな時間軸を考えますと5年生でも行っておきたいところです。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
模試なんかで学校に行ったりするだろ。あれはどうよ?

中学校会場は本番の練習として推奨できましょう。けれど、その学校の「好き嫌い」の判断はむつかしいようにも思います。

その目的が模試だからです。「できなかったらどうしよう!」「合格可能性30%だったらどうしよう!」「怒られたらどうしよう!」みたいな重圧を抱えながら行くわけです。

わらわらといるのは憧れの先輩たちではなく、同じように重圧を感じた小学生たち。学校とは無関係な試験監督の先生の目つきがイヤだった、隣の席の子のシャープペンのカチカチがうるさかった、などのことが学校のマイナス評価にもなりえましょう。

ただし。

学校が会場となる模試は受験生の見た目や雰囲気が、その中学の生徒たちに似通っている印象はあります。

かつて「吉祥女子」や「豊島岡」や「広尾学園」で公開模試を受けたことがあったのですが集った小学生集団はそれぞれカラーが異なりました。

「豊島岡」予備軍、「広尾学園」予備軍とでもいうのでしょうか。

そこにいる小学生たちと「友達になれそうか?」は、意外とその学校に「合う、合わない」の指針になるかもしれませんよ。

学校別模試ならば傾向はさらに顕著になりそうな気がします。

もちろん、わたくしの個人的な感想ゆえ、参考までにといった話ですが。

 

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燃えるハンドレッド先生の友
「志望校の合格可能性20%」でも偏差値60校に全勝した体験記です。 ※本ブログをkindle書籍化した「足りなくても勝てます」が子育てジャンルで1位を獲得