絶望組でも偏差値60の学校に合格する方法
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わが子に合う学校を探せ!偏差値60本命編(説明会14選)

私のごくごく主観的な感想もどこかの誰かに役に立つのではと思いアップすることにした説明会14選。今回は、偏差値60本命編です。人によってはここが滑り止めになったり、チャレンジになったりもすると思われます。

偏差値50編チャレンジ70編もあります。なお、吉祥女子についてはこちら

ポジティブな情報もネガティブな情報も話半分、あなたが実際に学校訪問する際に何かの足しにするくらいの気持ちで、読んでいただければと。

(※説明会そのものは主に2014~2016年時のデータですが、在校生のママ友などから聞いた話も追加しつつ、随時更新していきます)

 

【鴎友学園女子】ムカデ競争に涙する

最寄駅は経堂。

学校説明会に行って、唯一泣きそうになったのがココです。

運動会のビデオをやおら流され「知らない子が映っている運動会ビデオほどつまらんものはないよな」と思っていたのですが、鴎友名物“ムカデ競争”に差し掛かるあたりには目頭が熱くなっていました。隣にいたどこかのお父さんも同じ様子でした。

たかが運動会、けれど、そこに映っている生徒全員がおそろしいまでに「本気で真剣」だったのです。

体育祭や文化祭というもの、活動的もしくはお祭り好きの子にはいいのですが「こんなこと、やってらんねー(特に運動)」という子には地獄です。

みなが盛り上がっているシーンで、自分だけが盛り上がれない、これほどの人生の孤独はないでしょう。

しかし、鴎友の運動会ビデオを見る限り、「場に入り込めない」隙は皆無。運動が不得手であっても、盛り上がれば盛り上がるほど入り込めなくなるようなタイプであっても、いつしか真剣勝負に出てしまう、そんな気がいたしました。

生徒をいかにその気にさせるかーー、説明会で印象に残ったのは学校側の仕掛けづくりでした。

人間関係が固まらないよう、新入生は3日に一度は席替えをする」に始まり、続々と成果を出している「教科書を一切使わない英語授業」も鴎友ならの仕掛け。しょっぱなの時点で「へぇ」とか「ほう?」とか関心を持たせるのが上手いのです。

受験生の立場から言えば入試問題もしかり。鴎友はカラーページがあり、時に漫画を使用したりしていますね(見た目の引きほど、楽しいわけでも簡単なわけでもないのが難ですが……)。この過去問、有料で販売していますが、ちょっと見たことがないくらい詳細な解説書が付属します。受験生に向け、ここまで自校の過去問分析をしている学校を私はほかに知りません。

ちなみに、国語の解説書は鴎友志望者以外も有用のよう。「どの国語参考書よりも鴎友の解説が役立った!」とは共学を受けたママ友の談。記述ばっかりの鴎友、特に記述対策には重宝することでしょう。

以上のことから、私が鴎友を心の第一志望にしていた時期もありました。それが立ち消えたのは娘の反応がイマイチだったからです。

5年生の時、文化祭に連れて行きました。鴎友は横長の普通の校舎(ほどほどに綺麗でこれといった特徴はない)ですが何故かそれが好みではないというのです。

前週に行った渋渋の文化祭が華やかだったたけに、展示物だらけの文化祭が地味に思えたせいもあるかもしれません。

もともと女子校の文化祭は展示物が多いですが、鴎友の文化祭は控えめにいってテキトーでした。

アイスクリーム屋さんのクラスなのに机はむき出し、テーブルクロスもなし。壁の飾りつけに至っては昨日の午後に仕込んだでしょ、といわんばかりのテキトーさ。

部活ごとの出し物などもありましたが、来場者そっちのけで生徒だけで盛り上がっているようなところもあり、呼び込みのオブジェ人形もはっきり言ってへたくそでした。

体育祭の「本気で真剣」な感じとはえらい違いですが、文化祭と体育祭はかなり近い日程です。これをメリハリと考えることもできますし、「テーブルクロスくらいかけろ!」「このへたくそなオブジェをなんとかしろ!!」と口うるさく言う先生もいなさそう、生徒の自主性に任せているとも解釈できるわけです。

ちなみに家庭科の提出物など個人の展示発表もありましたが、このレベルの学校にして「なんじゃこりゃ!?」みたいなものを数点見かけました。見る側としては「なんじゃこりゃ!?」がオモロイわけですが、それが自分の子どもならイライラとすることでしょう。

難関校とはいえ、入った後の学力差、勤勉差が少なからずあるのだという分析は可能です。(もとの能力ではなく、課題にまじめに取り組んだか、ふまじめに取り組んだかだけの違いいでしょう)

最後に。ネガティブキャンペーンが続いたのでプラス面に立ち返りましょう。鴎友は渋渋に負けず劣らず可愛い子が多かったです。

【広尾学園】英語ど素人がネイティブなみに!?

最寄は広尾駅。

当時の印象としてはミニ渋渋。なおかつ渋渋より校舎が綺麗。新進ベンチャー企業のオフィスみたいな雰囲気がそこかしこに。

生徒もクレバーそうな子が目立ちました。

本科、医進、インターナショナルと3つの科がある広尾ですが、お母さんたちが一番歓喜したのはインターナショナルコースだと思われます。

英語ど素人の生徒をいきなり帰国子女クラスに押し込み、一部オールイングリッシュ(オールなのに一部だなんてこの言葉へんですね。学活だったか美術だったか、英語以外でもオールイングリッシュの時間を取り入れているということ)状態で3年間を過ごさせる。

すると、どうでしょう?

ど素人だったはずの生徒がイングリッシュ・スピーチコンテストでネイティブ顔負けのスピーチを披露するまでに!!

ビデオの中の少年を見て思わず唸りました。もちろん、彼自身の優秀さに起因するものでもあるでしょう。けれど、おそらくそう優秀でない生徒を含むほぼ全員が英検の上の方の級(2級?だったかな?気になる方は説明会に足を運びましょう)をさらりと取っているという実績もあり……。

広尾学園の荒療治は相当高い効果を見せているようです。

わが子の場合は、「ABCもわからないのに英語で指示され自分だけマゴマゴ→学校行きたくない病へ」という可能性を否めなかったため、選択肢には入らなかったわけですが。温室培養せず、どんどん恥をかき、成長させていくというのは正しい姿のような気はします。

渋渋の教育理念は「自調自考」、広尾学園の教育理念は「自立と共生」。

渋渋に追いつけ追い越せ(っていうのは勝手な印象ですが)でごぼう抜きに偏差値を上げてきた広尾ですが、数年後には涼しい顔で最難関に鎮座していそうです。

そもそも渋渋も渋幕に追いつけ追い越せって時代があったと聞いていますし。

追記:広尾学園は都内に珍しい出願料一定(?)システム。1回受けても2回受けても出願料が変わらない、良心的なスタイルです。しかし、このスタイルであるがゆえ、また17年度からインターネット出願に変わったことも相まって、3回目の倍率20数倍超とかいう中学受験ではありえない数値となりました。。。

 

【頌栄女子学院】帰国子女でも和み系

最寄り駅は白金高輪台。

バザーで手作り品を出品しなきゃならないらしいとか、入試の出願は銀行で受領書もらってから窓口に行くとか、通知表のコピーは半端なサイズを要求してくるためにわざわざコンビニまで行って縮小コピーしなきゃならないとか、なんだか面倒くさそうねと先入観を抱いていました。

しかし、その先入観が仮に事実だったとしても、女子親には見に行って欲しい学校№1と思います。

まず、教室はアメリカの大学チック。教壇に向かい机が弧を描くように並び、いかにもな日本の教育を受けてきた自分はこれだけでもうワクワクしてしまいます。

さすが帰国子女が多いだけはある!とも思うわけですが、生徒の雰囲気はアメリカナイズされたものではなく、もっと和な感じです。

授業中は生徒の笑い声に溢れ、先生とのやり取りが微笑ましい。隣の教室を見てもやっぱり楽しそうな生徒たち。その隣を見ても……、文面にするとありきたりに思えるかもしれませんが、笑い声に溢れている教室ってそうそうあるものじゃないです。

教師との距離が近く、どの授業でも生徒がイキイキしています。

吉祥女子を訪れたママ友があるとき、言いました。

「元気で明るい雰囲気でいいよね」、と暗い顔をしながら。

なんでも、自分の子どもにはあの明るさがダメなんだと。入っていけない気がするんだと。

一方、「ハーイ!」みたいなイメージ満載だった頌栄女子、実際には「ハーイ!」みたいな生徒はいなく、娘には合いそうだと感じたのだと。

「なんというか生徒が素朴な感じ?垢抜け過ぎていないというか、これなら友だちになれそうというか

吉祥が垢抜けているかどうかは置いておいて(垢抜けなら「吉祥より鴎友」という気がする)、学校訪問をしてそのママのいわんとすることはわかりました。

授業中に笑い声が溢れているだけはあり、頌栄女子も明るいのです。

でも、明るさのベクトルが今風過ぎるわけでも、ぎらぎら濃色というわけでもなく。

映画に例えるなら、市川準監督『つぐみ』、つみきみほ主演の方の『桜の園』、岩井俊二監督『花とアリス』みたいな透明感のある中高生。

かえってわかりづらくなってしまったかもしれませんが、頌栄の生徒たちは、大人が考える「理想の女子中学生、高校生」の色をまとっている気がしたんですね。いくぶん映画的というか。

話しかけたら言葉少なに、少し恥ずかしそうに、でも、ちゃんと答えてくれそうな印象を持ちました。

頌栄女子は緑も多く、庭というのか、森というのか、グラウンドというのか、それらが校舎の離れに点在しており、風情があってなかなか環境も良いです。

インターネットではない面倒な手続きを経てもファンが尽きないその意味が、少し分かる気がしました。

なお、この学校の入試日は2月1日と2月5日。

1日はともあれ、5日は偏差値60以上の女子校を目指す小6生の最後の砦です。御三家残念組も押し寄せる5日はかなりの倍率に。

人気の裏には戦略的な受験日設定もあるのでしょうけれどね。

 

【小石川】勉強はハード、校則はフリーダム

最寄り駅は千石。

都立中高一貫校です。

わが家は当初、都立との併願を考えていたのですが適性検査のあまりの解けなさに、「二兎追うもの、なんとやら」になりそうであったので断念したという過去があります。

小石川は文化祭にしか行っていないので、在校生のママ情報も記載しようと思います。

文化祭のイメージは高尚な中二病。

「僕たちはどこから来てどこへ行くのだろうか~~」といった文言が並ぶポスターがべたべた貼られていました。学級ごとの出し物は展示物だらけの私立女子校とは違い、男女が協力して演劇だったりとなかなか力が入ってます。

ただ、力の加減が強すぎるのか、小学生親子が観るには微妙にシュールな題材。教室は在校生と小学生親子で大混雑していましたが、思うに小石川生の視線は在校生より。

渋渋のように(って渋渋出しすぎ?)生徒一丸となって学校をアピールしようという方向ではなく、もっと単純に生徒自身が文化祭を楽しむ感じ。

北海道の公立高校出身の自分にはよくわかる空気感ではありました。

あ、理科系のクラブなどはその限りではありません。小動物との触れ合いなど小学女子にも受けていました。

小石川は公立ながら給食はありません

それを聞いた時、ちょっと損した気分になったものですが、日替わり弁当の販売があり、毎日買っても「あの子、また弁当なんだ」と思われにくい雰囲気ではあるとか。

勉強面はかなりハードで、入学前から岩波新書系の小難しい課題図書がたんまり、入ってすぐに作文書かされたり、学力テストがあったり、英検も1年時での3級取得を推奨。しかし、一方で「宿題やらない子も多い」「休み時間に焦ってやる子も多い」とは在校生の談です。

なお、校則は緩め。中学生は制服ですが高校からは私服。学校指定関連もかなり少ない印象でした。

ちなみに、都立と私立を併願するお子さんで注意が必要なのが校舎や設備のこと。

校舎は断然、私立の方が綺麗なわけで、経験値の浅いお子様は見た目に左右されやすい。

小石川に行って欲しい子どもを私立に連れて行くや、「綺麗だから私立に行きたい」となり、都立モチベーション復活に苦労したというご家庭もありました。

その辺り、あらかじめ誘導法を考えておく必要があると思います。

 

【桜修館】もはや書ける子しかおりません

最寄駅は都立大学。

場所柄もあって通学路がまず楽しい。

商店街を抜け、中に小洒落たカフェがある公園の敷地内を抜けると学校に到着

学校名に桜がつくこともあり、共学でも女子好みのイメージ。

倍率も小石川が男子なら、桜修館は女子の方が高かった記憶があります。

校舎内はまぁ、年季が入っているのは当然ながら、廊下が狭い

この学校は一度、学校公開に訪れたのですが、休み時間、教室から出てくる生徒たちが入り混じり、ごった返していたような。とはいえ、先生がニコニコ挨拶してくれたり、生徒も素朴で元気、全体的に明るい印象です。

なお、教室の外壁に宿泊研修をテーマにした中一生の新聞展示があったのですが、一様にクオリティが高い。適性検査で作文重視の学校だからか「なんじゃこりゃ!」みたいな生徒はひとりもいませんでした(ちょっとつまらん)。

私が訪問した当時、確か小石川が頭一つ、二つ上で、桜修館は四谷偏差値50半ばだったと記憶してるのですがあれよ、あれよと急上昇し、今は60を超えているはず。

生徒にロジカルシンキングを身につけさせるべく、「数学論理」や「国語論理」といった科目を展開しているのもこの学校ならでは、です。

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20XX年、受験終了組のマザー。 「志望校の合格可能性20%」「何回やっても過去問が取れない」「何か月やっても理科の偏差値40台」という絶望組のあなたにこそ読んで欲しいブログです。相方のハンドレッド先生は受験について何も知りませんが合格パワーだけは送ってくれますよ。