「低学年から塾なんて早すぎるんじゃね?」との声に対し、口では「そうよね・・・・・」といいつつも胸中気になってやまないのが難関塾の低学年クラス。
そんな難儀さを抱えた皆さんのために、浜学園低学年スペシャルいきます!「いったい、何習ってんの?」から「入塾テストがあるって聞いたけど合格のレベルは?」等々。
※浜学園は公式HPともども紙の資料がかなり充実しています。小1から小6までがっつり使えるので塾生は捨てないで!
なお、「子どもに合う、合わない」は合格に直結するので候補の塾資料は全て取り寄せておくべし。公式HPのチャットが何より早いしラク。
※浜学園65周年記念 夏期特別キャンペーン実施中!
入塾で夏期講習受講が無料に!
飛び級もあるって!浜学園は最難関御用達の進学塾
〇〇くんて頭いいよね!絶対浜学園だよ!と言ってる低学年女児みかけた
— スガシカオBOT (@IORIschedulebot) February 11, 2022
全員東大まっしぐらだった4人組ですね。特に長女は小1から浜学園に通い、飛び級もしている。日本の塾に飛び級なんてあるんかい!と驚いた次第ですが。
↓詳しくは下記ブログで。浜の全体像がわかるお得な記事(笑)です。
中学受験の進学塾って大小多数ありますが、シンプルに言えば、灘合格日本一みたいな、どえらい進学塾です。「東のサピックス、西の浜学園」ともいわれています。
浜学園 低学年で何を学ぶのか?(小1・小2・小3の算数)
ともあれ、浜学園の小1、小2、小3生は何を学んでいるのか?
算数を例に取りますと
小1 授業は「数」「図形」「文章題」とそれに関連したパズル問題で展開。足し算の世界から掛け算の概念を少しずつ学んでいく
小2 整数の数量処理の習得を通して低学年でも扱える受験算数の基礎を学ぶ。別冊の計算テキストで四則計算の技法の定着へ
小3 小数や分数を使った受験問題にまで範囲を広げる。別冊の計算テキストでも3年生では難度の高い小数や分数の計算まで定着を図る
もっと詳しく、小2算数の前半カリキュラムを見ると「100までの数」「足し算・引き算」「かけ算」と続きます。
一見そう思えますけど甘く見ると痛い目にあいそうですよ。
春期講習で小学三年生の子教えたけど、
持ってきてた浜学園のテキストの範囲が、小学生向けに”なかまの数“って書かれてたけど実質、集合とかベン図の内容で、お受験とかする子って小学校低学年で高校の内容もやるのかとびびった。— ゴクリン・とあ・べぇ・煩如B (@gotobebo) March 22, 2016
小2後半のカリキュラムを見ると「割り算」「分数」がやおら出てくる。
別冊の計算テキストも登場しますし、小2から小3あたりで計算の下地を固める心づもりなのではないかと。で、この下地とはガチ系の下地のことでしょう。
ですね。
高学年で図形に泣かされたクチとしては低学年でいかに図形頭を作っておくかは大事ですね。
ちなみに、入塾考え中の向きには図形通信教材の玉井式
浜学園、算数だけでも受けられるのか
基本的には(あくまで基本的には)算数と国語のペア講義のようです。
以下、浜学園のレギュラーコース(マスターコースと呼ばれています)はこんな感じ。
小1 算数・国語で90分 週一回
小2 算数・国語で100分 週二回
小3 算数・国語で110分 週二回 これにプラス月一回理科(90分)
断然理系優先ですね。小3から理科が入ってくるのかと、理科が幽体離脱しそうなほど苦手だった子の母としては微妙な気分ですが。
ちなみに、基本的には、算国のペア(小3はプラス月一回の理科)と申し上げましたが、あくまで基本。条件はあれど浜学園は算数だけの受講も可能です。
最レ特訓、灘特訓は算数だけの受講OK
浜学園の特色の一つとしてコースの充実度があります。
先に挙げたマスターコース(浜学園の基本コース。当然、一番受講生が多い)のほか週一回の土曜日コースやWebコースがある。
そして、忘れてはならないのは、難関校志望の親たちにトキメキ与える「最高レベル特訓(略して最レ)」や「灘中合格特訓」など特別コースの数々。
中学受験っぽい四字熟語で返すとはなかなか。
正直なんとでも言ってくれ状態ですがこの「最レ特訓」や「灘中合格特訓」の生徒たちが浜学園の連続(毎年更新されるので割愛)「難関校日本ナンバー1合格」記録をマークしているのは確か。
ムダに長い文章ですね。ごめんなさいね。
特訓コースは単体で受講可能です。
ただし、なかなか厳しい条件付きですが。
●最高レベル特訓算数(受講資格)
過去三回の公開学力テストで
「2科男女総合150位以内」か「算数150位以内」を
1回でも取っていること
●灘中合格特訓
過去三回の公開学力テストで
「2科男女総合30位以内」を1回でも取っていること
灘中は女子もOKですが開催校舎が限られます。
さらに詳細な情報を知りたい場合は浜学園まで。
浜学園・低学年の「最レ」の難度はどのくらいか?
最レの真髄は1年先取りです。小五までに小六範囲(つまり受験算数全範囲)を終わらせます。つまり、最レ受講生は小六を二度やることになるから中学受験に有利なんてもんじゃない。
低学年でも本気度高いです。
市販の問題集では「最レベ 算数問題集」とレベルが近いらしい。
名前が似ていますが、別物です。「最レベ 問題集」は奨学社が出版しています。
低学年の市販向け問題集ではいちばん難しいんじゃないかなぁ。浜のレベルを知りたい方には参考までにチェックしておくとよいですよ。
こちら入塾テスト対策にも活用できますよ。浜学園マターからの情報。
浜学園の最レって結構レベル高い。サピの低学年でパズルやって遊んでたから付いてくだけでキツい感じ。関西はガチだなぁー
— ユル沼からの中受2024 (@arkwkzy) July 8, 2020
上記のツィート通り、低学年はサピより難しいとは聞く。関東にも駿台浜学園がありますが、関東のどの低学年向けの塾よりも浜のレベルが高いからそこを選ぶという話も聞くし。
(※とはいえ、本家の浜学園と関東展開の駿台・浜学園はカリキュラムは似つつもちょい違うらしい。本記事は関西の浜学園に準じたものになります)
浜学園には入塾テストがありますか?
おっしゃる通りのハンドレッド。
なかなか鋭いところをつきますね。あなたは怒りだしそうですが、浜学園には入塾テストがあります。
一般コースもといマスターコース全学年ともに入塾テストがあるのです。で、クラス分けもされる。
マスターコースは順に
「Vクラス(最難関向けのクラス)」
「Sクラス(難関クラス)」
「Hクラス(標準クラス)」
に分かれていますが、低学年の間はVクラスはありません。
どちらにせよ、浜学園は優秀な子揃いなのでHクラスでも普通に小学校ではトップの子たちですよ。
入塾テストはいつやってるの? タダなんですか?
入塾テストはある意味、年中やっています。
浜学園は入る前も、入ってからも、テスト王国なのです。年5000回以上実施してるとかなんとかどこかで見たな。
もとい、入塾テストは以下の4種類。
有料のもの
●公開学力テスト(小1から小3までは2200円。毎月実施)
入塾可否判定の通知をその週の木曜日に、西宮本部より郵送。(答案返却、成績および順位、偏差値も併せて通知される)
無料のもの
●オープンテスト(2月、6月、11月、1月に実施)
実施の約10日後答案・成績を郵送。
●土曜入塾テストまたは特別扱い入塾テスト(随時)
実施後、その場で合格の可否を判定。答案は返却されない
関西の中学受験生はみんな意識する、ハマの公開学力テスト
そうでもないのです。
というのも、浜学園の公開学力テストって関西の中学受験生にはもっとも有名なテストなんですね。浜学園の生徒は毎月レギュラーで受験しますし、外部生も多い。
つまり、受けるのは、未来のライバルたち(中学受験生もとい志望する子どもたち)です。中受志望生の中、小2段階でもわが子がどのポジションについてるかってのがわかるわけ。
それまたおっしゃる通り。
でもね、連続して受験すると学習項目ごとの「到達度判定成績表」をもらえたりするわけですよ。どのくらい理解してるかの分析も項目ごとでかなり詳しい。
「土曜入塾テスト」とか「特別扱い入塾テスト」(それにしてもツッコミ入れたくなる名前です)は合否判定メインで答案用紙は返却されません。
これらはシンプルに入塾のためだけのテストというのか。
その点、「公開学力テスト」は
① テストに出された問題の解説講義をWeb視聴できる
② 算数には全問類題がついてくる!
③ 目標レベル到達度判定で弱点が確認できる!
みたいな特徴がある。
いわば、習熟度確認とかレベルアップが目的。ついでに、浜学園の入塾の判断材料にもなるみたいな立ち位置。まぁ、2200円の価値はあるんじゃないすかね。
この立ち位置確認のため、たびたび受けるような子も少なくない。
浜学園在校生のクラス分けの基準にもなりますし、前述した「最レ特訓」や「灘合特訓」の受講判断にもなります。
ちなみに、これから入塾希望の子は、プール制度といって一番良かった点数をクラス分けの判断材料にしてくれるというシステムもあります。
入塾テストの難易度はどうよ。学年が上がるにつれ合格が難しくなる?
入塾テスト、公開学力テストは難しい
これまた鋭いハンドレッド。
断然、公開学力テストの方が難しいといわれていますね。
先日、小学低学年次女が同時期に、四谷大塚全国統一テストと、浜学園のテスト、馬渕教室高校受験コースのテストの3つを受けた。本人的に難しい順に、浜→四谷大塚→馬渕だったらしい。確かに馬渕はとても簡単だった。
— ま (@macox0209) June 22, 2022
ちなみに四谷大塚の全国統一小学生テストは無料テストの有名どころですね。中学受験志望ではない子どもたちも受けるので比較的点数が取りやすくなっています。
話をハマに戻します。
公開学力テストに比べると無料のテストはまだ易しい。
浜学園は「入塾テストは何割の人が合格しますか?」という直球質問に「何割というものではなく学校の勉強がしっかりできている子なら合格します」と、これまた大手塾らしい模範解答をしています。
合格率は不明ですが、学年が上がるにつれハードルが高くなるのは間違いがなさそう。上位クラスに食い込むのもしかり。
一方、低学年の場合、「どうやっても受かんないわ」というわけではなさそう。
もちろん、まだ幼いゆえ、その日の波がもろ試験結果に影響されやすいってことはあるでしょうが、一回NGでも再チャレンジは何度もできるからね。
あくまでネット情報ですが、とある小2生が受けた時、平均点が150点前後、合格ラインは90点というのを見たな。
ホントか嘘か「浜学園の入塾テスト、ほぼ計算問題しか解けていなくて合格。(Hクラス)」みたいな書き込みも見たな。
テスト時間は基本、算国で30分ずつ。200点満点。なお、無料の入塾テストはこんな感じで結果が渡されるっぽい↓
【入塾テスト結果】
次男(小3)だけのつもりが、「受けてみたい」という三男(小1)の熱い希望で三男も試験を急遽受けることに結果は…
思っていたよりよかった急遽、受けた三男の結果が意外に良くて笑いました
テストが簡単だったのもあり、次男もいい結果でした#中学受験 #浜学園 pic.twitter.com/QzIBzL2lvv
— ぽりぽり/子が2023中受の医師 (@paparin_porix2) November 27, 2022
浜学園の入塾テスト結果貰うの巻
むむむ…国語か…頑張れ!息子よ!#中学受験 pic.twitter.com/4clz87vueW— kaji-onigiri (@OnigiriKaji) June 9, 2022
入塾テストは一回NGでも再チャレンジできます
前述しましたが、低学年ってまだ幼いだけに好調不調の波が激しいでしょう。「今日はちょっと縄跳びし過ぎて疲れた」程度でも影響しそうな。
なので、再チャレンジすればいいだけです。公開学力テストは毎月ありますし、土曜・特別扱い入塾テストは3ヶ月に2回までテスト受けられるっぽい。
親としてオチルとショックですが、再チャレンジで合格し、上位クラスに入った子もいる。今は入塾対策になるような問題集も出ていますから、ちゃんと特訓すれば絶対受かりますよ。
この問題集、評判いいです。浜学園の入塾テストにも対応しています。なお、前述した「最レベ問題集」もおすすめですよ。
で、肝心の月謝はどれくらいなのよ?
そうか、当然気になりますね。
浜学園の入会金は一律23000円。
これは低学年でも高学年でも土曜日週一クラスでもWebクラスでもおんなじ。
学年ごとに少し変わってマスターコースは小1(週一回)で一万半ば、小2・小3(週二回)で2万後半~。まぁ、他塾と比べて安くはないわな。
あ、灘特訓は3300円、最レ特訓は5500円です。(マスターコース受講生の場合。単独生は2000円以上高かったはず)
ともあれど。
低学年で塾に通うことの是非はいろいろあるでしょうが、以下のツィートは個人的には納得いったな。親の考え方はそれぞれですから。
低学年から2つの塾に通うメリットとしてママ友が言ってたんだけど、「子どもに合う塾をゆっくり見極められる」ってのがあるらしい。
例えばメインがSAPIX、サブ(算数のみ)は浜学園に行ってる場合、浜学園のが合うと感じたら後々は浜学園をメインの塾として使うようにできると。— 英才 (@eisai_kyouiku) August 24, 2020
各塾によって進度ばらばらでペース崩しそうという転塾のデメリットも大きいですからね。
低学年のうちに、「こんな感じ」みたいな感覚をつかむことこそが最大のメリットのような。冬期講習や春期講習を試しに受けてみるのもよし。
※なお、「子どもに合う、合わない」は合格に直結するので浜に限らず、候補の塾資料は全て取り寄せておくべし。
あ、浜学園は紙の資料もかなり充実していますよ。プール制度や体験入塾などお得な情報も多いです。
トップページのオレンジ色の資料請求ボタンはチャット受付になっていますよ。
>>浜学園