本日は浜学園スペシャル、行きたいと思います。
あの浜学園です。
この記事を読み、「なるほど!」「そういう塾なのね」とお得な気分になる(ようにしっかり書きます!)のは次の方々。
①関西圏で中学受験を考えており「どの塾に通うかな」と考えている人
②浜学園の宿題量やスピード、公開テストが気になる人
③浜学園の最上位であるVクラスのレベルが気になる人
④浜学園の飛び級や「最レ」特訓などの先取り講座が気になる人
⑤浜学園の徹底した復習システムが気になる人
⑥浜学園の週一回のみ、土曜日コースが気になる人
⑦浜学園の費用が気になる人
⑧浜学園に入塾したばかりでシステムがまだよくわからないという人
受講生のお話や入塾資料、広く浜学園関連本(学長や子どもを通わせていた佐藤ママの著書など)を読み込んで以下にまとめました。
なお、関東で展開している駿台・浜学園とは少し内容が違う可能性もあります。
Contents
- 灘中合格者の半分!浜学園ってどんな進学塾よ?
- 浜学園には飛び級がある!?佐藤ママの長女も飛び級だったって?
- 難関受験の肝!「最レ」特訓は一学年上をやるコース
- 授業の半分は前回の振り返り。通常クラスは徹底した復習主義で!
- 浜学園のクラス分けって? V1クラスには神童がぞろぞろ
- 宿題量は他塾に比べて多くはない。解説はめちゃ詳しい
- 習い事との掛け持ちも!浜学園には土曜日週一回のコースもある
- 浜学園に3年間通うと280万くらいかかる!?
- 中学受験、いつから入塾した方が良い?低学年からは意味ないのか。
- 複数ある入塾テスト。校舎実施のオープンテストではVクラスに入れない?
- 最初は通塾せず、公開学力テストを受けるという方法もある
- 結局、浜学園に合うのはどんな子か?
灘中合格者の半分!浜学園ってどんな進学塾よ?
浜学園は関西大手塾にして灘中合格率日本一を誇る学校です。
「関西圏で難関校を狙うなら圧倒的に浜学園。関西圏の塾はどこも基本的に浜学園の影響を受けている」とはおおたとしまさ氏の塾選び本でも多くの識者が語っている。


灘の一学年は180人ちょいです。
実際の合格者数は230から250人強くらいですが、それにしても1塾で100人前後の合格者って何なんだ。どうなってんだ、浜学園って感じでしょう。
中学受験生自体が10万人いきませんって。
日能研なら東西合わせ一学年で1万人以上いそうですが、浜学園は2200〜2400人くらいではないかな。
となると、男女比半々として男子の1割弱が灘なんですか?
何なんですか、浜学園って?

中受始めたばかりの頃って誰しもうっすら、難関校を意識しているじゃないですか。口には出さなくとも「もし仮に、成績この先爆上がりするようなことがあったらーー、灘とか行っちゃったりしてなぁ」とか脳内妄想したりなんだり。
塾生の1割ならば、妄想しがいもあるってものです。
余計なお世話ですよ。どちらにせよ、確率論ではハマ最強!ってことは変わりありません。
灘以外はどうかというと、神戸女学院とか甲陽学院とか東大寺とか洛南とかそうそうたる顔ぶればっかりだし。
なお、世界一灘に強い浜学園は、灘中・高校を貸し切りで案内動画を制作しています。
浜学園
これが良くできているんですよ。門構えから美しく、長い廊下は文学のよう。そこそこ教育熱心な親ならそりゃ灘に行かせたくなります。うちのような、女子親でも行かせたくなります。
浜学園には飛び級がある!?佐藤ママの長女も飛び級だったって?
浜学園には飛び級があります。噂には聞いたことがありましたが、そういう塾がホントに存在するのかとびっくり。
実は、実際に娘が飛び級をした佐藤亮子氏も当初驚きを語っていた。上の息子たちの時はそんなシステムがあることを知らなかったのだそう。

※以前アップした書評。佐藤ママの受験サポートぶりはすごすぎて偉人伝といっても差支えがなさそうです。
3人の息子たちは小3で入塾し、長女は小1で浜学園に入塾しています。長女の方は小2の時に小3に飛び級をした。1歳から(!)公文をやっており、勉強が進んでいたとのことですがそれにしても優秀。
そのまま小6まで学び、小6を2回繰り返したのだとか。


一方で「受かって当たり前」みたいな周囲の雰囲気もあり、プレッシャーも倍になりそうです。
佐藤ママいわく「2回目だからって手を抜いちゃダメ!」「同じ授業だとしてもノートを一から取り直すこと」と口酸っぱく繰り返したのだとか。
というのも、ハンドレッドのように「楽勝!」気分で手を抜いて志望校に落ちてしまった飛び級組もいるそうなんですね。調子に乗ってしまうタイプの子だと飛び級がアダになる場合もありそうです。
どころか、佐藤ママの長女はものすごく可愛がられたらしいですよ。クラスのみんなは全員先に卒業してしまうわけですが、その後も連絡を取り合っていたとか。
次年度で同じクラスになった子どもたちとはどういう関係だったのだろう? とも思う。妬まれたりしないのかとかね。
しかし、浜学園の最優秀中の最優秀者揃いのクラス、これまた雰囲気がよかったらしい。この辺、お子さんの性格にもよるところですが、佐藤ママの娘さんは「塾は楽しい!」の6年間を体現したようです。
難関受験の肝!「最レ」特訓は一学年上をやるコース
飛び級には特別感がありますが、そもそも浜学園は特訓講座で一年先取り学習をやっています。
浜学園には
・マスターコース(一般的な進学塾に相当するコース)
・特訓コース(最難関向けのコース。成績何位以上などの受講資格が必要)
大きく分けて2つのコースがありますが、特訓コースには「灘中合格特訓」や「女子トップレベル特訓」、「最高レベル特訓(略して最レ)」など様々な難関向け講座があります。
低学年は「最レベ」問題集がおすすめ?
たとえば、小4であれば「最高レベル特訓」は3科総合(算国理)で600位以内、「灘中合」なら3科総合で50位以内など受講資格が生じる。


浜学園で難関校を目指すなら「最レ」は一つの指針になります。一番上のクラスは「最レ」受講者ばかりと聞きますからね。
このコースは主に一学年上の学習をする先取り講座です。
「最レ」には算国理の三科目ありますが、気合が入っているのはもちろん、算数。小1クラスから開講しています(※大規模校のみ)。
小1であれば小2相当の、小3であれば小4相当の問題を解く。
といっても、単純に小学校レベルというのではなく、名前も似ていますが「最レベ問題集」や「トップエリート問題集」やら。最レベはいい問題集だったな。
余談ですが、(低学年での)浜学園の入塾の際や公開テスト対策としても最レベは良さそうです。あるお母さんは「ご家庭でそうした問題集に取り組んでいるのはいいですね」と浜学園の先生に言われたそうな。
いろいろ言われても、難関受験に先取り学習が有効なワケ
「最レ」特訓に話を戻します。
先取りにはいろいろな意見はあるものの、難関校受験に有利になるのはおおむね正しい気がします(逆に目指さない場合は必要ない気はする)。
関東圏で有名な算数講師、熊野孝哉氏も自著に「難関校受験に、先取り学習がいかに有効か」を書いている。
先取り学習の最大の利点は、応用問題の演習に多くの時間をかけられることです。難関校受験の成否を分ける要因は、ほぼここにあると言っていいかもしれません。
(中略)
例えば算数の難問集の定番である「中学への算数」(月刊誌)を一冊も行わない受験生もいれば、(バックナンバーを含めて)数年分を行う受験生もいます。実際、私が過去に関わった最難関校(開成、筑駒など)合格者は全員が後者で、1人の例外もありません。
浜学園のVクラスは「最レ」受講者ばかりだって?
なお、通常授業であるマスターコースのVクラス(上位クラス)は「最レ」受講者ばかりだとか。「最レ」で既にやった前提で授業が進むらしいので受けていないと逆にキツイのかもしれない。
ネットの書き込みを見ていると「浜学園の生徒なら5年最レは絶対受講すべし!」といった意見を見かける。かなりよくできた講座のようです。


小5の「最レ算数」は先取りというより、もう入試問題なわけです。
中学受験の範囲は浜学園などスピードの速い塾は小5で範囲を終わらせる。なので、小5最レは先取りではなく入試レベルの問題です。
5年から特訓することで小6の春には結構なレベルまで持ち込む。そりゃ、他の6年生と大きく差がつくわけでしょう。
「最レ」特訓は浜学園以外の生徒も受講可能
外部生でも公開模試で上位を取れば受講できます。多くは他の塾に通いながらってことになるでしょうから、これまた大変そうですが。
なお、最レ算数は小1からあります。
受講資格を得るには低学年の方が取りやすいとは思われる。
ただ、一度受講資格を得たから6年間OKなんてわけはなくテストが振るわないと、いずれ落とされます。ずっーとずっーと「最レ」キープはなかなか大変なことだとは思います。


低学年なのに通塾日数が増えるとかね。
受講者の話を聞くと親のフォローも大変ですし、特に小4あたりは。受験算数って5年を境に急に難しくなりますから。
結局、その辺りはさじ加減で、浜学園としてはだからこそ受講資格を区切っているのだと思うのですが、常に余裕で成績上位者ならともあれ、ガンガンやって無理に滑り込ませたりすると……、なかなか続かないかもしれない。
そういえば、通常のマスタークラス同様、「最レ」でもクラス分けがあるそうです。
授業の半分は前回の振り返り。通常クラスは徹底した復習主義で!
「最レ、最強」とか「先取り、最強」とか煽ってしまいましたが浜学園の真髄は「復習主義」にあります。
飛び級があったり、最レの特訓コースでがんがん先取りするのは事実。ただ、それらはあくまでイレギュラーなコースですね。
浜学園の全生徒が通うレギュラーコース(マスターコース)は徹底した復習主義なんですよ。この土台があってこその先取りともいえる。


毎回の授業の流れを見るとわかります。
一回の授業1コマ110分の内訳
復習テスト&解説55分→通常授業55分
そういうことです。
前回分の確認テストはどこの塾でもするでしょう。
けれど、授業の半分を復習に費やす塾は他にないのではないか。復習テストも5分、10分で終わるようなものではなく実力テスト並みの難度があるという。


で、毎回、成績ベスト3名が発表されるそうですな。
クラス変えも毎月の公開テストの成績のほか、復習テストの出来具合も加味されるらしい。
先の佐藤ママも「浜学園の復習主義」が何より良かったと語っている。
このシステムに惚れ込んだゆえ、息子の進学先である灘中にも「この復習主義を導入しませんか」と進言したほどだったそう(※灘は完全予習主義。ちなみに丁重にお断りされたそうな)。
浜学園
土曜日のみ。値段お高い。講義型。
だけど「復習テスト→講義→復習テスト」という授業形態がとにかく素晴らしい。マジで賢い子に育てたいな浜学園が最適だと思う。5年生で受験に一通り網羅する前提で逆算してカリキュラムを作っている中学受験に特化していて強い。ここ行って無理なら無理よ。— risuke (@risuke) September 11, 2021
浜学園のクラス分けって? V1クラスには神童がぞろぞろ
大きく分けて「Vクラス」「Sクラス」「Hクラス」の3つがあります。
おおよそのところ、Vは偏差値57、58以上、Sは50以上。
逆に50を切るとHクラスに落ちるのでは!と悩む親御さんも出てくる。宿題の量もクラスによって違いますしね。


30人前後でしょうか。大規模校ならさらにV1、V2、V3……という具合にクラスが分かれます。
そういえば、V1の上にはV0というクラスもあります。ここは10人程度の精鋭中の精鋭揃い。絶対に目指してはいけません。
ですね。
ネットの書き込みレベルで恐縮なのですが、こういう例も見た。
Vに3クラスあるとしたら1組と3組では3倍くらいの学力差を感じる。
1組:灘中志望レベル。努力では超えられない壁を感じる
2組:「算数ができる」と評判になっている子が多い。3組の子も頑張ればクラスアップできる可能性はある。
3組:算数が好き、算数を武器にしたいお子さんレベル。Sクラスと行ったり来たりのお子さんも。
と言っても、Sクラスだって決して悪くないんですよ。
灘に入るような子が100人近くいるわけですからそりゃそうです。日能研で偏差値50なら浜学園で偏差値58くらいという感覚らしい。
宿題量は他塾に比べて多くはない。解説はめちゃ詳しい
浜学園では宿題ではなく課題と呼ぶようですが、関西の他の塾に比べると少なめだとも。あくまで対他塾ですが。
中学受験ソムリエの西村則康氏によれば、希学園や日能研灘特、能開センターの方が多いよう。
ただし、学習スピードに関しては浜学園と希学園がトップクラス。


なお、希学園は1990年代に浜学園の講師が独立して作った塾です。規模としては浜に及ばないものの、少数気鋭というか難関に特化した塾という印象があります。
課題に話を戻しますと、浜学園は家庭学習がやりやすい塾だと思いますね。
というのも、圧倒的に解説が詳しいからです。授業の板書より詳しい問題解説集もある。
それでもわからなければ動画解説であったり、「質問ペーパー」という独自のシステムもある。ここまで配慮してくれる塾はそうそうないですよ。余談になりますが、娘が通っていた塾(一応、関東の名門塾ではあった)は解説が詳しくなくて苦労した覚えがある……。


存外さらっとしている様子ですね。
なので、自主性は問われるかも。
なお、授業でどんな教材が使われているかなどは、浜学園に資料を請求すると詳しいものが送られてきますよ。




習い事との掛け持ちも!浜学園には土曜日週一回のコースもある
土曜日クラスですね。
通常は週3回のマスターコースですが、習い事の事情だったり、家が遠かったりで3回も通えないお子さんもいるでしょう。
そうした子たちのために土曜日にその週の全範囲を履修する「土曜マスターコース」があります。


親からするとそうですが、これも一長一短らしいですよ。
通常コースでは3日に分けて勉強するものを1日で詰め込むって本人にとっては負担が大きいかもしれない。来たる6年時のために長時間授業に慣れるって側面もあるかもしれませんが……。
また、土曜日コースはマスターコースより立ち位置の把握がしにくいらしい。
マスターコースは2ヶ月に一度のクラス変えですが、土曜日コースは4ヶ月に一度だって。
浜学園の大きな特徴である毎週の「復習テスト」も土曜コースは有る無し選択できるみたい。無しを選べばその分、拘束時間は短くなりますが、クラス分けは公開テストのみの結果になる(※通常は復習テストの点数も加点される)。
とはいえ、関東の進学塾では週1回コースなんて存在しません。なので、この仕組みを聞いた時は単純に羨ましかったですね(日能研関西にもあるらしい)。
実際、最初は土曜コースで始め、慣れてきてからとか小5になってからのタイミングで通常授業のマスターコースに移行する人も少なくないらしいです。
浜学園に3年間通うと280万くらいかかる!?
マスターコースの月の受講料はこんな感じ。
小学4年 34670円
小学5年 38990円(3科)/49140円(4科)
小学6年 39640円(3科)/49790円(4科)
このほかにテキストや模試代であったり、最レを取ったり、日曜特訓であったりもろもろと。まったくもってその子によるでしょうが、「4年で61万、5年で93万、6年で127万かかりました」という書き込みも見たな。総計280万!


うちは関東の塾ですが、3年で240万くらいだった気がする。関東より関西の方が中学受験はハードだといいますからね。
大ざっぱな関西塾お値段比較をしますと、希学園は浜学園より高く、馬渕教室は浜より若干安い。これはコースの取り方にもよると思う。
ただ、多くの保護者に言えることですが、中学受験も小6にもなると金勘定には無感情になっていきます。シャレじゃないよ。自分は通帳をなるべく見ないようにしていた記憶が…。
おっしゃる通りです。
浜学園には通常コースの他にWebスクールもありますからね。中堅校志望であったり、半分親塾を目指しているご家庭ならかなり安く済むのではないでしょうか。




中学受験、いつから入塾した方が良い?低学年からは意味ないのか。
これについては多くの識者が「小4からで十分」と語っていますね。小4というのはつまり、小3の2月のことですが(中学受験の新学期は2月から始まる)。
浜学園の塾長も、前述の佐藤ママも同じことを言っている。うちの場合、別の塾ですが、小3の9月に入塾しましたが、2月スタートでも同じだったなとは思う。



低学年でトップクラスにいても小4、小5になるやどんどん失速する子もいますしね。そんなストーリーはよく聞きます。
朝比奈あすかの中学受験小説「翼の翼」はチャンピオンレベルから落ち込んでしまう子どもが描かれていましたが、これはきつかったなぁ。
親の方も当初は「のびのびやらせたい」みたいなモットーでいたわけですが、低学年でトップになってしまったがために気持ち的に後退できない。元受験親として激しく身につまされた!
中学受験をする親御さん、低学年から塾通いを始める場合は特に読んでほしい一冊だと思います。自戒のために半年に1回、5年後半くらいからは3ヶ月に1回くらい読むといい。
うむ。佐藤ママの息子3人は小3の2月からでしたが、長女は小1の2月から浜学園に通っています。もしかすると、飛び級にも影響したかもしれない。
ただね、佐藤ママには持論がありました。
男子は馬力があるから短期決戦でも結果を出しやすい。
一方、女子は男子よりもコツコツ派が多い。時間をかけてじっくり伸ばした方がその子の負担にならないのでは?という。
やはり、その環境が子どもの性格に適しているかどうかです。ただし、その一方で灘などの難関校に入った子には小1からバリバリやっている子が一定数いるのも確かではあるし。
複数ある入塾テスト。校舎実施のオープンテストではVクラスに入れない?
5年くらいになると難度も高くなるので、中学受験を考えているなら小4くらいまでに受けることをオススメします。
されます。
といっても、入塾テストには何種類かあるらしい。
校舎で受けるオープンテスト(※定期的に無料で実施される)は公開テストより簡単です。
なので、高得点を取っても一番上のVクラスには入れないとか。


最初からVクラス狙いなら有料の公開テストを受けてがっつり取りましょう。とはいえ、入塾時が一番下のクラスでもVに上がるなんてことは珍しくないらしい。
ちなみに、小3まではVクラスはなくSかHのニクラス編成です。
最初は通塾せず、公開学力テストを受けるという方法もある
テストの話が出ましたが、浜学園の公開学力テストは関西で一番受ける小学生の多い模試です。低学年の頃は入塾せずに、公開学力テストでその時々の学習進度を確認していくのも一つの手だと思います。
四谷大塚の全国統一小学生テストのように無料だとばかり思っていましたが、低学年でも有料なんですね。内容も本格的な気がする。
なので、偏差値50の母集団が実際の中学受験とは異なります。浜学園の公開テストは低学年からもろライバルってことになりますね。
余談ながら、浜学園が年間に実施するテストは復習テストなどを合わせるとなんと5013本なのだとか! 「テストが力をつける」「その繰り返しが受験本番の力になる」という学習方針が色濃く出ています。
浜学園 公開テスト受験料一覧
小1から小3(算・国) 2200円
小4・小5 (算・国・理) 3300円
(算・国・理・社) 4400円
小6 (算・国・理) 3850円
(算・国・理・社) 4950円
結局、浜学園に合うのはどんな子か?
あらためて、浜学園についてのまとめ。
最難関、難関校に強い浜学園は同時に算数を強くする塾です。


多くの塾では6年夏になると「算数だけでなく理科や社会もそろそろ・・・」というムードになりますが浜学園は依然として「算数に7割費やせ!」です。
小5、小6ですと算数の授業だけで3、4コマありますが、その全てが違う算数教師です。理由は同じ問題でもさまざまなアプローチや解法があるため。
「算数のできる子はたくさんの解法を知っている」とよく言います。入試本番になった時、自分で解法の糸口を見つけられる子になって欲しいという願いから生まれたものらしい。
なお、こちら学園長が書かれた本なので、浜学園には一番詳しいです。浜学園に限らず、広く中学受験生の参考にもなります。「算数勉強説明会」で配布された5つのチェックシートも付いています。
塾紹介って関東圏ばかりが多いものですが、以下の本は浜学園はじめ、関東圏の塾の特色にも触れられています。こちらも塾探しにはおすすめ。
親が後悔しない、子供に失敗させない中学受験塾の選び方 (地球の歩き方BOOKS)
・最難関を目指す子
・算数が好きな子、算数を得意科目にしたい子
・競争がある方が燃える子
・自主性がある子(宿題を厳しくチェックしないことから)
・コツコツできる子(同)
・週一の通塾で中学受験を目指したい子
・授業の振り返りを動画でチェックしたい子
・家庭学習などサポートしやすい環境を目指す親(解説が詳しいから)
しかしながら、「自主性」とか「コツコツ」とか殆どの小学生には当てはまらなさそうな気はします(笑)。
そもそも「自主性もなくコツコツやらない子」に合う進学塾なんてあるのか!?と自分でツッコミを入れたくなりましたが。


結局のところ、子ども本人や親が体感した直感の方が大事だったりするんですね…。
なので、この記事を最後まで読んでしまうほど(たとい読み流しにせよ)浜学園に興味のあるあなたは資料請求をおススメします。


※最後にもうひとつ補足。
浜学園には「プール制度」という仕組みがあります。簡単にいえば、通常授業クラス(新年度)の早期申し込みで多数の特典が受けられます。
・プール生期間中の公開学力テストの受講料が無料
・プール生期間中に受けた公開学力テストで最も高かった成績をクラス判定で採用する。
・通塾バッグを無料進呈 など。









