今の今、過去問に苦しんでいる中学受験生のみなさま、こんにちは。ハンドレッドの友です。
さて、過去問を10回分も解いているのに合格者最低点に及ばない、そんな絶望の過去問シリーズの続きです。設定は偏差値60校志望の小6女子、詳細については前回に遡って頂けますと幸いです。
で、今回は併願校の過去問の話。
こんな時によく出るテーマ、過去問との相性についても触れてみたいと思います。
中学受験、過去問の相性ってあるのか
前回分を読んで、疑問に思った人もいるかもしれません。第一志望の過去問を夏から解き始めたのはわかった。しかし、併願校は? 偏差値的に点数の取りやすい併願校から解き始めるのがセオリーでは?
併願校の過去問は1回しか解かなかったけど
結論から申し上げますと、併願と考えていた学校は幾つかありましたが、そのほとんどは1回しか解きませんでした。
そのあたりは塾の指導によるもの。
「第一志望の過去問を固めれば併願も解けるはず」そうした考えだったのでしょう。子の通う塾では、チャレンジ校の場合のみ、併願を先に固める方針だったように思います。
痛いところをついてくるハンドレッド。が、親子ともども吉祥をチャレンジと考えたことはありませんでした。塾の先生にもチャレンジ扱いされたことはなかったのですよ、有難いことに。
こういう読みは塾によっても変わるかもしれません。
というわけで、併願校として考えていた國學院久我山の過去問を解いたのは10月半ばのことでしょうか。午後受験なので国語・算数の二科。
わが子は合不合の国語と極端に相性が悪かったのですが、それでも國學院は優しい対応でした。要するに合格可能性は毎回80%をくだらない。
親にしろ、塾にしろ、「軽くやっても取れるだろう」くらいな気持ちだったのです。
合格可能性80%の学校なのに過去問が半分取れない!!
國學院久我山の午後入試は算数が150点、国語が100点の算数偏重型の入試です。過去問の採点はまず国語から。合格者平均71点のところ、わが子は83点。これはいい感じです。
が、算数は…150点満点中31点!
合格者平均点がよほど低いかと思いきや、105点!!これでも合格可能性80%常連組。ぐうの音も出ないでしょう。
おっしゃる通りのハンドレッド。
吉祥女子ですら、どれほど悪くても100点満点中40点を下ることはなかったというのに。國學院久我山、二科合計で113点。合格者平均点は176点。みごと落選です。
不合格というより落選といいたい気分でしたね。
この時点で國學院の午後受験は消えました。解けない併願校など併願の意味がございません。なお、似たような偏差値帯の過去問は無事入選いたしました。
持ち偏差値より高いのに取れない過去問
過去問にまつわる、よくあるテーマとして相性問題があります。
持ち偏差値より高いのに、なぜかあの学校の過去問は取れる
持ち偏差値を越えているのに、なぜかあの学校の過去問は取れない
國學院は後者ということになりましょうが、本命の吉祥は比較するによほどマシな気もしました。
合不合の国語がひどかった娘ですが、2、3回解いたところで吉祥国語は安定し(といっても、吉祥国語対策で触れたように、そのための策は取っていたわけですが)、以降はほぼ平均点を越えていました。
11月下旬、過去問11回目にして初めて合格者最低点を越えましたが、これは国語がぶっち切りで良かったためでした。超えたと思った数日後、また超えなくなるのですがね・・・。
理科の相性もまだマシでした
9月まではどの模試を受けようとも偏差値40台から抜けられなかったレベルを鑑みると、吉祥はまだ取れていたことでしょう。
当初10点や15点くらいを覚悟していましたから、20点台ならまだ良い方です。5回に一回くらいは45点くらい取れたりもしていました。本番での目標は35点よりやや上狙い。合格者平均は50点前後ですが、他でカバーする計画なのでよいのです。よいのです。
社会。
理科にさんざ時間を取られた社会ですが、合不合では偏差値60以上と希望の持てる教科でした。
その穴を一つ一つ埋めていけば、すごいことになるのでは!?期待すら抱いていたのです。いいえ、その期待なくては理科35点戦略なんて打ち出せないですよ。戦略では社会で8割、つまり56点以上取れればどうにかなる換算だったのです。
が。
吉祥社会は理科の点数とほとんど変わりませんでした。
とれるはずの社会が取れない
ひどい時は70点中20点台だったり、良くても35点(やはり合格者平均は50点前後)だったり。
どこかの過去問分析サイトで吉祥女子の社会は「標準レベル」とありました。
何をもって標準とするかはよくわからないところですが、であれば合不合や塾の模試も標準のはず。合不合の社会は吉祥の偏差値にとうに到達しているのに取れませんよ。
とにもかくにも、社会の取れなさにどんどん憂鬱になっていきました。
「出来ると思っていた科目が出来ない」となると、何やらもう三年間の中学受験生活を否定されたような気にもなりましょう。
いうほどに、社会はやっていなかっただろ?という声も聞こえてきそうですが、得意と踏んでの戦略だったわけです。
国語と社会、得意と踏んで時間を掛けなかったけれど、実はできなかった。
算数と理科、苦手と踏んで時間を掛けてきたけれど、やはりできなかった。
わが子の中学受験はその繰り返しでした。
わざわざ言葉にしなくてよいことを、敢えて言葉にしたくなってくる。わたくしはその頃、弱りきっておりました。
ところで、算数の相性は??
言うまでもありません。上がらない。上がらない。上がらない。どうしたって上がらない。
「絶対に、確実に受かるつもりでいたけれど、もしかしたら落ちる、ということもあるかも……」ふと過ったのは12月に入った頃でしょうか。
逐一子どもに「思考の実況中継」のダイアログ指導をする【個別教室のトライ】が気になって資料ダウンロードしたなぁ。
だけど、学研の家庭教師
ともあれ、わが家の絶望の過去問状態はその3に続きます。
※ブログが本になりました!合格率20%でも全勝、凹みメンタルに効きますよ。