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【過去問ボロボロ3】直前期なのに相変わらず取れません

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今の今、過去問に苦しんでいる中学受験生のみなさま、こんにちは。ハンドレッドの友です。

吉祥女子志望のわが子が、過去問11回目にして合格者最低点に達したのが11月下旬のこと。

ハンドレッド先生
ならば、安心。

とはならない。

取れたと思えば、取れなかったりを繰り返し、気が付けば6年12月。合格者最低点ですら、この状態ですから合格者平均点越えは彼方です。苦手な理科をカバーするはずの社会が、理科と変わらない点しか取れやしないというこの事実。

地獄の始まりについては前回前々回に遡って頂けますと幸いでしょう。

目次

直前期なのに過去問が取れないぞ!?

「絶対に、確実に受かるつもりでいたが、どうにもこれでは落ちそうである」

社会に続き、不吉な過りを加速させたのは模試では上り調子であったはずの算数でした。

夏以降、塾の算数は入試演習が中心になります。

さまざまな学校の過去問を解きました。男子校の過去問ではボロボロの時もありましたが、女子学院で8割取れたとか(※女子学院はスピード勝負なので問題自体はそれほど難しくありません)、速さの入試演習ではクラスで一番だったとか好不調はあるも、要するに好調もあったわけです。

一方、吉祥算数はいつも不調。

3回に1回くらいは100点満点中50点を越えないことがあったり。70点近く取れたかと思えば合格者平均点は80点近かったり。

いつもよりはマシな点数を取ると、それを死守したいがために新たな過去問を解くのが怖くなる。次回はまた40点台に落ち込むのでは?と戦々恐々としてくる。

しだいに過去問を解くのがイヤーになってきました。

ハンドレッド先生
「相性が悪いのかもしれない」。國學院よりはマシだけれど。

当然、思いましたでしょう(※國學院久我山の件は前回を参照)

しかし、思ったことに愕然としましたでしょう。

20年分もの過去問を入手したわけです。

そうして、その学校の過去問ばかり何か月も解いてきたのです。

なのに、いまさら相性が悪いとは。

考えないようにしてきましたが、もし吉祥を落とすと併願校に行くことになります。併願校はいい学校だけれど、偏差値的には吉祥より、かなり低い。いい学校で、いい学校で、いい学校なんだけれど、何をかいわんや、です。

入塾以来、偏差値60以上の学校に行かせたいと思ってきた、所詮そのようなタイプの母親には何をかいわんや、なのです。

算数の平均点が70点と高すぎるからいけないのでは?

たとえば、頌栄女子なら算数の平均点は4割程度だったはずです。吉祥算数も十分に難しく思えるのですが、頌栄女子はさらに難しいらしい。算数苦手が受けるべきは算数が難しい学校です。なぜなら、点差がつきにくいから。

そういうわけで、頌栄過去問にチャレンジしたのが12月に入るか、入らないか。結果は、算数はもちろん四科でも合格者最低点には届きませんでした。

合不合の本当の意味に気づいた時には年の暮れ

入試直前期の12月、わたくしはついに気づきを得たのです。

ハンドレッド先生
偏差値60台の入試問題は取れないと。

おっしゃる通りのハンドレッド。

一部の例外(=國學院久我山)を除き、偏差値55の学校なら届くのです。

しかし、吉祥女子や頌栄は相性以前の問題で、偏差値が届かない子にはむつかしい。合不合判定テストで合格可能性20%を提示されただけのことはあったのです。

国語や社会の偏差値と過去問の出来とが一致しないとはいえ、総合で見れば納得の合格可能性です。入試とはそもそも総合点なのです。

40年以上の長い歴史を持つ首都圏随一の公開テストだけはあるのです。

そんな当たり前のことに、12月、最後の模試が終わってから気づくとは。大手ではない塾に通う子の盲点だったのかもしれません。

ハンドレッド先生
あるいは、親バカの盲点か。

入試直前にわれに返ってももう遅い!親バカができることをやりなさい

しかし、気づきを得たところでどうにもなりません。

どういう事情であれ、入試直前期になって愕然としていたのは、あの冬、私だけではなかったはずです。

今年も、来年も、さ来年も、愕然とする親たちがぞろ出るのです。

しかし、気づいたところでどうしようもありません。したがって、

この気づきには意味がありません。

あなた。パソコンの前のあなた。

今の今、あなたがもし、いつかの私のように愕然としているとしたら、もうあきらめてください。

志望校ではなく、愕然としている状態を、です。

だって、もう仕方ないじゃないですか。ユーウツでも、絶望でも、まったりしたまま突き進むしかないじゃないですか。

塾で一日10時間とか勉強しているわが子に代わり、出来ることを探すしかないじゃないですか。

たとえば、そう、子が取れない過去問を親が徹底的に、それこそ「ヤッタネ!」感が生じるまで分析するのです。一教科だっていい。休日を返上して「子の出来なさ」を研究しましょう。

わたくしがにっちもさっちもいかないことに気づいたのは冬休みの直前でした。そこで、師走の土日は社会の過去問を解きまくり、自分にはこれ以上はできないであろう「過去問分析」をいたしました。

1日10時間、3日で30時間。それだけあれば直前期でも相当なことができるはずです。ましてや我々は大人です。今こそ大人パワーを発揮しましょう。

もちろん。

ムリだ、自分にはできない、そう思うあなたがいても驚きはしませんよ。

人には向き不向きがありましょう。わたしだって、子がマラソン大会で優勝したいから走るの付き合ってくれと言われたら残念ですが、断りましょう。

代わりに、神社仏閣で祈りましょうか。初詣まで待つことなく今すぐに行きましょうか。

新月に祈るとか、エンジェルパワーに祈るとか、部屋の四隅に塩を盛るとか、お札を貼るとか、名前の画数を変えるとか、悲しい前世をヒーリングするとか、それで心が落ち着くのならどうぞどんどんお試しください。

ハンドレッド先生
燃えるハンドレッドのハンドパワーをそなたに捧ぐ

絶望中のあなたが精神世界に走ったところで誰がそれを咎められましょう。大丈夫、わたしはいつだってあなたの味方ですよ。

精神世界は信じません、そう思う母ならば塾の先生に泣きつきましょう。今の時期、塾の先生はたいへん忙しいです。あなたのお子さん一人にかまっている余裕はないかもしれません。

しかし、それでもかまってもらうのです。がんがんがんがん、思いのたけをぶちまけてなんとかしてもらうのです。恥ずかしいとか、迷惑であるとか、そんな良識は捨てましょう。

大丈夫、2月になれば新6年生が登場します。少しばかりおかしな親がいたことくらい、先生たちはすぐに忘れてくれるでしょう。

もちろん。上記以外のことでもよいのです。自分の子にとって最善の策を思いついたなら、迷わずそれを実行しましょう。

もやもやもやもや自分の殻に閉じこもることなく、なんでもいいから動きましょう。

母が動けば世界は必ず動きます。もちろん、父が動いてもいいのです。

やりますよ。いいですか?やりますよ。外野の声や世間体は気にしなくてもよいのです。

我々には自分のやれることをやる以外、方法はないのですから。

ハンドレッド先生
にっちもさっちもそんなのどうにもブルドッグ

【絶望の過去問】最終章へつづく。

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