中学受験を考えている、年中から低学年向けの算数強化教材「かんがえるさんすう」を体験しました。(BY「モコモコゼミ」)
おっしゃる通りのハンドレッド。
「かんがえるさんすう」は、小学受験のこぐま会と中学受験のサピックスの最強コンビが開講した幼児通信教材「モコモコゼミ」から出ているテキストです。
オプションという位置付けながら単独受講もOK。
巷の噂では幼児向けでは最難関教材(!)とも言われている。そんな教材を今回、1ヶ月分試してみました。
対象年齢は年中、年長さんあたりですが、実際には小1、小2くらいまで行けそうです。
中学受験を有利なポジションでスタートしたい親御さん必読!
中学受験を意識した唯一の幼児教材が「モコモコゼミ」
さて、まずは前提説明から(そんなのいらんわ、という人はどうぞ跳ばして)。
うちで試した算数強化トレーニング「かんがえるさんすう」ですが、「モコモコゼミ」という幼児教材のコースの1つになります。
モコモコゼミは1歳〜6歳までの幼児向け通信教育で、「ハローキティゼミ(のりものゼミ)」がリニューアルしたもの。
知育教材は数あれど、目指しているものは「THE受験」。
何しろ小学校受験で有名な「こぐま会」と中学受験の「SAPIX」がコラボしたものですから。中受狙いの幼児組はもう2つのネーミングだけで「買い!」ってなりそうです。
もちろん、チビッコ向けらしくカラフルでかわいいキャラクター教材ではある。
1~2歳向けの「プチコース」から5~6歳向けの「年長コース」まで年代に応じた5つのコースがあります。
一番上の年長さんあたりでは割り算なんかも出てきます。
もちろん、知育総合教材ですから数字を扱うのはテキストの一部ですよ。遊び部分を加味したさんすう教育というのか。
「遊びもいいけど、もっと算数を掘り下げて欲しい!」という親御さんのために開発されたのが算数強化トレーニング「かんがえるさんすう」です。
モコモコゼミ
算数もとったんだけど、これ良いかも
四則計算の基本をかためられるのかな?
算数コースじゃない方は毎月三回繰り返すことになってるけど、三回そのままじゃできないからコピーとかスキャンして三回取りくみさせてるのかな、受講者の方
毎回自分で三回分作るのは大変😵💧
— ゆーみ🏠入学準備… (@coo12450) August 1, 2020
算数強化トレーニング「かんがえるさんすう」ってどんなの?(BY モコモコゼミ)
「かんがえるさんすう」は幼児向けながら、目指す先は小学受験ではなく中学受験です。
算数強化トレーニング「かんがえるさんすう」は、こぐま会代表久野泰可先生が難関中学を受験する子供たちのために作成した秘蔵の教材です。
単なるテクニックとしてではなく、本質的な理解を伴いながら、無理なく四則演算をマスターすることができます。早期に四則演算を完成したいご家庭、中学受験塾への入塾をお考えのご家庭に最適の内容です。 モコモコゼミHPより
ありていに言えば、足し算、引き算、掛け算、割り算を1年間でマスターさせるという講座です。カリキュラムはこんな感じ↓
4月 足し算・引き算って何?
5月 足し算・引き算の計算法
6月 隠れた数を探せ
7月 掛け算って何?
8月 割り算って何?
9月 掛け算て答えをどう出すの?
10月 割り算て答えをどう出すの?
11月 話を聞いて式を立て解いてみよう
12月 文を読んで式を立てといてみよう
1月 まとめ
2月 演習(1)
3月 演習(2)
モコモコゼミ気になる
四則演算の考え方も学べる?算数のコースも気になる— きらき (@chiaa_ry) February 22, 2021
【体験談】「かんがえるさんすう」は期限内退会でまるまる一か月無料だと!
ともあれど、試してみた方が早いので体験してみたわけです。
「かんがえるさんすう」は月会費(税込み1628円)ですが、現在、1か月分、まるまる無料キャンペーンをやっています。
期限内に退会すればお金は一切かかりません。
申し込みは簡単。
どういうわけか、お子さんの名前欄はニックネームです。個人情報を知られることがない。
ちなみに希望の開始月号が選べて、教材はその時期に届きます。
で、届いた。
ひとつ、注意点が。
教材が入っていた封筒に差出人がありません(なぜ?)。
表面にはあなたの住所とお名前だけ。会社のロゴも何も入っていない白い封筒で届くので、警戒心の強い人はまちがって捨ててしまわないように。
こぐま会やサピックスのコラボといえどモコモコゼミ事務局自体は、おそらくこじんまりとやってるのかね。専用封筒とかその辺にはお金をかけていない感じ。
ただ、あやしげな会社ではないのでご安心を。
「モコモコゼミ」で算数強化!四則演算を年長でやるって?
教材の主旨としてはそういうことです。
まぁ、別に小学1年生や2年生にとっても十分な内容なわけですが。
「かんがえるさんすう」のテキスト量は月16枚と多くないです。
正直、最初は「うぉっ、すくな!」と思いましたよ。
理由は未就学児に取り組ませることを考えたからだと思う。
幼児用の通信教材としては最高峰、最難関で量より質って感じです。ガチで受験を考えている層向けというか、こういうコンセプトの教材は確かに他にはないでしょうね。
幼児教材(低学年でも)におなじみのキャラクターなんていないし、カラーでもない。そこに「数字しかない」「問題しかない」一色刷りプリントです。
※コピーしやすいように綴じのない製本形態。3回は回すことを推奨してるっぽい。
ただ、「数字しかない!」といってもフォントやデザインを可能な限り、柔らかくしようという努力は見て取れますよ。
字も大きいし、サイズ感も大きいです。マスの感じもちびっ子には使いやすいと思います。
いわゆる一般的な大学ノートより大きめのA4サイズ。
2月号の演習1ページ目。これは足し算ですね。まるの中に合わせた数字を入れろという。
絵はないけど「こういうシンプルな感じが大人っぽくて好き」って子はいそう。うちの子もそうだったな。やり続けられるかどうかは別問題として。
この回は特に難しいかもしれません。総まとめに入る2月号(演習)なので。申し込んだ時期的に教材が復習に入る頃合いでした。
モコモコゼミ「かんがえるさんすう」は4月号スタートの一年コース
もう少し説明するとモコモコゼミの「かんがえるさんすう」は4月スタートなんですよ。
ダメではないけど、それが望ましいです。
申し込んだ月の後の号が届いちゃうので「いきなり、かけざんか!?」ってことになりかねない。どのみち1年で終了するコースなんで、その辺、もう少しフレキシブルにしてくれればいいのにとも思いますが。
バックナンバーの申し込みはできるようですが、「たしざんの号、買おうとしたら完売してた」みたいなツィートも見かけました。「完売ってなんなんだ、毎年刷ってるのか??」という疑問もさておき。
年間カリキュラムを再び載せますと。
4月 足し算・引き算って何?
5月 足し算・引き算の計算法
6月 隠れた数を探せ
7月 掛け算って何?
8月 割り算って何?
9月 掛け算て答えをどう出すの?
10月 割り算て答えをどう出すの?
11月 話を聞いて式を立て解いてみよう
12月 文を読んで式を立てといてみよう
1月 まとめ
2月 演習(1)
3月 演習(2)
4月号で「足し算・引き算」の基礎から入り、徐々に発展問題になります。
3ヶ月で足し算、引き算が終わり、7月には掛け算、8月には割り算が出てくる。で、年末には文章題、1月からは総まとめに入る感じね。
で、うちが申し込んだ2月号は、まとめ演習なんで掛け算や割り算も当然出てきます。
こうした図式問題のあとに「4+8=?」とか「3×6=?」みたいな計算問題が続く。還元算の問題もあります。
11-□=9 とか
□÷2=3 とか
これ、ほんと解ける子ってどんな子よ?とは思いまし。
小学校上がる前にできてりゃ、もう敵なしよな、そりゃ。
で、2月号、最後のページは堂々の文章題。
駐車場に車が入ってきた。しばらくしてまた何台入ってきた。さて、タイヤの数はいくつでしょう?みたいなものも。
これは低学年でも手こずる子はいるんじゃないかなぁ。
わが子が未就学児だった時代ははるか昔ですが、困難きわまりなかったと思いますよ。
「かんがえるさんすう」で先取り。完ぺき主義じゃなくていいと思います
ただね、個人的な考えですが、これ、完全習得を目指すものじゃないと思います。
3回やるのも完ぺきを期するというより、チビッコのうちになんとなくの肌感をつかむってことだと思う。
「かんがえるさんすう」教材を見て、中学受験で桜蔭に受かった親御さんの勉強法を思い出しましたよ。
その家の低学年の教育法は「とにかく教科書の算数を先取りすること」「中受算数本格化の前に、学校算数はとにかく早めに終わらせること」。
「わかってないのに先進めちゃって大丈夫?」とか普通の人は思いそうですが、肝はそこにないみたい。
3ヶ月前に「何度やってもわからなかったこと」が、3ヶ月経って「突然わかるようになる」のが子どもです。親のびっくりをよそに、ずっと前から解けていたような顔をするのが子どもなんです。
だから、モコモコゼミの「かんがえるさんすう」もあまり神経質にならずに、どんどん進めていく方がいいのかなとも。
「また間違えた!」「ほら、ぜんぜんわかってない!」「うちの子には難しすぎる!」とか悲鳴を上げるよりもね。やってるうちに、なんとなくわかる日も来るんじゃないかくらいの気持ちで。
「かんがえるさんすう」は「モコモコゼミ」と併用体験がいいかも
ただ、うちが使うなら小1くらいに始めて1年間で割り算までいければいいじゃん!みたいな発想になったかも。
入手したのが2月号だったせいもあるかもしれませんが、問題のくわしい解き方とかないですしね。4月号から始めると、もう少し手取り足取り進むみたいなところがあるのかもしれません。
そのようです。
年長コースでは掛け算、割り算の基礎も扱う模様。「モコモコゼミ」の方がイラストたっぷりで取っつきやすい作りです。そのくせ、幼児向け教材の中では頭一つ抜けるレベルですし。
ご興味のある方は、「かんがえるさんすう」とセットで体験してみるのがいいかもしれません。期限内に退会すればどちらも無料になりますから。
前月15日までとかかな。教材の到着日によっては「あれれ、もう1週間切ってるやんけ」みたいなこともあるかも。そこはあらかじめカレンダーに印つけておきましょう。
もちろん、教材が気に入ればそのまま続けるがよし。
算数強化トレーニング「かんがえるさんすう」の月額は1480円
そうだ、月額一覧も貼っておきます。
算数強化トレーニング「かんがえるさんすう」 1480円(税込み1628円)
「モコモコゼミ」プチ(1-2歳向け) 1280円(税込み1408円)
「モコモコゼミ」プレ~年長向け 2420円(税込み 2662円)
しかも、なんの縛りもないですからね。
ただし、1か月無料体験っていつまで続くかはわからん。
HPに「まもなく終了」とあるのはよくある手法?(ごめんよ、モコモコゼミ)と一瞬思ったりもしたわけですが、教材リニューアル前はサンプルダウンロードだったみたいだしな。
こんな太っ腹さ加減ってなかなかないからねぇ。「かんがえるさんすう」もモコモコゼミ のHPから体験できます。
ちなみ、モコモコゼミ同様、お得感が高い(?)教材シリーズに玉井式