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女子学院、渋渋、豊島岡、お茶附、行ってみた学校説明会【70編】

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今回は、偏差値60を第一志望とした際の「チャレンジ70」編。当ブログは「偏差値60台に子どもを押し込みたい親」を対象にしてますが、このラインが本命の方ももちろん、どうぞ。

偏差値50編偏差値60編もあります。

目次

【女子学院】ウィンドブレーカーでお祈りをする女子

最寄り駅は麹町。

「とりあえず、行っとこう」と考える人の多い学校ですが、説明会、文化祭ともに期日までに往復はがきでの申し込み。ネット予約で、または予約なしOKという学校が増えるなか、いまどき郵送というハードルの高さです。

確か私が行ったのは16年の頃ですが、当時の説明会は「生徒の礼拝がある日」「ない日」を選べました。今でもそうならば、お薦めは礼拝のある日です。説明会の開始が早く登校時間と重なるため、駅から生徒を観察できます。

礼拝と聞くと身構えてしまいますが、生徒の服装(女子学院は私服ですね)はかなり適当。「これから部活ですか?」みたいな全身ウィンドブレーカー姿でお祈りをしている子もいまして、個人的にはこういうアバウトさに好感を持ちました。

説明会後の校舎案内はなし。配布されたパンフレットの中の、生徒たちの集合写真がこれまた微妙にダサかったことに親近感を覚えました

なお、某男子校から赴任してきた校長先生の話に始まり、説明会そのものは通り一遍な印象。私はウトウトをこらえ、隣の人は寝てました。最難関の説明会は大勢の保護者が集まりますが射程外の人も多いため、全体の真剣度はイマイチです。

ちなみに、吉祥女子に通う娘によると、女子学院、豊島岡残念組が1クラスに3割くらいは存在するらしいとのこと。両者本命の親子にはいらない情報でしたね……。

↓『女子御三家』理路整然とした雙葉出身女子に比べ、女子学院出身者は文脈も気まぐれに勢いで話す、みたいな描写があり親近感を抱いた次第。

↑作者の今日マチ子が女子学院出身。その受験時代から女子学院時代のエピソードが豊富です(他の学校の紹介もあり)。そういや、辛酸なめ子も女子学院出身ですね。

【渋谷教育学園渋谷】出てこい!未来のリーダーたち!

最寄り駅は渋谷。

文化祭も説明会も行きましたが、集客力都内№1という感じの渋渋。校門前に行列ができていました。しかし、ここの生徒は客さばきがたいそう上手でそれほど待たされることもありません。

残暑残る東京の9月、入口でミネラルウォーターをさっと配る手際の良さときや熟練のイベントスタッフみたいです。ちなみに、校舎は縦に長く、雑居ビルを専門学校風にリフォームしたみたい(しかし、古い!!)。

グラウンド&校内の狭さは渋渋の弱点ですが、その狭い校内にゴチャゴチャゴチャゴチャたくさんの客が渦巻いていました。

低学年も含め小学生が結構な割合を占めています。

渋渋生もそれを意図しているのか「玉入れゲーム」やら「特大積み木パズル」などのキッズ向けのアトラクションも豊富。加えて、並ぶにも遊ぶにもグダグダになりやすい小学生を誘導し、明るい笑顔で動線をつくる。その匠は高校生の力量とは思えませんでした。

まさに、出てこい、未来のリーダーたち!!

ダメな社会人よりよほど使えそうです。私が企業の人事担当者なら渋渋出身ってだけでプラスポイントを上げたくなるでしょう。

しかも、何気にかわいこちゃん揃いときます。

一方で、大人にも慣れていない、小さな子どもも苦手って生徒はどうするんだろう???とも思いました。渋渋のなかに、文化祭が一年で一番憂鬱な日という生徒が一人くらいいてもおかしくはありません。それが、わが子にならない可能性を、この時点で排除できませんでした。

文化祭で同年代の女子、男子の相手をするならいざ知らず、チビッコとかおばさんとかおじさんの相手ばっかり一日中!?

自分が高校生だったらイヤだろうなと思いました。まぁ、いまどき、人気の中高一貫校の文化祭ならどこも同じなのかもしれませんが。。。

懸念を抱えつつ、説明会も行ってまいりました。こちらも非情な(こちらの字を使いたくなる)混雑ぶりです。

会場が本会場と第二、第三(まで、あったような)会場と分けられており、校長先生の肉声を生で聞けるのは本会場のみ、ほかの会場はプロジェクターによる中継であったり。もう、わけがわかりません。

私は中継組でしたが、冷やかし70%だったからかどうか、またしても説明会内容をよく覚えてはおりません。ただ、隣にいた家族連れが寝ていたことだけは覚えています。


笑って合格する!「中学受験」必勝法

↑下の本は少々古いですが、作者(桜蔭に強い塾講師)が子どもを桜蔭ではなく渋渋に入れたエピソードが印象に残ってます。学費も安く、入りやすく(今では違うでしょうが)出口の実績もいい学校として。

【豊島岡女子】理系の青春に燃えたい!!

最寄駅は池袋。

豊島岡、ママ友のお子さんが行っていらしたので情報はなんとなく。毎朝、運針があるとか、入学早々から課題が多いとか、ロッカーが小さく置き勉に不向きであるとか、一年生は7階まで階段を登らなければならないとか、真面目でガッツリ勉強系という印象だった豊島岡。

けれど、校長(女性でした)はサバサバとした雰囲気で話のテンポ良く、ロジカル。これなら全校朝会で生徒が眠くなることはないだろうと思いました。

なお、まったくの主観ですが、学校を校長で選ぶなら豊島岡と品川女子がツートップ、鴎友と恵泉女学園が続くといったところでしょうか。

品川女子にもいえることですが、豊島岡は企画ものの行事が多いです。学内からメンバーを募って「スパゲティを使って橋を作る」とか「ダンベルを持ち上げるロボットを製作する」とか。説明会でビデオを見ましたが、その断片だけでも生徒の興奮や喚起が伝わり、なかなか引きがあります。

長澤まさみ主演の『ロボコン』(ロボット甲子園を目指す高校生の話)なんて映画がありましたけど、スポーツで汗を流すだけが青春ではありません

豊島岡の校風をよく表している行事だと感じました。

一方、生徒募集型の行事は参加するもの、しないものにはっきり分かれるのではないか??参加しない子はまったく参加しないのではないか――わが子は参加しなさそうである――とも感じたりしました。

そもそも豊島岡の難しすぎる算数に気おされ、うちはチャレンジすることなく終わりましたが。

豊島岡の算数は一説に桜蔭よりむつかしいと言われています。塾の先生も「こんなの一体だれが解けるんだ???っていう立体図形を出す」と嬉しそうに語ってましたっけ。

ちなみに、こちらの算数に歯が立たない場合、「浦和明の星」でトレーニングすると点数が取りやすくなるらしい。サピックスでそう指導があり、チャレンジながら豊島岡に合格した女の子がいました。

↑豊島岡の運針エピソードももちろん、あり。

【お茶の水女子付】狙い目は男子!超絶あと伸びに期待

最寄り駅は茗荷谷。

同じく国立の筑波大付属中はご近所さん。護国寺経由でお茶の水中に行く坂道の途中にあります。

もとい、お茶の水女子です。小学校から上がる生徒も多いため、中学の募集は男女合わせて60名程度(帰国枠15名含む)。入試問題は私立のそれと比較するとかなり平易ですが、女子は偏差65越えでかなりの狭き門。全教科満点近く取らないとむつかしいとも。

対し、男子偏差値は50そこそこ。高校は女子のみだからですね。

とはいえ、女子全員が高校に進学できるかというと、そんなことはなく、総体的に高校受験を進めている節。「だったら、あんまり意味はないんじゃ?」と考えるお母さんもいることでしょう。

けれど、国立ならの鷹揚な雰囲気はかなり魅力的。ことに男子!「中学受験は中堅校がせいぜい、ダメなら高校受験でリベンジするか……」とお考えの向きには、非常にメリットの多い学校であります。

中学受験組の場合、偏差値の男女差は15から20近く。この差でもって授業が成り立つのかしらんと素朴な疑問も湧くわけですから、賢い女子に感化され、中二の頃には男女の学力差がほとんど変わらなくなるのだとか。

確かに。男子の高校進学先は日比谷、西、開成、早稲田実業などそうそうたるメンツ。これはこれは、非常にお得感の高い受験になるなと思いました。生徒数は女子の方が圧倒的に多いのですが、人数が少ない分、男子の結束力が固く「お茶中、かなり楽しかった!」とは卒業生の談。

学校訪問の際、生徒からの校舎案内もあったのですが、男女とも朴訥としていて好感が持てました。

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