学習教材「天神」の無料お試しシステムを体験してみました。
PCやタブレットがまるごと届きます。先に言っておきますと無料体験してもその後、勧誘電話はかかってきませんでしたのでご安心を。
幼児版が有名な「天神
幼児版の体験はこちらに↓
久しぶりの学習教材なんでワクワクしつつ、行ってみます。
※オシャレな感じにデザインがアップデートしました。天神に資料請求でお得な無料体験情報をゲットできます!!
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「天神」は買い取り式教材。兄弟全員の成績データも出る
さて、「天神」とは何ぞやというと、簡単に言ってしまえばデジタルの学習教材です。お試しの場合、全学年(幼児版や中学生版、First Englishも含む)の教材が入ったパソコンがどーんと届く。
タブレット版もありますが、こちらは幼児版のみ。
PC版であれば【天神】幼児版や【天神】小学生版、【天神】中学生版の全教材を無料でお試しできたのでパソコンバージョンをお願いしました。(※現在は要確認)
ああ、失礼。実際の購入ではUSBメモリが送られてくるようです。データがあらかじめ入っているため、Wi-Fiがない場所でもPCがあればどこでも使えるって話ですね。
おばあちゃんちに長期帰省するとか自動車移動の時とか、ネット環境の悪い海外で使うなんて時にも。
勉強してると見せかけた子どものネットサーフィン(死語?)も極力防ぎやすいと思われます。
で、小学生版の場合は6年分ぜんぶまとめて買うことも、「小4算数」とか「小6社会」といったピンポイント買いも可能です。
言葉足らずになりましたが、天神はZ会やチャレンジのように、毎月送られてくるものではありません。
1年ごとの教材買い取りになります。
そうともいえます。
ただ、買い取りならの利点もあり、他の兄弟も使いまわせる。
ここでいう「使いまわせる」の意味は単なる教材のお下がりってことではない。「天神」はデジタル教材だけに個々の学習のカスタマイズができるというのか。
理解度に沿っておすすめ問題をピックアップしてくれたり、成績表を自動表示してくれたりする。
ちなみに、タブレット版は3人分までだったかな。パソコンは10人だろうと登録できたはず。
お得感で考えれば、そうなります。これは0歳児から6歳児まで対応の幼児版の方がよりメリットを享受しやすいでしょう。0歳の子も3歳の子も5歳の子も同時に使えるみたいなイメージ。
他方、「小6 算数」をピンポイントで購入した場合、現実的にその時使うのは当人だけになりそうですが。
「天神」の小6算数には開成や灘の過去問もある
まぁ、とりあえず使っていきましょうか。
学習をスタートすると、チャイム音が鳴ります。学校の始業時刻みたいなね。そこから想像がつくように、小学生版の学習は教科書準拠になっています。
基本的にはそうですね。
が、「小6算数」のメニューを拾ってみると、発展問題や私立中学の過去問もあった。
灘、慶應義塾中等部ほか多数の問題が掲載されていました。
たとえば、開成の問題はこんな感じ。
1から10000までの10000個の整数があります。それぞれの整数について、各位の数字を加え、その和が等しい整数を集めてグループを作ります。例えば、7、25,1033は同じグループに入ります。
1) このようなグループはいくつできますか。
2) 0を1つもふくまないグループはいくつありますか。
3) 5で割り切れない整数だけからできているグループはいくつありますか。
「自分のわからなさ加減」に応じてヒントが出る
過去問の羅列なら無料のものがネットにあります。ただ、そこは30年もの歴史がある「天神」です。「解かせる」工夫は抜かりない。
クリック一つで「自分のわからなさ加減」に応じて進行していくのは紙媒体にはないメリットですし、すべてが一問一答形式。問題がズラズラ出てこないので難問でも敷居は低め。「1問ずつなら考えてみるか」となりやすく、スキマ時間にも取り組みやすい。
学習画面は、なんとなーくそこはかとないユルさが漂う。
ひよこなのかロボットなのかよくわからないキャラクターも昭和レトロっぽくオツですしね。
問題をどれくらいで解けたか時間も計ってくれますよ。
先の開成の問題を例に取りますが、クリックするとヒントや解説が登場する。答えを埋めたら自動的に採点もしてくれます。
お子さんはマネしないように。
「あてずっぽうでも数字は埋めておく」のは過去問においてのセオリーです。万が一、当たっている場合もありうる。たった1問に泣き、たった1問に笑うのが中学受験というもの。
「天神」でも空欄で採点を促すと「答えを入れ忘れてないか?」みたいな表示が出ます。
「『こたえ』くらい漢字で書け!」というツッコミはやめましょうね。小1から小6まで共通の表示なのだと思います。
なお、回答が間違っていると「オヨヨ!」とか「ファイト!」などのかけ声が入ります。ただし、連続で「オヨヨ!」と言われると、少しイライラしてきます。そんな時は消音設定にしてしまいましょう。
幼児版、小学版と学習作業中に自動的に流れるのです。こちらも消せます。音楽があるのとないのとどちらが集中しやすいかは好き好きでしょうね。
天神は自動採点。わが子の「答え丸写し」防止にも!?
ともあれ、ヒント読んでも解説読んでも手も足も出ない場合もあるでしょう。そんな時は「みんなのしつもん」をクリック!
これまた、あまりにストレートすぎてツッコミを入れたくなるものの、正直でよろしい。「みんなのしつもん」は解けない小学生の共感を呼ぶことでしょう。
で、この解説はかなりわかりやすいです。
そうなのです!
自動採点ですからその辺、ごまかしが聞きません。
答えこっそり見て採点なんてズルができないのは、もしかしたら個人的には最大のメリットかもしれぬ。
天神は解けなかった場合、レベル下げで問題を提示!
さて、天神は「復習のしやすさ」(使う人に応じて類題をチョイスしてくれたりする)も強みですが、過去問の場合はどうなのか。
見たところ、めちゃくちゃ類題があるって感じではなさそうですが、解けなかった場合、前のレベルまで戻ってくれたりするわけです。
というか、あまりに点数が悪いと復習をうながすような画面が出る。
わたしの点数のことは気にしないで。
例えば、平面図形の過去問を何問かやったとする。
とかね。
とかね。
でもって、間違い続きで学習を終わらせようとすると先のヒヨコに言われるわけです。
「しない」というフレーズがこれまた……。
潜在的な圧迫感を感じて「前のレベル」か「同じ目次」を選びたくなる。いや、親としてはそうであって欲しい。
ともあれ、平面図形の過去問で全滅したとして「前のレベル」を選ぶとこんな問題が出てくる。
ちなみに、この問題もできなかった場合、さらに「前のレベル」に戻りますか?みたいなフリが入る。
で、出てくる問題がこんな感じ。
過去問からの都落ち感はぬぐえないものの、この基本の畳みかけはありがたいです。
「天神」で教科書の先取りという使い方もある
いや、それはさすがにムリでしょう。
非常にわかりやすい解説はあるものの、絶対数が少なすぎます。中学受験塾や専門教材の補佐的に使ってこそ効果が上がる気がします。
ただ、先取り学習にはかなり適した教材ではある。
以前、桜蔭に受かった子の勉強法を見て「なるほど!」と思ったのが教科書の先取り、というか全取りでした。
その子のお母さん、算数で最初から優位に立てたのは「小学校の教科書課程を早々に終わらせたこと」だと豪語していた。
「完全理解」にこだわらず、とにかくどんどん先へ先へと進めていく。その子の場合は小4の頃に小6まで終えていたことで塾授業の理解が飛躍的に進んだ。
基礎レベルはすっ飛ばせますからね。うちはそこまで完璧にはできませんでしたが、早期習得は確かに効く感じはある。
普通に教科書を先取りする場合、親が舵取りしないと難しいですね。「天神」もオール子どもひとりってわけにはいかないでしょうけど、親ナシでいける部分も多そう。
読み上げ機能もあるし。初単元って小学生本人が読むより、誰かに読み上げてもらった方が絶対的に理解は進むじゃないですか。
問題の自動チョイスもあり、1問1答でさくさく進みやすい上、「ファイト!」とか「オヨヨ!」とかいうキャラクターが並走してくれるわけでし。
ポイント解説もアニメーション形式だったり。余談ながら、単元のテスト対策も自動で作ってくれますよ。
「天神」の社会は中学受験の基礎作りに
中学受験に限っていえば、「社会」は使えそうな気がしましたね。
暗記のポイントがアニメーション形式になっていたり、赤シートになっていたり。
これらが1クリックで赤シートが外れるんです。
地味に感動します。子どもが中学受験の頃、一所懸命、赤フィルムで隠していましたから。
レベルとしては易しめですが、逆に基礎中の基礎で絶対忘れてはならない項目が並ぶ。木曽川や天竜川の位置は歴史もつながってきますからね。
このシートは理科でもありますが、社会より若干やさしめな気がします。
という私自身、覚えてないですよ。上記だってすべての欄にガスバーナーと書き込みたくなるような。
ともあれ、そんな私でも中学受験レベルの理科はもう少し難しかったかなと思う次第ですが、気になる方は実際に確認してみましょう。教材は4日間無料で貸し出してくれますからね。
ちなみに国語は中学受験でいえば、主に「漢字先取り」ってことになるのかな。「動く漢字辞典」のニックネームで書き順アニメーションや成り立ちのアニメを確認できますね。ただ、こと漢字でいえば幼児版の方の印象が強かった……。
幼児版は完全に「お受験」もしくは相応の教育熱心なママたちを意識した作りですが、小学生版はその幼児版とひと続きではない印象があります。誤解を恐れずにいえば、受験する子、しない子もひっくるめて全小学生を対象にしているような感じ。
キーボード作業ではなく選択式の入力なので、すぐ慣れるとは思います。
ただ、国語は少し面倒そうかな。漢字の読みなんかでも、五十音を一文字ずつクリックするのがめんどい。
文字を選ぶのは最初時間がかかりそうですね。というか、キーボードに慣れた大人の方が厄介な気も。子どもの方が意外と早く習得できるのだろうなぁとも思います。
「天神」は高い?小学生版は33000円から
公式HPには載ってないんですね。資料を請求すると細かい価格表が送られてくる形式です。「ああ、お高いのでしょうね」と想像もできるってものですが。
で、ざっくり言うと、小学生版は税込み33000円から。
一番安いのは小1、小2の生活科で、学年問わず、算国は52800円、理社は44000円です。
ちなみに1年から6年まで全教科購入すると86万円弱となる。
ですね。多くはピンポイント購入なんじゃないかと思いますが。
このほかに初回でUSBメモリが13200円かかります。これは保証費込みで、仮にメモリを紛失したとしても壊したとしてもタダで対応してもらえる。再度購入の費用はかかりません。
帰国子女対策?海外なら費用はお得に
ちなみに、「天神」の特徴として海外在住者の利用が多いということが挙げられます。一括で教材が届くからその子のペースで取り組みやすいんですね。
そうね。なおかつ、もっと大きいのは国外だと消費税がかからないってこと!
金額に対しそれなりになりますからね。かつ今の円安環境下では海外の給与換算にしてお得にもなる。
また、冒頭で記したようにネット環境が不安定な新興国あたりでもストレスなく学習できる。これは大きいですよね。
ただ、体験は不可なので本稿や公式サイトを参考に。
天神の無料体験は何度でも受けられるって!?
ここまで読んできて「なんか違うかな」とか「値段的にちょっとね」という方もいるでしょうが、一方で、「とりあえず体験してみたい」という方もいるかと思います。
「たった4日か」と当初は思いましたが、ソフト(?)の入ったパソコンなりタブレットなりがまるまる貸し出されるわけなので、いたし方ないでしょう。自由に日程が選べるので、土日祝日はさんだりとか、子どもの予定のない日に使い倒しましょう。
ちなみに、返却は翌日以降でも大丈夫です。4日間使い倒したら、都合の良い日に宅急便の方に集荷にきてもらう形です(送料は「天神」持ちです)。
なおかつ、この無料体験、何度受けても良いのだそうです。いったんは見送ったものの、「やっぱり天神良さそうかな。もう一回試したいな」というユーザーにも対応してくれます。
資料請求↓するとお得な体験情報をゲットできます!!
HPにも「無料体験は資料請求した方、限定」とある。パソコンとか現物を送るだけにトラブル防止みたいな意味合いもあるのでしょうかね。
どのみち、詳しい内容やら価格やら体験談やらを確認するに越したことはありませんからね。
「天神」は知る人ぞ知る教材感もあったりで(が、歴史は30年と結構長い)ヴェールに包まれている感じがするだけに、資料請求したり無料体験したりしたら「しつこい勧誘があるのでは?」「そもそも借りたら買わなきゃいけなくなるのでは?」と懸念を抱く方もいるかもしれません。
が、体験した当人から言わせてもらえばその点は大丈夫。サービスセンターの対応はめちゃくちゃ感じが良いですし、「借りたんだから買いなさいよ」みたいなことはない。
ただ1点。「天神」はプリントもできるのがメリットの一つですが、体験版では教材の印刷はできません。プリントアウトしたサンプルはついてきましたけどね。