中学受験・親が9割はホントか?

「答えの丸写し」は親が気づけば「大丈夫」という3つの理由

こんにちは。中学受験100%ウカルログ管理人ことハンドレッドの友ですよ。先日、知り合いのお母さんが激怒していましてね。「子どもが宿題をまた、丸写ししてた!」と。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
常習犯か。キケンだな。

確かに、カンニングや自宅学習中の丸写しは初期対応が大事だといいます。クセになったりもしますからね。

その一方、カンニングはともかく宿題の丸写しは「まぁ、仕方ないんじゃないかぁあ」と中受を離れた気軽さから、つい言いたくもなります。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
なんとまぁ、無責任な!

いやいや、わかっていますよ。
学習以前の問題として真剣に悩む親がいることもね。

「丸写し」ってカテゴライズ的には「ウソ」とか「ズル」の範ちゅうに入るわけですよね。漢字で書くと「不正」とか「粉飾」とか「虚偽」とかね。何やら急に罪が重くなる感じですね。

ともあれど。

ついこの前、「ごめんなさい。もう二度とやりません」と泣きながら誓ったくせに、ついさっき、「ママ、宿題、終わったよ!」と天使のような笑顔で言ったくせに、実はこれまた丸写しだった!!

なんてことになりますと「どのツラ下げて」と言いたくもなりますよ。サイコですか?ウソつきはドロボーの始まりですか?中受やって将来は犯罪者ですか?

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
まぁまぁ。子どもは天使じゃない。しょせん人間だぜ。

おっしゃる通りのハンドレッド。

それでもね、親にとっては天使なわけです。親バカとわかっていても、子どもにはできる限り長く、清く正しくいてもらいたいわけです。

そうした中での「丸写し」。写したことそれ自体より、そこにまつわる「ウソ」とか「ズル」の方に強いショックを受ける親は多いでしょう。

ですがね。
結論を言いますよ。丸写しは親が気づいてさえいれば、そこまで心配することでもない。大丈夫なのです。

「いったい何が大丈夫なんだ!テキトーな奴め」と思われたあなた。
どうぞ、どうぞ、この先へどうぞ。

悪びれることなく健康的に「答えを写す子」

実を言えば、中学受験時代、娘も何度かやらかしましたよ。
宿題の答えを写すとか、×だったのにマルつけるとか、そういう類のことをね。

覚えているのは5年の夏。計算と一行題です。マル付けは親がやるようにしていたのですが、どうもこうも正答率が高すぎる。途中式もなかったりね。

よく見ればすぐに気づくようなズルなのに、自分も数日気づかなかったわけです。そのことがムカムカを増幅させました。「いったい、いつから?」、考えるだけで地獄からきた使者気分になりましょう。

 

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
で、どしたのよ?

よく覚えておりませんが、相当怒ったことでしょう。その後は解答管理を徹底し、式のチェックも徹底し、知る限りは落ち着きました。しばらくはね。

が、6年の5月頃だったか。
ダラダラちんたらやる気なさげに勉強していたので注意したのです。しばらくすると、娘は「よし!やるぞ」と自らを鼓舞し、問題に取り掛かったわけです。

取り掛かって、ノートで隠した解答を写したのです。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
鼓舞して「えいやっ!」と写す。行動としては不自然でないわな。

そうでしょうとも。
その後はまたも怒りで記憶は曖昧ながら「子の心情がわからない」気持ちの悪さが残りました。

あまりに健康的に「ズル」する感じにね。体育会系のノリともに、親を騙す感じにね。受験以前の問題で「大丈夫か、この子は……」と心配になりましたでしょう。

「答えを丸写し」する時、子どもは何を考えているのか

その後、塾だったり、周囲だったり、本だったりから「子どものズル」情報を集めたわけですね。

それらを総合すると、子の半数近くはズル経験があるらしい。

逆に言えば、「しない子は絶対にしない」という事実もあるわけですが、その点はあまり考えないようにしましょう。

そもそも私だって、中学か高校か大学か、どこかで一回か二回か三回は友のノートを丸写しした記憶がうっすらと。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
じゃあ、怒れんじゃろが。

おっしゃる通りのハンドレッド。
ただ、自分のことではないからこそ、不安も走るわけです。

学生時代、私の中では線引きがされていたわけです。

「丸写しはするけどカンニングは絶対しない」とかね。「ウソつきはドロボーの始まりというけど、自分がドロボーになることはまずありえない」とかね。「やる時はやるし、本質的にはマジメないいやつ」だと自分では思っていたわけです。

もちろん、「丸写しした宿題」を提出したとしても「自分が先生を騙している」つもりはない。ズルをしているのは確かだけれど、対人間にウソをついている感覚はない。

仮にもし、ズルに気づいた先生から「私を騙したのね!」と言われたら、びっくりしたことでしょう。大げさ過ぎるし、自意識過剰にもほどがあるとね。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
子どももそう思ってるんじゃね?

そう考えれば、おっしゃる通りのハンドレッド。

「もうやらない」と言ったのにまたやったり、目の前で堂々と写してたりしますとね、「いったい全体どういうつもりか!?」「ママのこと、騙してなんとも思わないの?」とか詰め寄りたくもなるでしょう。

ですが、学生時代の自分なら「大げさ過ぎる!」と一蹴したはずなのです。

仮に学生時代の私が「先生を欺いたのね!」と詰め寄られたら、こう思ったはずなのです。
「先生のことなんか、これっぽっちも考えていません。宿題がメンドくさかったから写しただけ。2つの問題を一緒くたにしないでください」とね。

 

子どもには「ママを騙す」「先生を騙す」つもりなんてまったくないわけです。

「ただ、面倒なので写した」

「早く終わらせたいから写した」

「わからないから写した」

それだけです。当人の中で「宿題写す」=「ママや先生を欺く」はひと続きではありません。

ですから、子どもの気持ちを代弁するならこの一言。

「ママは大げさ過ぎる!!」

逆に言えば、ひと続きではないからこそ、無邪気にも繰り返すのでしょう。
だから、まず、その点については「大丈夫」。あなたのお子さんが宿題を写したとしても本当はいい子なのですよ。

解答管理を徹底すれば一生、丸写しはできなくなります

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
だけど、本質的な問題もあるぜ。成績が下がるという。

確かにね。子どもが受験に対して当事者意識を持てた時、写す行為は収まりますが、それでは間に合わない場合もあるでしょう。

子どもにとって「宿題写す」=「ママや先生を欺く」がひと続きではないように、「宿題写す」=「成績下がる」もひと続きではないのかもしれません。

言われれば「そうか」と思っても、積極的に想像できない。想像したくないのです。

だったら、子どもの立場に立って想像してみましょう。
そもそも中学受験の勉強って毎日毎日、多すぎるわけですよ。

全部とは言わない、毎日とは言わない、だけど、たまに写すくらい別にいいじゃん。3時間の勉強のうち2時間50分くらいはマジメにやってんだし。

みたいなことを言われれば「確かにそうかも」と思わなくもない。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
思わなくもないけど、ダメ!絶対ダメ!

そうでしょうね。
ならば、解答を写せないシステムを作るしかありません。解答管理の徹底です。

徹底するのは言うほど簡単ではありません。テキストが増えてきますと解答の数も増え、中には別紙になっておらずハサミでわざわざ切らなくてはならなかったり、整理がヘタだと、マル付けの段で解答が消えてしまったりね。あるわけです。

で、先の私のように再び「なぁなぁ」になり、再び写されたりね。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
親がしっかりしろ!

そういうことです。

① 解答を隠す、共働きならいっそ会社に持っていく
② 親が必ずマル付けをする
③ 途中式など考えた跡があるか随時チェックする

親が管理を徹底すれば、ズルなど一生できません。よって、問題は解決したも同然。2つ目の「大丈夫」が手に入ります。

「常に疑っているみたいなのはギスギスしそうでどうにも…」というあなた。気持ちはわかりますよ。

「というより、親がメンド―。子が清く正しくすりゃいいだけの話に何故にそこまで!」と逆ギレ気味のあなた。その気持ちもわかります。

であるなら。


「だいたい」でよいと思います。その代わり、お子さんの方も「だいたい」でよしとしましょう。

つまり、9割はマジメにやってるけど、たまに答えを見てるっぽい。発覚時には叱っていいけど、最終的には「しゃーないな」くらいで流しましょう。

「これも、あれも、それも、写している!」みたいな状況でない限りはね。

というのも、大きな声でいえませんが宿題に限っては写したとしても受かる子は受かるからです。

一方で、写したら最後、受からなくなるのが過去問です。これについては後述します。

「ズル行為」塾で噂になってても当の親には伝わらない

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
だけど、「だいたい」って難しいよな。放っておくのも怖いしな。

そうでしょうね。こんなことを書くのは「親が『丸写し』に気づいている」時点で、問題の幾分かは解消しているように思うからです。

逆に厄介なのが、親が気づいていない場合です。

というのも、丸写しって親が気づかない限り、そのままになる確率が高いのですよ。

塾の先生は気が付いても、親に言わない場合も多いです。また、先生以上に「不正事情」に通じているのは実は子どもたちだったりもしますね。

娘は自分を棚に上げ、いや、自分がしたからかもしれませんが、クラスメイトのズル行為を推測含め、私によくよく伝えましたよ。

「××は春期講習の宿題、写したらしい。お母さんにはバレてないって」

「△△は『過去問で合格者最高点出した!』って言ってた。でも、ありえない。偏差値40ないのにね」

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
最高点ってのは絶対、見てるな

合格者平均点くらいで留めておけばよいのにね。最高点まで出してしまう大盤振る舞いっぷりに人柄が伺えますがね。これなら親も気づけそうですが、子ども同士のゴシップは普通は親に伝わりません。

5年生のある時、中受の親と何人かでランチをする機会がありました。

1人のママが言うのです。「春期講習あたりから、言わなくても勉強するようになってきた」と。

そのママは下に小さい子がおり、子の勉強をあまり見られません。

それを聞いた他のママ、「すごーい」「××ちゃん、エライ!」「うちなんか、言ってもやらないのよー」みたいなね。反応を口々にしたわけです。でもって、私は黙っていました。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
もしかして、↑にある宿題写した××のこと?
ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
なんで教えてあげないんだ!

いや、普通は言えないでしょう。

「ママがそう思ってるところ、申し訳ないんだけどさ。××ちゃんは宿題丸写ししてるらしいよ。塾では有名らしいよ。今度チェックした方がいいよ。このままだとヤバいよ!」

とでも言うのですか?

いや、言えないですよ。

言えませんよ!

そのママは親友ではない、けれど、今後も仲良くしたいと思う程には好きなママだったからこそ言えませんでした。

というわけで、第三者ルートから子の「丸写し」問題が伝わる可能性は低いと見た方がよさそうです。

結局、親が「丸写し」を知らないと、その問題は放置されるのです。

塾の先生は本人に注意はするかもしれませんが、家庭学習にまで入り込めませんからね。その意味で、やっぱり中学受験はある程度、親が見た方がいいと思うわけです。

もちろん、前述したように答えが近くにあろうとも「写さない子は写さない」らしいのですが。うちはそうではなかったので“らしい”としか言いようがありませんがね。

過去問でズルした子は間違いなく第二志望以下へ!

さて、前述した過去問についてです。

日々の問題演習はその都度チェックが望ましいものの、できない場合は「だいだい」でもいい。けれど、過去問を解く時だけは「これ中学受験、始まって以来」くらいの注意を払うようにしたいところ。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
過去問で合格者最高点を出された日にはまぁ。

過去問演習に入る際、実は保護者会でも言われました。
「赤本をそのまま渡さないで」と。

赤本は問題の数ページ後に答えが載っていますから「丸写し」経験がある子は結構な誘惑にかられるそうです。過去に「丸写し」経験がない子でも、いい点数を取りたくて見てしまう子もいるそうです。

「赤本の問題はできうる限り、コピーすること」
「それができないなら解答はなんとしても切り離すこと」

先生は保護者会でそう言った後、さらに恐ろしい発言をしました。

「それでも毎年答えを見て、解答用紙を埋める子は出てきます」
「そういう子は間違いなく第二志望以下の学校に入学することになります」

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
きゃー。

実際、第一志望で合格者最高点を出した前述の子は第三志望に進みましたね。仲間の不正情報に詳しい娘いわく「偏差値58校で9月に算数7割取れた、持ち偏差値40台女子」も第三志望に進みました。

 

過去問の点数がフェイクだとすれば。

何が苦手なのかもわからない、できる分野もわからない、伸ばせる分野もわからない、すべての分析が意味をなさなくなります。志望校対策が出来なければ、併願対策も出来ません。最悪の場合、全落ちまっしぐらでしょう。

ハンドレッド先生
ハンドレッド先生
きゃー。

きゃー、きゃー、うるさいですよ。
アイコンとまったく合っていませんし。

冒頭で大丈夫と言いましたが、最後はまったく大丈夫ではない、恐ろしい話で締めくくらせて頂きました。過去問演習の前にお子さんにも話してみてください。

そうして、怖さを分かち合った親子には3つ目の「大丈夫」を送りましょう。この話に震えあがったわが子は過去問をマジメに解き、現在第一志望の学校に通っています。

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20XX年2月1日、受験終了組のマザー。 偏差値60台を目指しているのに「志望校の合格可能性20%」「何回やっても過去問が取れない」「何か月やっても理科の偏差値40台」という絶望組のあなたにこそ読んで欲しいブログです。相方のハンドレッド先生は受験について何も知りませんが合格パワーだけは送ってくれますよ。