中学受験、親も一緒に勉強して偏差値は10くらい上がったと思うマザーです。
当ブログでは「親が勉強を見る」「見ない」問題については何度も書いてきました。塾がいう「親が勉強を見てはいけない」問題にはじまり。
「親が勉強を見てきた派」体験は結構書いているのですが、検索の勝手が非常に悪いので以下にまとめました。
「悪い成績でも親が見ると上がるのか?」→上がる
「下がるって噂もあるけどホントのところはどうなのか?」
→やり方次第
「成績UP以外のメリットはあるのか?」→合格の勘どころがつく
以下、「重複上等!」で失礼しますよ。
親が見ると成績は3割増し?偏差値10くらいは上がります
上がると思います。
当然と言えば当然なのですがね。
まだ10歳そこそこの、勉強の効率を知らない子どもが一人でやるより、大人が一緒にやった方がパワーアップして当たり前。
「合体して弱くなる合体ロボなんてない」わけで「コーチがついたおかげで弱くなるアスリートなんかいない」わけです。
で、どれくらい上がるのか?
感覚としては3割くらい。
本当です。
娘は中学受験の末、偏差値60台の学校に進学しました。
が。言ったものかどうか迷うところながら
「もし、ずっーとずっーと本人任せにしていたのなら」
模試の偏差値なんかも「せいぜい50くらい」
で止まってしまったのではないかとも思うわけです。
「自分の頑張りを親に横取りされた!」とかね。見ないように祈りましょう。
勉強効率を上げるために「親が勉強を見る」
もちろん、本人の頑張りあってこそですが、同じ10歳でもキャパシティには個人差があるわけです。小学生くらいですとその差は一番激しいはず。
そのまんま、放っておいても勝手にどんどん吸収し、偏差値60とか偏差値70とか取ってくる子も世にはいるでしょう。
一方で、普通の小学生に中学受験は甘くないのです。授業をちゃんと聞いて、宿題をちゃんとやって、テストの前に復習しても平均取るのは、そう簡単ではないはずなのです。
おっしゃる通りのハンドレッド。
賢い子ばっかりの中で頭一つ抜きんでるのはかなりの「要領の良さ」が必要です。「頭の良さ」ではないのですね。
「要領の良さ」とは効率のこと。
例えば、多すぎる宿題の中で「自分が解けそうで解けない問題」を見極められるかどうか。
「間違えた問題を繰り返し、自分で類題を探す」ことができるかどうか。
その問題がテストで点数を上げる肝になるからです。
簡単なようで、普通の小学生にはこれができません。
多くの子は「自分が解ける問題」ばかりを繰り返し、真面目な子は「解けそうもない問題」まで解こうとし、どんどん勉強時間が長くなってしまいます。
当ブログでいう「親が勉強を見る」とは、主にこの効率化になります。
親の関わりって。類題探しとコピーで毎晩1時間以上!
管理やサポートと言った方が、誤解は少ないかもしれません。その言葉の響きのあっさり感の割に結構な労力が掛かりますが。親もある程度、中学受験の勉強を知っていないと(というかカリキュラムの流れを知らないと)できないことですがね。
例えば、「子どもが解けそうで、解けない問題」を見極めるのって最初は大変なのですよ。
なぜなら、親は子ども本人ではないわけです。当たり前です。
「その子の解けそうで、解けない問題」なんてわかりません。10才の自己申告などこれまた当てにならない。
結局、親が塾のテキストを見て「×」だったところをくまなくチェックしなくてはならない。
まだ、先があります。
該当問題がわかったら、永遠に続く類題探しです。
塾のテキストや市販の問題集から類題を探す。ないならば、本屋に行って類題がありそうな問題集をくまなくチェックする。そんなことをやっているうちに、自宅にある算数問題集は50冊を超えました。
でもって、何度も反復できるよう、何枚もコピー取っておくとかね。
子どもが寝た後、こうした準備作業に毎日1時間以上は掛かったような気がします。
そうでしょうとも。
本当のところ、「永遠に探し続ける=永遠にできない問題を解かせ続ける」ことはやめた方がよいです。
以下でも触れましたが、永遠に続く反復ほど効率から遠のくものはありません。
思い出すに、あれこそ中学受験、「親が勉強を見る」の功罪です。いや、単に罪の方ですね。小4で気づけば良かったものの、あのまま続けていたら、むしろ親の力で成績を下げていたことでしょう。
勉強は親が教えない。とはいえ、教えざるを得ない時もある
実は、答えに窮するところでもあります。
当ブログでいう「親が勉強を見る」とは、主に「管理と効率化」のことですが、私は何度か教えました。
塾の先生は「親は教えるな」と言います。「じゃあ、この宿題どうするの?」みたいな事態はたびたび発生する。
「わかっていない算数の問題がある!」
「しかし、算数の授業は来週の月曜までない!」
「それまでに理解しないと小テストが危うい!」とかね。
長い中学受験時代、にっちもさっちも親がどうにか解説読んで、子どもに説明するしかない、みたいな状況も出てくるわけです。
そういう親子の方が大成しそうにも思いますがね。
中学受験の勉強は、特に算数はある意味、専門家の領域です。「親が教えない方がいいには決まっている」とは思います。
しっかりと理解していないと難しいわけで、手間も掛かるし、塾の教え方と異なる場合だってある。最悪「親が見て成績が下がる」場合だってある。
けれど、「解説読んで、私が教えるしかないよね?」ということもある。そんな親御さんには大変難しいアドバイスをひとつ。
親が勉強を教えるなら「怒らない」、それに限ります。
子どもというのは「昨日説明した」ばかりというのに「その同じ問題を今日間違えた」りする生き物です。
親が教えたとなると、しかも昨日の今日となるとその記憶生々しく、子へのアタリがきつくなって当然です。人間ですからそりゃ当然。
しかし、怒られるとやる気を失うのが人間です。
「親に文句言われながらイライラ机に向かう」くらいなら「できる問題をえんえん一人で繰り返す」時間の使い方がまだマシかもしれません。
目的は成績アップです。「昨日教えたのに今日も間違えた」現象にその目的を台無しにされないよう。
私はできませんでしたけれど。
個別だって親の力で効果は倍になる
「うちは家庭教師か個別に走るゼ!」って人もいるでしょう。親が見るよりそっちの方が成功率は高いでしょう。当たり前です。冷静なプロがイライラしっぱなしの素人親に負けるはずはない。
ただ、「成績下がる」はないにしても「あんまり変わらない」場合もある。大枚はたくんだからその費用対効果は得たい。願わくば三割アップ!
実をいえば、ここでもまた親の力です。難関校向けのSS-1
見学嫌がる塾も多い中(まぁ、やりづらいもんね)何故SS-1はこれを是とするのか。
ご名答です。
親が授業を見学する。子どもと一緒に勉強する。客観的な子の学び姿を目撃する。子のミスや学習のクセを発見する。間違えたところを家でもやる。
自分のミスを覚えている小学生はあまりいませんが、親というもの、じくじくいつまでも覚えているものです。日常生活ではアレですが勉強に至ってはこれ大変大事。
「プロの授業」が10のレベルでも「子の力」が5なら、2つかけても50です。
が、ここに10の「親の力」をかけると、なんと50は500になる。
SS-1に限らず個別塾や家庭教師は「100%任せる」よりも親の力をかけた方が断然パワーアップします。親の力10と言わず、2でも3でもいいのでね。
中学受験個別塾SS-1
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受験本番。合不合よりも親の勘の方が当てになる?
気持ちはわかりますよ。
ただ、面倒なあなたの背中をもう一押しさせて頂きますと「子の勉強を見る」最たる成果は偏差値の上昇ではありませんでした。
私は、塾に通った3年間のうち2年と11か月くらいは「わが子は絶対合格する」と思っていました(うち一か月くらい、絶望していた時期もありましたが)。
だからこそ、記憶の中のわが子も「それなりに出来る子」だったのです。
が、ブログを書くにあたり、合不合判定テストなど当時の模試を引っ張り出しての感想は「なんという出来なさ」!
これでよく受かったものだと思いましたよ。
試行錯誤ゆえのノウハウですよ、ハンドレッド。
ともあれ、このような成績で「なぜ、合格を信じられたのか???」とツッコまれてもおかしくない。
そこにお答えするのならやはり「子の勉強を見ていたこと」に尽きるわけです。
4年生から勉強を見てきたわけです。
「この手の問題はケアレスミスが多い」
「このタイプは三度に一度は間違える」
「これはあと少しでモノになる」
心の中でさまざまな分類をしてきたわけです。
ですから、時に合不合が想像通りにいかないと不思議でなりませんでした。これが他人の話ならば「親バカ」と一蹴することでしょうよ。
しかし、子どもの勉強をずっと見てきたことで合不合のデータには現れない機微、志望校との距離感、偏差値では測れない伸びしろや合格可能性、言葉にはし難い感覚が育っていたのだと思います。
言ってみれば、合不合よりも母の肌感覚の方が正しいに決まっている、そう信じていたのです。
おっしゃる通りのハンドレッド。
以前、「中学受験のお守りは説明会に行った数」と書きましたが「子の勉強を見てきた経験」はさらに最強のお守りとなります。
子の勉強を見るのは面倒です。時に子の足を引っ張ることもあります。しかし、その経験値は公開模試では測れない、親だけの合格の指針となります。
親が勉強を見た子の中学入学後は?
よくぞ聞いてくれました。同じことを考えている親御さんもいるでしょうし、私も少し心配していたわけです。
中学入学後、親が手を離した途端、ガタガタにガタ落ちになるのではないかとね。
そう。正直なところ、中受の間、よくも自分はこれだけのことをやったものだと感心したりする。「今、同じことができるか?」と尋ねられればもうムリです。
定期テスト前の娘に「社会の一問一答」を頼まれることもありますが、それだけのことがもはや面倒くさくてたまらないわけです。
で、結論。
知る限り、「受験中の親の管理」と「入学後の子の成績」に相関関係はありません。
中学受験時とは打って変わり、今の私は子どもが何を勉強しているのかも把握していませんが本人の成績はフツー。
フツーということは自慢できるものではないわけで「もう少しなんとかしなさい!」と思わなくもない。
ですが、「合格率20%」とか「過去問が全然取れなかった」事実を思えば上々でしょう。
付け加えるなら「中学受験の成績」と「入学後の成績」も関係はないようですね。ギリギリで入ったから下位層とか、トップで入ったから上位層とか、そういうわけでもなさそうです。
ですので、子どもの指示待ち症候群を恐れるあなたは安心してください。手を離せば離したで入学後は勝手に伸びていきますよ。
なお、「勉強見てるとこっちが頭痛くなる。でも個別や家庭教師のカネはなし」って方、国語に関してのみなら「ブンブンどりむ」は多少ラクです。
内容のレベルに対し、絵が多くあなたの頭痛は避けられます。かつ大人が頭痛にならないっことは子どもの食いつきもいいってことです。6学年分の体験シートつき。
添削もあるしね。
Z会にも添削はありますが、親の手間はこっちの方が多い。特に中学受験コースはね。教材によって
※当ブログが本になりました!合格率20%でも全勝した体験記です。Kindle会員になればタダ。凹みメンタルに効きますよ↓