6年夏までの勉強をどう進めるか。
この時期の勉強が第一志望合格にかな〜り影響した気はするのですよ。
悔しいからドヤ顔でいいますとそれでも5連勝で2月1日フィニッシュ、2日からは小学校に登校してましたよ。
で、小六春から夏までの間ね。うちの場合、「苦手克服」と「過去問プレ対策」はのちのちに効きました。
「のちのち」というのは、すぐに効果は出ず、半年くらい経ってそれこそ受験直前期に爆発した感じだから。
小六夏までは起爆剤作り。
特に苦手は小六夏〜引っ張って9月ごろまでが山場。志望校がピンポイントで決まっているならば伸ばしたい分野強化もやはり、その時期が山場!
というわけで、わが子の例が参考になれば。
6年夏前の理社問題。第一志望はまだまだ遠い
冒頭でも触れましたが6年前期の合不合はまぁボロボロ。よく塾から志望校変えろと言われなかったなと今にしてありがたく思います。
偏差値60台の学校を目指していたのですが、だいたい20〜30%で推移してた。
その内訳はというと。
算数は偏差値60いくかどうか。社会は50前半台。
足を引っ張っていたのは得意なはずの国語でした。これはまぁ、日能研やサピックスではまぁまぁ取れていたので最終的に相性問題と判断することにしたわけですが。
一方、深刻だったのは理科です。
4年生からずっーとずっーと大の苦手、ついでにいえば第一志望の中学入ってもやはり苦手、というわけで理科はどこの模試であろうと、いつ受けようと常に安定の偏差値40台。
夏までに理科!そのために社会は捨てた
ともあれね。小六前半の急務はまず理科でした。
算数の勉強時間を減らすわけにはいかまい。国語もやはり合不合の結果が気になるので少しはやりたい。
というわけで、必然的に削られたのはうちでは社会でした。
6年夏までの優先度
算数>理科>国語・・・・・・・・・・・・・・>社会
小テスト対策のためにせいぜい1日10分。いやその10分すら理科に回す日もあった。
結果!社会の成績は急降下。6年夏前の模試では偏差値45くらいになってしまった!
でもね、もういいのです。
社会はね、暗記科目の特性上、直前でも間に合う。夏期講習で基礎基本をつめ込んで10月くらいから一気に加速する段取りでいた。
前提として社会に苦手意識がなかったこともある。「どんなに勉強しても、社会の偏差値50いかない!」とかなら対策の必要があるかもしれませんが、そうでないなら潔く捨ててしまって大丈夫。
捨てるのも重要なのが小六前半ですよ。いや、それは中学受験3年通して言えることなのかな。
特に社会は偏差値10や15のアップなんて珍しくない。
うちもなんだかんだ、秋以降はそこそこいい感じに成長しました。なので、ピンポイントで強化したい科目、分野があるなら社会を犠牲に!
理科はやってもやっても上がりませんでした
話を戻します。
理科の苦手克服講座です。
実際の勉強は他記事でたんまり書いてきたのでここでは省略しますが。
まさに。社会を捨てて理科に走ったにも関わらず、理科の成績はちぃっ〜とも上がりしませんでした。
夏前も夏の後も偏差値40台とか!!!!!!
理科にかけた膨大な勉強時間を算数に振り分けるべきだったのでは?とは思いましたよ。当然、思いました。
こちらもブログでさんざん書いてきましたが、うちの理科の苦手さときや尋常ではなく「6年夏前の勉強で急上昇!」なんて簡単なものではなかった。
けれど、そんな理科も6年10月にはなんとか50台半ばには到達できた。過去問は受験2週間前に合格者平均点を超えるようになった。
ギリギリギリギリすぎて怖いですけどやってなかったらさらにズレ込んだか、間に合わなかったか。
わが家の場合、どう考えても夏前に始めるしかなかったのです。
小6夏までに算数と国語はプレ過去問をスタート
読者としても算数が一番気になるところでしょう。
うちは過去問のプレ対策というのか。
算数は1行小問10年分解いていました
対策といっても算数の過去問分析は素人にはめちゃくちゃ難しい。
ならば、実践で解かせた方が早い。
第一志望の過去問を20年分以上入手して、古い方の10年分を問題集のように使いました。
過去問は神聖化されがちなので、ここでギョッ!とする方もいるかもしれません。ええ、ええ、塾に了承は得ていましたよ。
また、大問2以降は小六前期では難しすぎたので1行小問のみです。逆に小六前半の実力があれば過去問の1行小問は解ける。
過去問では「1行小問は絶対落とすな!」と言われますね。
正答率が高い部分なので一つでも間違えるとボーダーにいる子は特に危険。それを知っていたからこそ、時間配分の練習含め先んじて取り掛かりました。
小六春から国語も過去問解いてました
あとね、実は国語も10年以上前の過去問を何回か解いていた。志望校は国語の傾向がほぼ変わらなかったのでね。
麻布とか「親でも難解」みたいなものじゃなきゃね。
算数と違い、親が指導できないこともない。最初の数回は私も解いていました。ま、大変面倒ですが、やる気のあるお母さんはぜひ。
小学生にとって国語過去問の難点は長文すぎることです。初見ではまず時間内に終わらない。へたすりゃ一時間半くらいかかっちゃう子もいるのではないか。
志望校は大問2つあったので、大問1問ずつ分けて当初は35分以内、最終的には20分強でと制限時間を短くしつつトライしましたね。
このお陰かどうか、秋の過去問本格シーズンには国語の合格者平均点はあっさりクリアできるようになっていた。相変わらず合不合の国語は最悪でしたが。
小六夏前の過去問?塾によってはNGでも……
中学受験の「過去問ブランディング」的なね。うちの塾は幸いそうではなかったんですね。
新しい過去問5年分くらいの扱いは慎重にした方がいいですけど(直前期にやることなくなるから)それ以前のものとなると、各問題集にバンバン掲載されてたりするじゃないですか。
そんなにもったいぶらなくても……という気はする。
中学受験塾のスタンスはさまざまで「とにかく過去問第一!」という場合や日能研のように「総合力上げるが勝ち!」という場合もある。
合不合がボロボロだったうちは「ならば、とにかく過去問!」に走ったわけですが、作戦としては非常に良かった。
1月校含めそれで全勝に終わったので、第一志望の一極集中でも結果的に総合力も上がったのではないかと。
とはいえ、振り返ってみればの話で小六当時はもうカオスそのもの。
「ムダかもしんない」「いやムダでは?」と結果の伴わない成績に唖然とし、それでも試行錯誤を繰り返す。
結局、正しい努力なんてないかもしれない。何をやっても時間はかかるが、何をやっても道は通じるのかもしれない。
「何をすれば、どうすれば、ああ、いったい!」と焦燥しつつ、土着的な努力が束になって身を結ぶ日が来る!
いや、そんなものかもしれません。
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