こんにちは、ハンドレッドの友です。
今回の記事は「大手塾の違い&特徴」「ママ友経由の塾の一行情報」をまとめたものです。
取り上げるのは「サピックス」「早稲アカ」「日能研」「栄光ゼミナール」「市進学院」と首都圏の5大塾の口コミです。
そう、ネットで拾ってテキトーにまとめたものではないのです。わしのお友達界隈から聞いたリアルな情報ばかりです。公式発表ではないので変わっている可能性もある。ですが、自分でいうのも何ですが「こういうのが聞きたかった!」的まとめになっているはず。
あなたの塾選びの参考にして頂ければ。
※関西圏の方は浜学園もどうぞ↓

Contents
サピックスか早稲アカか?首都圏・中学受験5大塾比較【リアルママ友の口コミから】
お急ぎの方はさっさとスクロールして次の小見出しへ。
順に「サピックス」「日能研」「早稲アカ」「栄光ゼミナール」「市進学院」について触れていきます。そこまで急いでいない方はこのままどうぞ。
かつての私は大手進学塾がどれも同じに見えました。多くの母たちも、どう選んでよいのか迷い、近場で決めるか、知り合いママの話から決めるか、そんなところに落ち着くとは思いませんか?


進学塾に無知であったあの頃、『中学受験で子供と遊ぼう』(高橋秀樹、牧嶋博子著)を読みました。塾のタイプが紹介される箇所では「これこれ、欲しかったのはこれですよ!」そう思いましたでしょう。次の行を読むまでは・・・。
”ところで、ぼくは、これから具体的にどの塾がどのタイプに当たるか書こうと思ったのだが、あえて、それはやめることにした。なぜなら、それは自ら調べる方がよいと思ったからである。ぼくの塾選びの失敗は調査不足が原因だった。塾選びは子供のことをよく知る親の責任なのである。”
……おっしゃる通りの高橋先生。同書は繰り返し読んだため、受験後にはボロボロになっていました。それくらい気に入っていたわけですが、このくだりに関しては「高橋め!」「高橋め!」と感じていたことを白状しましょう。
今では「おっしゃる通り」と言えるまでに成長したわけですがね。
ともあれど。
公式ホームページに書かれた情報よりも保護者からの一行情報を聞きたかったあの頃。当時の自分のような母がいることと想像し、以下にまとめることにしたわけです。
なお、これら記述はその塾に通うママ友からの情報と、子が入塾体験をした際の感触、塾開催の模試を受けた時などの感触を箇条書きにしたもの。あくまで伝聞プラスαに過ぎません。でも、なかなか面白い情報が多いですよ。
【サピックス】最難関に強い分、ハード&ヘビーな中学受験になりやすい
●御三家はじめ最難関の合格率はぶっちぎりのサピックス。授業のスピード、家庭学習のハードさもぶっちぎり。
●クラス分けは毎月。クラス数は少ないところで3つくらいから大規模校だと15以上ある。
●クラスはαが最上位。その下にアルファベットクラスがあり、高い方から逆順。AからEまでクラスが存在する場合は、Aが一番下でEが一番上。たまに勘違いして「オレ、Aクラスなんだぜ!」と自慢するカワイイコも。クラスの人数は少なめ。
●「家庭学習」という名前の「宿題」が出る。「サピックスは宿題が出ないんだよね~」と言っていたカワイイ母もいたが、後に転塾。実際は、親の管理がもっとも必要な塾。難関合格率の高さは猛烈に教育熱心な母たちが集まりやすいせいでも。
●授業はすべてプリント。子どもが管理できる量ではないので、プリント整理が苦手な親は非常なストレスが予想される。
●4年、5年は塾弁が必要なし。ワーキングマザーには心惹かれる点。ただし、裏を返せばお弁当を取るような休み時間がないということ。休憩なしで3時間(※時間はおおよそ)ぶっ続けの中、教科の先生が入れ替わり立ち替わりでやってくる。
●けれど、他の塾よりも拘束時間は短い印象。
●休憩がないため、帰宅も他塾よりは早め。トイレは授業中に行ってよし。お腹が空き過ぎた男子生徒がトイレに角食を隠し置いていた(?)という実話あり。
●休み時間がないので他塾よりも友達は作りづらい雰囲気。
●自習室はない。
●一方、6年時のサピックスオープンは都内で唯一お弁当を持参する模試。午前スタートで夕方にテストが終了。
●サピックスの偏差値50は四谷大塚(=早稲アカ、日能研)の偏差値60といわれる。普通に賢い小学生が頑張っても頑張っても平均点を取れないこともままある。サピックスから他塾へうつる子は少なくはない。
●サピックス入塾希望なら断然4年スタートがおすすめ。
●6年になる間際に一クラス分くらい人数が減る(教室も過去にあった)。ハードさゆえに転塾は多いと思われる。
●歴史は二度繰り返す。比喩表現ではなく5年時に歴史をやるが現代史まで終わった後、また古代に戻り、最初からリフレインする。これは保護者にも好評。
●徹底したスパイラル方式。どこの塾でもやっていそうだけれどサピックスのそれは「これでもか!」「これでもか!」というほどに小テストで反復させるらしい。
●6年になると上位クラスは先生もピリピリ、点数が取れなくて怒られる子も。逆に下位クラスは和気あいあいとしたムードであることも。
●サピックスは「αクラスでないと意味がない」という書き込みもあるが、実際は下位クラスにも熱心な先生は多いらしい。なお、最下位クラスにいてもY偏差値にして50以上の学校に合格する子も(他塾ではほとんどありえない)。
●先生との個人面談は少なめ。
●中学受験鉄人会というサイトでサピックスのマンスリーテスト予想問題を無料で公開しています(ページ下部にメニューが並んでいるはず)。結構本格的で当時、羨ましかった。入塾後は役に立つはず。
※サピックスに通っていた子の中学受験体験記→のびちゃんパパ著こんなハズじゃなかった中学受験 (地球の歩き方Books)
間違いなくそうですね。
低学年の頃から先取りしてるような子が多い印象だったわな。なお、先取り教材は以下のブログでも触れています。



【日能研】復習テスト多し、じっくり、ゆっくりスタンスで底力を。幅広い受験層に対応
●1クラスの人数は多い。40人ほどになるところも。
●とにかくテストをこなす塾。カリテという復習テストが隔週末または毎週末あり、そのほかに公開テストもある。6年になると合格判定テスト、志望校選定テストなど入試を意識した模試がこれまたたくさんある。
●サピックスもそうだが、上位クラスと下位クラスとで使うテキストが異なったり、解く問題が違ったりする。このため、下位クラスから上位に上がることはなかなか難しいとも。
●成績順に席が決まる。
●宅配弁当屋さんと提携している校舎あり(塾弁に困らない)。
●自習室あり。
●授業はプリントではなく主にテキストで進む。
●通塾回数は学年ごとの授業日数+週末の復習テスト(カリテ)。その分、通塾回数は多くなる。
●一方、一回ごとの授業時間は他の塾より短めな印象。進度がゆっくりなこととも関係する?
●通塾する曜日はクラスによって異なる。
●模試は自宅での振り返りを配慮してテスト終了時に答案コピーがもらえる。
●模試後の成績発表も翌日と、大手でもっともスピーディ。模試にある子どもに向けたアドバイスは進研ゼミやZ会などの通信教材風で子どものやる気に火をつけやすい。
●進度はゆっくりめ。サピックス、予習シリーズを使う四谷大塚、早稲アカあたりは5年時に中学受験範囲がほぼ終了するが、日能研は6年夏前に終了。じっくり復習しつつカリキュラムが進む証だが最難関志望には不利になる場合もある。
●一方、5年スタートでもリズムを作りやすい塾。
●宿題はサピックスや早稲アカと比較するとやや少なめらしい。
●一般校から最難関まで子どもの層も幅広い
●入試直前の壮行会(保護者も出席)は卒業式並みに泣きが入るとの噂。
※日能研に通った子の中学受験体験記→



【早稲田アカデミー】受験はサービス産業!?保護者視点を取り入れた熱血塾
●とにかく先生が熱心。途中入塾の子や苦手単元のある子には数時間、数日間に渡り、個別や少人数の講習が入ることも(追加料金はなし)。
●中学受験界随一の体育系のため、合う、合わないが生じやすい。
●保護者の要望などは比較的相談しやすい。いい意味でサービス業に徹する精神が伺える。
●自習室あり。
●合不合などの四谷系の模試はもちろん、受験組以外の参加者の多い「全国統一小学生テスト」(新聞の広告によくある無料テストですね)も受けることになっている。時間のない6年にもなると、これに閉口する保護者も。
●組み分けテストなど4年5年でも中学校の校舎を使用する場合が多い。このため、受験本番の雰囲気を早いうちに噛み締められる利点あり。
●「算数・国語」と「理科・社会」でのレベル分け。四科総合の点数ではなく二科ずつの得点で振り分けられる。4、5年生は算数を中心にがんばりたい(理社は後回し)派には有難い塾となる。
●組み分けはあるものの、サピックスのように毎回、ハードな昇降戦があるわけではない。上下の変動は少なくクラスはできるだけ固定させたいスタンス。
●使用テキストは予習シリーズ、模試は合不合などの四谷大塚系。早稲アカ生は4年、5年から中学受験のスタンダードとともに歩むため、過去の合否データや受験情報の恩恵を受けやすい。自分のデータと比較しやすく、志望校(Y偏差値)との距離感もつかみやすい。
●宿題は多め。
●都立中高一貫コースあり。6年時に私立コースから移動する生徒も。
●中学受験鉄人会という家庭教師のサイトで組み分けテストの予想問題を公開しているようです。公開時期は限定していますが、無料。入塾後は役に立つはず。
※早稲アカに通った子の受験体験記→



【栄光ゼミナール】高偏差値を取りやすく、子もやる気を上げやすい塾
●授業でタブレットを用いる。これが楽しいという子も。
●サピや早稲アカと比べると高偏差値を取りやすい。このため、子のモチベーションは保ちやすい。反面、難関校狙いの場合、6年時、他塾とのギャップに苦労する子も。(※あくまで個人の話)
●夏期講習などのオプション授業は多く、塾の奨めるままに取ると4年生でもかなりの通塾日数となる。
●ソフト(優しい)な印象の先生が多い。
●自習室がある。
●都立中高一貫コースあり。


【市進学院】中学受験派でもゆったりめ、子どもと一緒に夕食をとれる塾
●なんといっても授業時間の終わりが早い。5年生までは子が夕食を家庭で取れるようなカリキュラム(そうした塾は多くはありません)。
●授業料は他塾よりも安め。
●小学生らしい生活は他塾よりも保ちやすい。一方、通常クラスの実績は他の大手と比べるとやや劣る。(※あくまで比較論。最難関に受かる子もいる)
※市進に通っていた子の受験体験記→
※通っていた塾の知人数の違いにより、情報量に大きく差がありますが、情報量が多い=推し塾という意味ではありません。
※もちろん、ここに書いてあること、書いていないことが全てではありません。
※情報の古いものもあります。仮に「そんな塾ではありませんよ」という方がいらっしゃいましたら、ご連絡いただけますと幸いです。
サピや早稲アカなど中学受験塾はいつから行く?上位クラスでスタートするには?
サピックスか早稲アカか日能研か、はたまた他の塾か?
同じように見えて、全然違うのです。通う前は合格実績にのみ捉われがちですが、その後の子どもの伸びにも影響するんで、いろいろリサーチした方がいいんですね。
中学受験塾、さていつから通うべきか?
巷でよく言われることを繰り返しますが、小4(つまり、小3の2月 ※塾は2月はじまりなので)がベストじゃないですかね。
うーむ。それは塾によりけり、親塾の精度次第かもしれませんが。



上記口コミでも触れましたが、一般的にサピックスみたいな進度の早い塾に5年から通うとなるとメチャクチャきついです。でも、日能研あたりだとサピよりは何とかなりそう。早稲アカは5年夏から入った子にも補習で地理を教えてくれてた。
なので、やはりこれまた事前の情報収集が肝心だったりする。



なお、わが子が通った塾も進度は早めでしたが、そのせいもあってかある意味、4年が一番成績的には微妙だったな。この辺りは先取りの有無も関係してくるかもしれんですが。



サピックスや早稲アカでスタートダッシュを切る問題集は?
関西の浜学園なんかは早めに入塾手続きをすると、上位クラスに入りやすい(その間に受けた一番良いテストでクラス分けする)制度もあるのですが都内はどうかな。
入塾対策というか低学年で地頭底上げする方法や教材については以下のブログで書いてます。






むむむ。無理やり凝縮すると計算と漢字とても大事、算数教材は玉井式


1年生の時にピグマのきらめきシリーズをさせたら全然できなくて、この子はひらめき系ではないと判断したので3年生から図形の極を11ヶ月間みっちりやった
今めちゃくちゃ楽なのでまだ時間的に余裕のある方には是非お薦めしたい— Kumi2025Y (@2025Kumi) November 6, 2022
わしもおすすめしたい玉井式
で、国語についてはドヤ顔でいうと序盤から一番上のクラスでしたが、それはブンブンどりむ
しかし、入塾間際で「そんなん、じっくりやってるヒマないわ」って向きには入塾テスト対策用の問題集で代用を。国語・算数と出ているのでクラス分け前にさらっとなぞるだけでも違う気がするわな。









