みなさん、こんにちは。ハンドレッドの友です。
推薦や帰国子女枠なら12月、千葉や埼玉入試は1月に、東京・神奈川入試でも2月2日や3日に第一志望が控えるご家庭もあると思いますが。
2月1日に第一志望を受ける子たちにとってはあと100日。毎年10月24日は本番100日前となります。
「合格のため、今、何をすべきなのか?」。その最優先事項を見ていきますよ。

一に過去問、二に過去問、それでもダメなら、さらば過去問
この時期の最優先事項。
いうまでもなく過去問です。過去問は入試まであと100日という時にこそ、真価を発揮するものです。
とはいえど、わが子がそうであったように「やっても、やっても、やっても取れない」事態に陥っているご家庭もあることでしょう。
だとしても「やり続けなさい」「解きなさい」言いたい私がいる一方、「だから、やってもやっても取れないんだって!」と、スマホ画面を睨むあなたの気持ちもわかるわけです。
1週間か10日間か、思い切って志望校の過去問から離れましょう。


過去問スケジュールが遅れている場合、あるいは塾が提出期限を設けている場合、たかが10日であっても勇気のいるものですがそこは思い切りましょう。
決めた間は志望校の過去問に一切触れないように。解き直しなどもやめ、完全に忘れましょう。
断っておきますが、2回や3回解いた程度なら荒療治はまだ早いです。離れるのは少なくとも5、6回分は解いた後にしてください。
また、過去問の章で何度か紹介していますがSS−1テラス
メアドと名前とパスワードのみ。コンテンツたっぷりなのでちょくちょくチェックすると良いサイトです。
SS−1テラス
6年秋の塾テキストは本命度高し!
で。その間に何をするか?
過去問分析により、子の苦手分野がわかっているなら入試レベルより一段下げた問題集をやればよし。
苦手はあやふや、過去問分析もあやふやという向きは、塾の授業をひたすら真面目にこなす。授業でやった問題の解き直しもやりましょう。
秋以降の塾といえば、志望校別特訓以外は二の次となり、消化試合となっているご家庭が多いはず。
けれど、6年秋というもの。親が真剣なら塾はもっと真剣です。入試までに塾で扱う問題は塾生命を掛けた選りすぐりのはず。


一方で多くの生徒は過去問に時間を取られ、塾テキストにまで気が回りません。ならば、過去問のはかどらない子がやるべきことは決まっています。ライバルとの差を少しでも相殺するわけです。
正直、これをやって上手くいく場合と、そう変わらない場合とがあります。
だからこその荒療治ですが、上手くいく場合はスルッと点数が上ったりします。
リスクを最小限に抑え、もしかしたらハイリターンになるかもしれない作戦です。
ママ友から聞いた話です。
過去問はかなりやり込んで対策もして、実力はついてきているはずなのに、どうしても取れない。
発狂した親が「もういい!やらんでいい!」と第一志望の過去問をしまい込んだ。
そうして、第二志望の過去問を何日かかけて解き、あとは、やることがあり過ぎるゆえ、逆にやることを思いつかず、塾の授業をしっかりと復習した。
で、10日ばかりが過ぎ、第一志望をこわごわ解いてみた。
すると初めて合格者平均を超えた!!


ワンクッション挟むことで、解けない過去問が急に解けるようになったのです。
なるほど、確かに。
同じテーマをずっーと、ずっーと考え続けたあげく「ユリイカ!!」となるよりも、そのテーマのことは忘れ、別のアクションを起こしている時に「ユリイカ!!」となるパターンは古今東西よく聞きます。
一見、無関係なもの同士が有機的につながるというのか、絡まっていたシナプスがつながるというのか。
こういう話は専門外なのであまり深くは詰めませんが、似たような経験はわが子も何度かあったような。
過去問絶望組は、試してみるのも一つの手。
少なくとも、子どもは「過去問が取れない憂うつ」と「辛気くさい顔した母」からその間だけは開放されるわけですからね。
※過去問が取れなくて、取れなくて……と絶望している母は以下のシリーズもどうぞ。



入試直前の親の勘は100%正しいのです
過去問同様、われわれ親を苦しめ続けるのは子どもの苦手科目です。
とはいえど、4年、5年、6年と足掛け苦手だったものが入試間近になったからといって、急に取れるようになることは「まれ」です。その意味で、他の親子も苦しんでいます。
よって、あまり不安になり過ぎないように。
あと100日と考えた時、苦手にばかり時間を掛けてもいられませんからね。
「いつまでダメ科目に付き合うか?」
これは人それぞれ違います。
一般的なパターンでいえば「10月までは苦手を徹底してやり込み」「11月からは得意科目のさらに強化する」あたりでしょうか。
うちも10月いっぱいで苦手な理科を見限りました。



もちろん、ここは距離感の見極めが大切なところです。
「もう少しでなんとかなりそう」、そう思うなら、本当にもう少しでなんとかなります。この時期の親の感覚は論理にも勝ります。


自信をもって11月も苦手科目を続けてください。
少なくともそれを聞く相手は私ではないですよ。
この時期の親の勘はえてして正しい。
そう言いたいわけです。
「志望校ではめったに出ない分野だけど、何故か気になる」→特訓しましょう。
「今まで興味がなかった学校だけど、何故か気になる」→説明会に行きましょう。
「去年も出た問題だけど、何故か気になる」→もう一度やりましょう。
ただし、
「落ちるような気がする」
これは気にしなくてよいでしょう。どれだけ成績がよくても、どれだけ強気であっても、親というもの、一度は過るものですからね。
必ずウカル。親が受かると信じること


わが子の受験の時は100日前の景気づけにこういうものを作りました。カウントダウンカレンダーですね。2月1日には「吉祥女子合格!」と出るのです。
何をおっしゃる、ハンドレッド!! ダメなわけがないのです。あなたの家の100日後だってこうですよ。


もちろん、前述の通り「ヤバいのでは……」と私だって何度思ったか知れません。
そういうイヤーな予感は無視するのです。
イヤーな予感が出てきた端から「いいや、受かる!」と宣言するのです。合格を信じられなくても信じるのです。信じると決めるのです。



模試の合格可能性がどんなに悪かろうと、それはデータに過ぎません。
過去にあったテストの数字より、生きて学ぶ子のパワーの方が強いに決まっています。
お子さんは受かるのです。今すぐこの場で決めてください。
合格まであと100日、その前に親が必ずやっておくべき最重要事項ですからね。











